日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

奥秩父、武甲山

2023-10-31 18:45:35 | 日記

 コロナで我慢していた旅行熱を取り返そうと言わんばかり、今週の連休の観光客は凄いことになりそうだ。コロナ前より多いような気がする。3日の予約が特に多い。しかしながら私は、「申し訳ありません。都合で休ませていただきます。」とお断りしている。週末、東京の娘夫婦が外出するので、私と孫娘が留守番することになっている。3日は、宿泊施設はどこも満室のようだ。うちに予約をくださった方々、泊まるところは見つかっただろうか。

   

 四国では毎日晴れ、空気が乾燥している。去年沢山とれた場所へキノコを探しに行くけれど、全くと言っていいほど、ない。ところが、奥秩父、武甲山へ登った時には、たくさん見つかって、嬉しかった。左はイグチ、中はオオイチョウタケ、右は? この間、ラジオ番組「山カフェ」で、キノコが話題だった。私有地の山も多いので採ってはいけないとか、東北のキノコには放射性物質が検出されているとか、野生のキノコは採らないようにとクギを刺していた。

 大菩薩嶺の翌日、妹は出勤、私は一人で武甲山へ行った。交通機関の乗り換えをしっかりと聞いて、奥多摩奥秩父のガイド本を持って、まずバスで清瀬へ行く。次に、電車で横瀬まで行く。途中一回乗り換え。都会に出てきたときには、乗り換え案内のアプリは使うけれど、もたもた時間がかかる。「この電車、〇〇駅で行き先が分かれます」なんてアナウンスがあるとたちまち不安になる。地名も位置関係もわからないのだから。隣に座っているハイキング姿の奥さんに訊く。「この電車、横瀬に行きますか?」同じような年恰好、山歩きの服装、知らない同士でも会話が弾む。土曜日とあって、電車の中は山登りの恰好をした人が多く、それぞれ目的の登山口の駅で、次々と降りていく。山が好きなんだなあ。休日にはどっと山に繰り出すんだ。

 横瀬まで乗っていたのは僅か。私のお仲間はいないのか。タクシーで登山口まで行くつもりなんだけれど、誰かと相乗りさせてもらえたらなあと甘い考えだった。駅前にはタクシーもコンビニもない。タクシーは電話で呼び、昼食は傍の食堂でおにぎりを二個買った。

 

 あまり人が少ないと道を迷わないかなあと心配したが、やがて路上駐車がずらりと現れ、登山口一の鳥居に到着。大勢山に入っている。私の登山開始が遅かったため、人に遇わなかっただけなのだった。

     

 途中の大きな杉の木。樹齢何百年? 頂上の広場には、あちこち陽だまりでランチをする登山客が。傍に武甲山御嶽神社がある。頂上は5分ほど登ったところ。遠くの山々が見えるけれど、どれがどれか、さっぱりわからない。石灰岩の採掘場を見たかったが、見下ろせる様なところはなかった。遠くから見ると、それが異様で、興味をそそられる。

 下りは浦口駅から電車に乗る。無人駅、しかも1時間に2本しかない。10人余り待っている。派手にペイントした電車に乗って「おはなばたけ」という駅で降り、徒歩10分、秩父駅へ行く。皆同じ方向へぞろぞろ歩いているので、安心して付いていく。帰りが遅くなりそうなので所沢まで特急に乗る。これがすごく快適、こっちの特急しおかぜよりずっと綺麗で、揺れない。

 関東にくると一度や二度は電車を乗り間違えるのだけど、この日はすべてうまくいき、自信満々である。よし、妹が仕事のときは電車で里山へ行こう。


大菩薩嶺

2023-10-26 21:12:05 | 日記

 先週末は、関東の山へ行った。初めの目的地谷川岳は、私の呼吸器不調と妹の肋骨骨折、天気の具合などで、変更せざるを得なかった。で、少し軽めを選択し、大菩薩嶺、武甲山、鬼怒沼を日帰りで行ってきた。3日間のうち、どこかで雨が降るだろうなあと思ったら、ラッキーなことに3日とも天気に恵まれた。天気予報もあまりあてにしない方がいい。

 埼玉新座の家を4時過ぎに出発した。一般的なルート、上日川峠から入り、大菩薩峠、大菩薩嶺と反時計回りに周回する。

  

 福ちゃん荘は、皇太子さま雅子さまが休憩された小屋である。お二人が登られた山ならば、充分整備されているだろうと安心した。峠までは舗装された道路だった。稜線はやはり風がきつく、病み上がりの私の肺が心配なので、ネックウオーマーで鼻と口を覆った。

   

 午前中は晴れるが午後からは雨という予報だし、交通ラッシュを避けるため早出してきた。しかし、天気は終始良かった。何度も立ち止まっては、富士山を眺め写真を撮る。私達も、よく見るあのお決まりの、大菩薩峠と富士山の写真を実体験するために来ている。ただし、大菩薩嶺は見晴らしが悪い。

  

 紅葉は始まったばかりだ。午前中に下りて、せっかくだから甲府のホウトウを昼食とする。

 帰りは東京の水源奥多摩湖を経由で、下道で帰ってきた。妹よ、お疲れでした。


高屋神社

2023-10-10 13:38:45 | 日記

 先週末日曜日は小雨だった。10月は祭りの季節、週末はどこかで祭りをしている。

 豊浜のちょうさ祭りは、賑やかで、このあたりでも有名だ。観光で泊まっていた外国人のお客様に、豊浜祭りを紹介したところ、ちょうさのかき手として参加したらしく、とても喜んでいた。法被まで着て。見ている外国人を引っ張り込むなんて、豊浜の人たち、しゃれたことをするなあと感心した。

 さて、私はというと、随分長い間、風邪の症状に悩まされている。今日で18日である。まだ痰と咳が残っている。

 喉の違和感から始まり、痰と咳で夜眠れなくなったので耳鼻科で薬を処方してもらった。すると、一日だけではあるが発熱。咳止めの薬を飲み続け、もう大丈夫と思いきや、また発熱。これはおかしい、こんなに風邪がこじれたことはない。すぐに内科のクリニックにいくと、レントゲンを撮り、気になる影があるから別の病院でCTを撮ってもらうように言われた。そして、今日その結果を聞きに行った。肺癌を心配していたが、不調の原因は肺炎だった。

 私の友人に肺癌の手術をした人がいる。タバコなど全く関係ない家庭だ。誰しも患う可能性がある。覚悟はしとかないとな。まず脳裏に浮かぶのは、仕事。それと、私が不在のときのネコの世話。次に、10月に予定している関東への山行。病気にかかるといろんなことが変更されるし、皆に迷惑をかけるが、まあ何とかなるのだろう。

    

 高屋神社への林道は、随分前から通行止めのままだ。人気の観光スポットなんだからさっさと直してよと言いたい。キノコ採りにラクに行きたいのよね。あれは、タイミング次第で全く変わる。現に、昨日行ってみるとぜんぜんない! 体調不良でナマっていた身体を鞭打つのには丁度いいけれど。

 天空の鳥居を見に行く人は殆どが若い人、山道で転びながらも頑張って登っていた。病気で臥せっていた間に、山は紅葉をむかえていた。うるしの葉が赤い。どんぐりもいっぱい。東北のクマさんに持って行ってあげたい。