日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

赤ちゃん、誕生

2007-04-23 14:19:58 | インポート

 娘が20日午後11時頃からお腹が痛いと言い出した。陣痛だとすると、明日の朝くらいにできるのかなと暢気に考えていた。夜中2時頃コウちゃんが泣き出した。かあさんは傍にいない。入浴をすませて病院の準備をしていたらしい。

 娘は痛そうで、どうやら朝までもちそうにない。私は早朝5時から仕事にとりかからなければいけないので、夫に付き添ってもらうことにした。かあさんがお出かけの準備をしているので、自分もついていくつもりだったコウちゃんは、40分くらい泣き叫んでいた。疲れてやっと眠ってくれたので、夫に電話すると「できた」という。病院に着いて1時間も経っていないはず、一刻の猶予もなかったのだ。夫は160キロ以上のスピードで飛ばしたらしいが、私がとろとろはしっていたのではあわや車の中で出産となっていたかもしれない。おりしも4月21日は私が娘を産んだ日、次男はかあさんと誕生日がいっしょになってしまった。めでたしめでたし。

 予定日は28日、19日の定期健診ではまだ1センチしか開いていないといわれたそうだ。ゴールデンウィークにかかると私が忙しくて困るから、いいかげんで出てきてもらいたいと思っていた。慌てたものの、ちょうどよかったともいえる。急に出てきたのは、コウちゃんのちょっとした怪我のせいだ。20日の夕方、大好きなブッブーに乗って斜面を走り降りる遊びをしていた。勢い余って前につんのめって、鼻と、鼻の下、唇を怪我した。傷は深くはなさそうだが、血がたくさん出たので医者にみてもらうかどうか考えてたが、行かずに様子をみることにした。このことで娘も赤ちゃんも動転し、慌てて出てきたんじゃないかな。コウちゃんの世話で下腹に力もかかったろうし。

 2週間前も、母の家の庭の泉水(水は抜いてある)にブッブーごと落ちて、岩で頭を打っている。大事はなかったものの、怪我なしにおおきくなることは不可能かと、この先不安を感じる。2度ともかあさんと一緒の時の事故である。正直なところ、私でなくて良かったと胸を撫で下ろしている。

 生まれたと聞いて、さてこれからどうやって仕事と子守を両立させていくか、と考えると、なかなか寝付かれなかった。託児所で9時から5時半までみてもらえるが、夕方は私が一番忙しい時間帯、じいじに早く帰ってもらって子守してもらうか、少々不安だが認知症の母にでもたのむか、かあさんの入院中なんとか切り抜けなければ。

100_1670 怪我が痛々しいコウちゃん、今は乾いて赤いかさぶたが派手ばでしい。


続、海岸寺

2007-04-19 23:16:29 | インポート

100_1576  登山口の砂防ダム。向かって左の細道を入っていく。

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ダム手前の虚空蔵寺

100_1574 この町の名は白方という。真夏に出るデラウェア、あの甘くて小さい種無しぶどうの産地である。このようなぶどう棚が斜面にたくさんつくられている。

 弥谷寺から山を越えるのは何も問題ない。道しるべに従って歩けばよい。峠を過ぎて下りになるとやや道は悪くなるが迷うことはない。砂防ダムまで下ったところから里道になるのでわかりにくい。でも方向さえ間違わなければ海岸寺に行き着くだろう。


番外、海岸寺

2007-04-18 13:17:26 | インポート

 かねてから調査したいと思っていた、弥谷寺から海岸寺への遍路道を歩く機会に、やっとめぐまれた。というのは、大阪からお出でになる数人のグループが、海岸寺から弥谷寺へ歩いて行きたいとおっしゃるので、道案内できるように、この機会に私も歩いておこうと思ったのだ。

 自宅から近いというのに、なかなか腰をあげなかった。大阪のお客様と海岸寺の方のお蔭で、自信をもって説明して差し上げられる情報を得ることができた。仕事がひとつかたづいてとても嬉しい。

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100_1579 左の写真は寺の正面 中央は正門  右は宿泊施設

 海岸寺は、結構交通量の多い、狭い道路沿いにある。宿泊施設もある。懐かしい響き、ユースホステルだ。10代のころ、会員になって、京都に旅行したとき、お寺のユースホステルにとまったことがあったなあ。ただ、こちらでは食事はできないそうだ。近くの喫茶店で食事をしたとおっしゃるお遍路さんがいた。

 山門は仁王さんでなく、おすもうさんが立っている。これはどういうわけかな?

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 納経所に座っておられる方に、祖谷寺への道をおそるおそる尋ねてみた。ちゃんと教えてくれるのかどうか、つっけんどんに返事されるのではないだろうか、とかちょっと心配だった。ところがこの方、とても親切で、地図までくださって、懇切丁寧に説明してくださった。山越えで弥谷寺へ行くことを遍路さんに勧めておられる。番外の辺鄙なところへは、たいがいのお寺では、「山道は危ないから行くな、車道を歩くように」といわれる。弥谷寺でも山越えでなく、山裾をまわるようにいわれる。私は山道を歩いていただきたいから、自分で歩いて確かめてきている。で、海岸寺の方の考えに感動したのである。やはり番外のお寺は静かでいいだけでなく、人も親切で人間味溢れている。私のあとから御参りにおい出た、2人連れ2組の4人の遍路さんに「団体のバスが来たら中断するけれど、それまで寺の縁起を説明してあげる」とおっしゃった。私も傍で少し聞かせていただいた。時間が急くのでそっとその場をはなれた。

100_1567  いただいた地図をみながら歩く。一番目に付く大きな建物は白方小学校だ。少し高いところにある。小学校を目指して歩く。すぐ傍を行くと遍路道の石の道しるべがある。ところどころこういったものがあるので確かめながら歩くとよい。

100_1569 30分ほど歩くと砂防ダムが見える。その手前に虚空蔵寺(こくぞうじ)という小さなお寺がある。砂防ダムの左手に細い道がついている。遍路道の案内もある。これを登っていくと峠に出る。台風で道がややわかりにくいところもあったが、テープなどの標しをつけてくれているから大丈夫。順調に弥谷寺までいけるはずだ。


当然、花よりダンゴ

2007-04-11 23:26:02 | インポート

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 コウちゃんが託児所に少し慣れてきたので、私も2時間ばかり自由時間をもらって、遊びに行くことにした。Yさんを誘って、いつもの場所に花見に出掛ける。例年なら母も一緒に連れて行くのだが、この日はデイサービスに行った。母が一緒だとまた時間がかかるから、留守でちょうどよかった。

 池に着いて、畔に咲くソメイヨシノを一望して、「満開やねえ、きれいやねえ」

 私達は視線を下に移し、キョロキョロと蕨を探す。もう花には目もくれない。本来なら、桜の下で、ゆっくり弁当でも食べて、蕨狩りに取り掛かるのだが、なにしろ私には時間がない。お昼は家ですませてきている。目的は蕨である。8日の日曜日は、天気は最高、桜の開花ぐあいも最高、どこの桜の下にもたくさんの人が集まっていた。ここにも、静かに花見をしたい人がきていたはず。蕨も先客さんに採られたあとかな、と思ったが、ラッキー、結構たくさん採れた。ただし、ここの蕨は二級品なのだ。10センチくらいの丈しかない。でも、2人とも大満足。初物だから。

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 それから、去年見つけた土筆のスポットへいった。民宿、青空屋のそばの畦である。たくさん持って帰ると、ハカマの整理に時間がかかって、睡眠時間にくいこむので、ほどほどにした。

 翌日、土筆は白和えに、蕨は翌々日、煮物にしてお客様にお出しした。

「昨日とって来ました」と説明すると、お客様が「予想通り!」とお笑いになった。あれ?私が山菜採りが好きなこと、ご存知だったかな。お客様方は皆さん山菜にお詳しく、山菜談義にはながさいた。

 これから次々と、山の方で、蕨やコシアブラがとれだす。里ではイタドリもたくさん採れる。また行けるといいが・・・。

 


桜はさいたけれど

2007-04-04 14:14:51 | インポート

 ソメイヨシノが、花見の客を誘うかのように華やかに咲いている。車をはしらせていると、アチコチにピンクのかたまりが目に付く。有名な桜の名所は、ボンボリを飾ったり、屋台が出たり、大勢の人で賑わう。普段は訪れる人もないような小さな公園や山すその神社が、存在を主張しているようだ。私の花見は、平日、田舎の池の周りに植えた桜を眺めて弁当を食べる。その下で、まだ出たばかりの小さな蕨を採るのも、花見の行事にふくまれている。今年はそれができるだろうか。孫がやってきてから、私の時間が全然ないのだ。心にも余裕がない。

 1ヶ月も日記をやすんでしまった。ロナウジが死んでから、どうも体が不調だった。ある日急に腰のあたりが痛くなって、1週間ぐらいおかしかった。前の日畑仕事を少しやったが、それが原因ともおもえない。片足ずつあげて、ズボンを穿く動作をするとピリッと痛む。これが、世の中高年を悩ませる腰痛なのだろうか。何か体の中に病気が隠れていなければいいが。腰痛のあと頭痛に悩まされた。市販の鎮痛剤を飲んで一晩寝たら治った。心が元気でないと体も狂ってしまうのだろうか。ストレスのせい?ストレスに強い鈍い人間だと思っていた。

 そして、2週間前からコウちゃんがやってきて、腰も頭も元気になった。元気なのかどうかわからないが、そんなこと気にしている暇ないのだ。

 そもそも、娘と孫は母の家に住んでもらうことになっていた。そのために風呂も改装した。娘達は母のところに3泊した。お昼を母と一緒に食べて2人は私の家に来ていた。すると母から電話がかかってきて「何の挨拶もなしに知らない人が泊まっている。布団も出したまま、散らかしている。あの人誰?、あんた知らんな?」という。ああ、またボケたな。それ以来、母の家に泊めてもらいづらい。娘も口やかましい母と暮らしたくないようだ。母の面倒をみてもらうつもりだったが、的がはずれた。母もコウちゃんのいたずらっ子ぶりに手をやいている。いらいらしているみたい。二人の面倒は家でみるしかない。娘に母の世話をたのもうと思っていたのに、的がはずれた。今は、昼間、何時間か母のところの庭で遊ぶのが日課になっている。

 

100_1584 大阪まで2人を迎えに行った。アンパンマンのグリーン車に乗ってご機嫌だ。

100_1589 車が大好き。すぐに運転席を占領しに来て、ハンドルを回したり、クラッチをゴトゴト動かしたり、クラクションをならしたり・・・。

いつも車のおもちゃをはなさない。寝るときも。女の子がマスコット人形を抱えているのと同じかな。私は男の子を育てたことがないが、いままでの体験とあまりに違うので、毎日緊張している。コウちゃんのいる生活にも少しは慣れたが、この先2ヶ月、無事やっていけるのか、心配だ。