日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

ハチ

2023-06-30 17:04:59 | 日記

 先週、母の一周忌の法事を終えた。参加者は家族、義理の姉と娘たち、お寺さんである。家で行うということで、せめて、お人の目に入るところだけでも、外も中も綺麗にしておかなければいけない。することが多すぎて、焦りながらも、何とか間に合わせた。庭の草が目立たない状態が、一週間くらいは保てるかな。気持ちいいのも一週間か。刈っても刈っても伸びてくる。

 落ち着いたら、ツツジやその他の木の剪定をしようと思っていた。ツツジは、花が終わったら刈り込まなくてはいけないらしい。この間から、ミツバチやアシナガバチに刺されて、この時期、樹木の傍で動き回るのは危険だなあと感じている。庭師さんは、いつも1月に剪定に来てくれていた。これが正解だな。冬ならば、蜂に関しては安心だ。

 

 玄関に置いてある机の物入れの中に、アシナガバチの巣がある。まだ6センチくらい、建設中である。私がよく通る場所なので、少し移動させてもらおうと、2メートルくらい動かせると、帰ってきたハチが家がわからないらしく、もとの場所を飛び回る。しかたなく、最初の場所においてやった。おとなしいハチだから、誤って刺激しない限り刺されないだろう。実は、これの3メートルくらい離れたところにも巣がある。ハチが餌を探して木の葉っぱに隠れている、そんなところに手を入れないように、くれぐれも気を付けなければいけない。

 去年は駆除した。このハチはツツジに付く幼虫を退治してくれるし、大人しいハチだから、今年は共生共存することしした。

 ミツバチはどうもなかったが、アシナガバチに手首を刺されたときは、手首少し下から肘まで、一週間ぱんぱんに腫れあがった。刺された瞬間の痛みは強かったが、その後は痛みより浮腫みの不快感と痒みが辛かった。10年以上も前のこと、スズメバチに頭を数か所と手を刺されたことがあるけれど、アシナガバチの毒のほうが強いと思った。

  

 先日、スモモの木にスズメバチを発見。きいろと黒の、大きくて恐ろしげな姿。木の割れたところで、ごそごそしている。巣の材料をあつめているのかなあ。私は動かないでじっとしていた。するとどこかに飛んで行った。それ以来、スモモを取るときは、木の割れたところを注意深く見て、彼が来ていないことを確認するようにした。知らずに触ろうものなら、攻撃されて大変なことになる。

 最近は、オキクさん、イラガの幼虫が1センチくらいに育っている。これも刺されたら痛い。夏の剪定は無理かなあ。

 NHKのプロフェッショナルという番組で養蜂家が取材されていた。この間ミツバチの分蜂の群れを目の当たりにしたばかりだったので、タイムリーで、とても興味深く面白く観た。養蜂家の男性がミツバチを家族以上に大事にし、可愛がっている姿に感動した。おこがましいけれど、理解できる気がした。蜂蜜を食べるときは、ミツバチを想うことにする。


ポツンと一軒家

2023-06-24 09:42:13 | 日記

 徳島県祖谷の松尾川温泉の奥、竜ヶ岳にはいると、いつも、水を汲んでいる香川県の人をみかける。愛媛や高知ではなく、香川である。香川県には美味しい水がないんだろうね。せっかくだから、山の帰りに、空いたペットボトル二本に汲んだ。水道水と飲み比べると確かに美味しいけれど、私はそれほどこだわってはいない。

 水汲みの方は、隣の三豊市から来ていた。互いに驚く。

 

 日比原を越えて坂瀬川林道にはいる。朽ちかけた家があり、かつて集落が存在していた。何か用事で来たのか、小屋の側に車が停めてあると、人気を感じて安心する。車が通れる限界で駐車、尾根にとりつく。目指すは前烏帽子。できれば烏帽子山まで行きたいが、体力気力時間と相談だ。烏帽子登山道に出る手前で急勾配の藪漕ぎになったが、短かったのでたすかった。けれども、ここまでで下る。

 このヤブ以外は、快適尾根歩き。しかし、自然林の中、下草がほとんどない、殺風景な景色だった。樹木は緑が綺麗だが、地面は茶色。鹿が食べたのかなあ。この日見た鹿、10頭を超える。

 植林は手入れができていて、太い素晴らしい杉の木がたくさんあった。宝の山なんだなと思った。

  

 山はあまり花はなく、アザミがこれからというところ。白も紅も、山シャクは終わっている。紅花種は、この山域に広くある。エゴノキが花盛り。右は白くぶら下がって咲く花、何かわからない。

 

 見下ろすとポツンと一軒家

 帰りにここを通ると、ご夫婦がいた。この家の出身で、今は香川東讃に住んでいるという。家の片づけにときどき来るらしい。車を停めて暫く立ち話をした。小学校のとき、先生と烏帽子に登ったとか、シカの駆除の話とか、いろいろ聞かせていただいた。シカは罠で捕るそうだ。利便性から、罠は道から離れては仕掛けていない。安心して山を歩いていい。

 この山奥にも昔は結構人がいたんだ。徳島の山道を走ると、こんなところに民家が、と驚くことはよくある。テレビに出られそうな家は沢山ある。

 出会った人から地域の話を聞け、楽しい一日だった。これも山登りの楽しみ。

 


家のまわり

2023-06-10 18:37:46 | 日記

 信号で停まっていたら、全開の窓から小さなスズメが飛び込んできた。ダッシュボードのあたりで、チョコチョコバタバタしている。脇に避けてそっと捕まえた。巣立ちしたばかりなんだ。兄妹なのか、電線にとまっているスズメもいる。空き地の草原においてやると、低く飛んで、庭木に隠れた。親らしい大きめのスズメもいる。たぶん家族に合流できるだろう。

 今の時期、ツバメ、カラスなどの、巣立ちしたばかりの子供が電線にとまっている。カラスなら3羽、ツバメは4羽か5羽くらい、羽づくろいしている。待っていると、親が飛んできて食べ物を与えている。一羽が貰うと、またじっと待っている。子供はひとまわり小さいし、尾羽が短いので区別がつく。こんなかわいい光景を見ていると全く飽きない。

  

 ツツジに群がっている子グモ。チョンとつついてやると、一斉に散らばり、すぐにまたかたまる。この子ら、秋に家の軒先やら、庭木に大きな巣を張って見苦しい。殺虫剤でもかけてやると簡単に駆除できるけれど、ほとんどはだれかの餌になって、生き残るのは僅かである。おいておこう。アシナガバチが飛んできた。クモの子を食べるのかどうか見ていたら、ハチは昆虫の幼虫を捕らえて食べていた。クモは好みではないらしい。

  

 今年もエンドウは豊作だった。あちこちに配った。うちでは、お客様のお膳の一品として活躍してくれた。

 エンドウが終わって、次はインゲンが生り始めた。初生り、天婦羅の皿の脇に添える。まだその程度の生りである。

 梅は、木の大きさ、花の咲き具合の割に、収穫量は少ない。5キロくらいかな。梅干しは何年来、蓄積されている。減らない。今年は、ほとんどを冷凍して、梅シロップにするつもりだ。

 そろそろスモモの季節。2週間、収穫と配達に忙しい。母の法事もある。外回りを綺麗にしたいけれど、草は抜いても抜いても生えてくるし。気持ちだけ、焦っている。

 

 


石鎚東陵

2023-06-08 11:21:42 | 日記

4日日曜日は石鎚山だった。なんと、前日に決めた。自由時間さえどうにかなれば、山へのフットワークは軽い。最近山友になったAさんから東陵について質問を受け、結局私も一緒にいくことになった。彼女は私より20歳近く若い。運転も達者で、私は助手席でラクチンだった。

 土小屋から登った。石鎚へはここからが一番早い。でも、車でのアクセスが大変なので、いつも西之川からだ。

 東陵基部から入ったものの、私達3人以外誰もいない。下ってきた若い男性に遇い、人の状況を訊くと、20人くらい登っているという。3人というのは、Aさん私、松山の男性だ。なんとなく一緒に歩きだした、旅は道連れというやつだ。70歳前後だろうか、大丈夫かなと少し心配したが、なんの、岩歩きはバランス良く、慣れている感じだった。

   

 かなり登ったところで団体さんに追いついた。ベースキャンプのパーティーだった。こんな岩場では、待たされるとかえって恐怖感が増す。むこうさん、気を遣って、先に行かせてくれた。すぐ上が、最期の難関、フィックスロープのない岩が立ちはだかる。

    

 頂上でAさんが「古川さん!」と叫ぶ。さっき、石鎚500回登っている人がいると話していた、正にその人物がそこに居た。なんという偶然。Aさんはインスタグラム得意で、沢山友達がいる。古川さんのことも、それでよく知っていた。「石鎚のレジェンド」は、二人の若い女性を連れて来ていた。服装も派手だったが、あたりに明るい空気をまき散らせて帰っていった。

 ラピュタ岩というのかな、この上に立って写真を撮るのだそうだ。崖に突き出ている。よくこんなことを考える。

 

 神社で軽くランチ、「あそこが石鎚三角点、水晶尾根からあそこに立ったことあるよ」と話していたら、隣にいた奥さんが「ここまで来たら、行ってこないと」と勧めた。Aさんに余力がありそうだったので行くことに。

 

 登山道を早く離れて尾根に向かってしまったので、藪漕ぎをすることになった。のちに三角点直下から登山道に道がついていることがわかった。Aさんにわるかったと反省。

 2年前、水晶尾根を這いあがったときのログを確かめておけばよかった。簡単と考えて油断したのがいけなかった。油断大敵、道迷いや事故は油断したときに起こる。緊張を解いてはいけない。

 帰り道、崖下のトラバース道から頂上をみて、迫力の凄さに改めて石鎚山の偉大さを感じた。

 観音寺に着いたのが7時半も過ぎていて、遅くなりついでに、大野原田野々のホタルを見に行く。何年ぶりだろう、ホタルを見たのは。最近の名所になっているのか、結構見物人がいた。飛び回るホタルの光、幻想的だった。水中で長い間過ごし、陸で暮らすのはほんの数日、ありったけの命の灯しているんだね。地球で進化してきた神秘的で不思議な生き物を思う。

 


山シャクヤク

2023-06-07 20:41:14 | 日記

   

 梅雨の晴れ間、時間が許せばササッとフットワーク軽く、山へ走らなければいけない。

 徳島の山シャクに会うためと、縦走路を繋げるために山に入った。この山域、結構紅花の山シャクヤクが見られるはずと狙いを付けていたが、日当たりのいい尾根に、すばらしく沢山自生していた。

 植林の暗い森の中、ひとりポツネンと咲いているシャクヤクもいる。

 尾根を歩いていてふと上を見ると、アレ?これはカラマツの植林では。広い範囲でカラマツがある。ヒノキの植林を歩いていたのにいつの間にかカラマツ林だ。秋に黄葉が綺麗だろうな。

 梅雨真っただ中、ラッキーな晴天の一日、平日だからか誰にも遇わなかった。鹿が二頭、目の前を走って逃げた。