日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

三つ足山、カガマシ山

2021-05-24 15:57:25 | 日記

   

昨日、 梅雨の晴れ間、四国山地トレイル、続き、三つ足山とカガマシ山へ。気温は高いけれど、湿度が低く、爽やかな初夏の風が吹き渡る。

 中川峠北の登山口の渡渉点がうまくいくか心配だった。やはり、川は水量多く、流れが急、失敗して濡れるのは嫌なので、渡らず、しばらく左岸を歩き、尾根に向かって登って行った。道なき道を登るのは時間がかかる。1時間半でワサビ棚に着いた。

 尾根に這いあがったところで、モノレールがあった。なるほど、登山口の、人を運ぶ車は、尾根を通ってここに来るのか!

 いつも登山口に停まっている荷台。帰りはモノレールに頼って下ろう、安全に登山口に着くはずだ。

 尾根からカガマシ山を眺める。ずいぶん遠いな。標高1342メートル、立っている地点より低い。つまり復路は決して楽ではなく、時間も同じくらいかかるということだ。ランチをゆっくりとる余裕はない。

 終了間近なら、ジャポンと落ちてもいいかと思い、モノレールはやめて、帰りは一般の登山道を下る。最悪、靴を脱いで渡ればよい。ゴール手前、ゴーゴーと流れる沢を前にして、H子さんは靴を脱いで渡り、Tさんは浅瀬に少しパシャッと入ったけれど成功、私も行けそうな感じがして、拾った杉の枝を支えに、ピョンと飛んで成功。

 行動時間9時間、13キロメートルの歩行、3万歩を超えた。登山道は、うっすらと道は確認できるが、広い尾根になるとわかりにくいので注意が必要。ヤブは、ほぼ、ない。下り、2度違う尾根に入り込んで、ヒヤッとする。すぐに気が付いてよかったものの、下りの注意点である。スマホに感謝。

 

 

 


雨の日のお遍路さん

2021-05-22 17:13:55 | 日記

 

 昨日朝、チェックアウトのお遍路さん。前日は一日中雨の中、雲辺寺を越えていらっしゃった。昨日は次第に天気は快方に向かい、夕方は夕焼けだった。今日は午後も過ぎて、青空が見えだした。明日も晴れ、梅雨もいっとき、お休みだ。

 3人さんは、民宿岡田さんからそっくり、うちに来られた。この頃お客様は、週に一度あるかないかの状態、3人様は私の中では満員って感じ。食堂は、パーテイションなど必要なかろうと、備えはしなかった。3人様は、個々でお遍路をはじめたけれど、今は一緒に行動しているらしい。ひとつのグループとみなして、コロナ感染は大丈夫と思っている。テーブル二つに3人、なるべく離れて食事してもらった。

 女性は、常連のお遍路さん大中さんのご紹介。初めてのお遍路なので、大中さんにいろいろアドバイスいただいて感謝しておられた。ベテランさんにお会いする機会があったら、分からないことなんでも教えていただくと、安心して歩ける。

 私に、「大窪寺への山道は大丈夫か」との質問があり、「女体山の手前、少し岩場がありますが、距離は短いです。鎖などしっかり設置されているから、手を離さなければ絶対落ちない。でも、雨の日はやめたほうがいいかもしれない」と申し上げた。いつぞや、山の遍路道について、「大丈夫、いけます」といとも簡単そうに答えたことがあって、「あなたは山登りをするからそんなに簡単にいうけれど、皆が皆、山に慣れているわけではないんですよ」と叱られた。どの道を選ぶかは、体力、力量、好みである。この3人様はとても元気、晴れならば岩を登ってほしいなあ。女性は特に元気、体格がよく、明るい性格。お酒を好み、食欲旺盛。周りを元気にさせる。仲良く3人で結願してください。


巣から落ちたカラスのヒナ

2021-05-20 22:41:12 | 日記

 今日は一日中雨、お遍路さんの靴もびしょ濡れ。カッパを干したり靴に新聞紙を詰め込んだり、雨の日は宿に入ってから忙しいとおっしゃる。宿の私も、お手伝いに忙しい。

 今夜から明日にかけて、大雨かもしれない。私がとても心配なのは、カラスのヒナのことだ。

 一昨日の午後から昨日まで、一日半、ずっと見ていた。このカラスは、実家の塀のそばの神様の、大きな欅の木にこしらえた巣から落ちたのだ。この子、羽根をパタパタやっても、1メートルくらいしか平行移動できない。チョコチョコ歩き回るだけだ。いちばん、猫に襲われる危険性が高い。なので、うちの猫は一昨日から外出禁止。カラスがある程度の高さの木に飛び上がれようになるまで、少しの辛抱だ。

 ヒナを捕まえて保護し、育ててみようかと考えたが、親鳥がずっと見張っていて、私がヒナに近づこうものなら、ガアーガアーうるさく叫びながら、低く飛び回る。これには耐えられない。親が餌を食べさせに降りてくるのがわかったので、そっと見守ることにした。きっと親がうまく育てるだろう。種蒔きしたいけれど、しばらく畑に近寄れないのがつらい。

 昨日夕方、遠慮しながら離れて草取りをしていたら、突然親鳥たちが、ガアーガアーと威嚇する声が聞こえた。急いで駆けつけるとやはり猫、隣の家のサクラちゃんだった。外で畑仕事していたお隣さんに、訳を話して、「少しの間、猫を外にださないでください」とお願いした。お隣さんも、「可哀そうに」とカラスに同情してくれた。サクラちゃんはカラスを襲ってはいなかったようだ。捜してみると、子ガラスはハナミズキの枝に止まっていた。50センチの高さ、これではまだまだ身を護れない。

 昨日はそんな事件があったけれど、なんとか無事に見えた。でも、今朝から見えないのだ。捜したいけれど、親ガラスがうるさくて畑に出られない。雨は降り続くし、もし弱っていたら助けてやりたいのだけど。

  

 あちこち歩き回るヒナ、鳩くらいの大きさだ。

 

 親がそばで見張っている。


四国山地トレイル

2021-05-15 20:21:54 | 日記

 今日四国が梅雨入りしたと報道された。観測史上最も早い梅雨入りらしい。まだ5月も半ばではないか。普通、6月初めから一か月間続き、7月10日過ぎ最後の大雨がきて明ける、というイメージだ。今年の梅雨は早く終わるのか、長引くのか。台風はどうなるのか。不安な梅雨入りである。

 1週間前、四国山地トレイルの一部、兵庫山から玉取山まで歩いた。取りつきは、下猿田、天堤山からはいった。

  

 兵庫山までは2時間、途中アケボノツツジが満開、山頂点前でシロヤシオが咲いていた。3月、うっすら雪が残る時期に、ここまで偵察に来た。今は、若葉が初々しい森となっている。

 

 二つの山の中間のピークは岩山だ。けれども、このごろ人気の登山道なのだろう、印も踏み跡もはっきりしていて、全く問題ない。愛媛と高知の県境を標す杭を頼りに歩けば間違いない。上の写真のような、大岩が真っ二つに割れたような隙間を通る。白骨林のような尾根もある。

 左に赤星を見ながら、快適尾根歩き。アケボノもそこここに満開。

 いったん鞍部に下って、玉取山へ最後のきつい登り。ゆっくり歩いても、いつかは着く。ここから白髪トンネルまでラクチン尾根歩き。デポしておいた車に乗り込んで、天堤山に駐車したもう一台のところに。

 兵庫山から玉取山まで2時間と少し、思ったよりスムースに歩けたのは、分かりやすい登山道ができていたのと、笹薮がなかったからだ。四国山地トレイルには、笹薮に悩まされる箇所もあるらしい。笹のトンネルを這って進むとか。

 それから二日後、気になっていた法皇山脈のクマガイソウの様子を見に行った。豊受山への一番楽なルート、南から登る。何年も前の記憶を頼りに、林道を走らせる。

 おお、標識があった。 

 植林を抜けると、日当たりのいい伐採地はタラの林。でも背が高い。採るには道具が要る。

 

 自然林を登っていくと、急斜面にヤマシャクヤクの群生。でも花はすべておしまい。そのかわり、エビネ、見っけ。花が6本。

 

 目的の、クマガイソウ、花が咲いているとばかりおもっていたのに。株が8個あるだけ。おかしいなあ、今の時期、咲いているはずなのになあ。クマガイソウじゃないのかなあ? また出直すか。

 

 

 

 


麦秋、そのあと田植え

2021-05-12 19:18:33 | 日記

今の農村風景、麦秋。そろそろ麦刈りが始まった。機械でやるから速い。このあと、水が張られ、田植えになる。今週は梅雨のはしりだとか、グズグズした天気が続く。春が一週間早く来たから、梅雨もその分、前倒しだろうか。今年の夏が恐ろしい。

 今日から雨が降るということで、買っておいたインゲンの種を蒔いた。午前中は種蒔きや草取りなどに精を出した。一昨日から膝が少し異常状態なので、無理をせず養生しなくてはいけないと思いつつ、草抜きを始めたらつい頑張ってしまう。4年前の膝の痛みを思い出すと、もう二度とあのような辛い目は嫌だ。あの時、正座ができるようになるまで半年かかった。ずっと治らないのかと絶望も感じたけれど、痛みを我慢しながら運動を続けていると、医者にもいかず、治療もしなかったのに、自然に、ほとんど前の状態に戻った。先日のラジオでも言ってた。運動は慢性の痛みの最良の薬であると。痛いからといって動かさないのはいけないのだ。膝、腰、肩、次々と痛くなって辛い思いをしたけれど、じっとしているのがかえってストレスの私は、医者にはいかず、運動をしながら回復した。この放送は、ウンウンその通り、と頷きながら聞いていたのである。

 

 庭にシャクヤクが咲いた。淡いピンクの花びらとほのかな香りがとても上品。立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花、美人を形容する言葉。牡丹は華やかだけど、芍薬は清楚な美人だなあ。見とれてしまう。