日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

閑かな雲辺寺、岩にしみいる蝉の声

2023-07-28 10:41:27 | 日記

 梅雨が明けると猛暑が続く。連日熱中症アラートが発せられている。けれども、僅かではあるが、歩きのお遍路さんはいる。一番過酷な季節である。

      

 久しぶりに雲辺寺でトレーニング。那須岳にいくことになっているからだ。

 登山口6時半、真夏は涼しいうちに登り始めたい。セミもウオーミングアップか、ジジーと短く鳴いている。稜線近くではカナカナというヒグラシが、何となくもの悲しく、やさしい声で鳴く。耳鳴りに似たニイニイゼミ、うるさいクマゼミ、暑苦しいアブラゼミ、夏の終わりを告げるツクツクボウシ、私が知っているのはこの程度。

 標高900メートルではアジサイはまだきれいだ。

   

 こんなところにキツリフネがあったんだ。

 境内で、岐阜から来ていたお遍路さんに出遭った。すらりとした山ガールである。山の話などしながら一緒に下ると、いつもなら飽き飽きするこの道も、いつの間にか登山口に着いていた。大興寺まで車でお送りした。真夏にお遍路する方は、身体も心も強いね。火曜日に遇ったから明日は結願だろうか。

 


ノミ

2023-07-23 10:55:09 | 日記

 先月終わりごろのことである。

 ふと足元を見ると、黒いゴマ粒のようなものがパンツの裾やスリッパにいくつも付いている。別宅のネコ部屋にノミが湧いてしまったんだ! 10年以上前、やはりネコ部屋から大量に発生し、他の部屋まで移って駆除がたいへんだったのを思い出す。

 またか!とぞっとした。掃除をさぼったのがたたった。ネコを別の部屋に移して、バルサンやらアースの製品を使って退治にかかった。すぐにいなくなると思っていたら、なかなかしぶとい。殺虫剤は、結局10個くらい使った。2週間以上ノミと戦っているが、まだ生き残っている。私は神経質になっていて、絶えず足元をじっと見つめている。黒いのが動いているとすぐにガムテープでくっつけて捨てる。別宅の、ネコ部屋はもちろん、私室、キッチン、座敷、玄関、私が歩くとき、すべて丹念に足元をチェックする。ネコ立ち入り禁止の部屋もノミがいるのは、私に付いて移動するからだ。

 ネコのほうは、ドラッグストアで駆除剤を買ってきて塗布したけれど、効かないようなので、病院へ連れて行った。獣医さんが言うには、アレは効かないのだそうだ。値段もドラグストアのとは全く違う。獣医さんにもらったのをつけると、ネコは痒そうに身体を掻き、白い布の上に黒い粒がポロポロ落ちていた。恐ろしいくらい、よく効く。

 

 ネコ部屋から私の部屋に移したネコは、暑さにグッタリ。タイミング悪く、部屋のエアコンが壊れたのである。

 今は大丈夫、エアコンの効くネコ部屋のノミはほぼ退治できたので、ドアを開け、この一台で3部屋冷やしている。

 ノミ騒動のおかげで、暑い盛りの大掃除ができた。

 友人宅のオリーブの木に付いていた、黄緑のきれいで巨大な幼虫。綺麗な蝶々になってひらひら飛んでいくのかなと思ったら、これの名前は「オリーブスズメガ」、オリーブの害虫である。その色は、見事にオリーブに溶け込んでいる。プヨプヨして毛がないので触ってみたくなるが、勇気はない。成虫は蛾であるからには、美しいとは言えない。


五ノ丸山

2023-07-04 08:58:02 | 日記

 山友の紹介、お薦めで、徳島県池田町の五ノ丸山に登ってみた。友人の話では、池田町やハイキングクラブの方々が、歴史あるこの旧道を整備しているので、道はきれいであるということだった。

 先ず、地理院の地図で登山口の見当をつけ、GPSで探す。池田の街の中に入り込み、行き止まり。火葬場を目指して走ると、大きな看板あり。この図のように、案内の立て札も立ててあった。昔、池田と山の集落を結ぶ重要な道だったんだ。讃岐の農作業を助ける借耕牛も通ったとか。讃岐までは、もうひと山、阿讃山脈を越えなくてはいけない。

 

 蒸し暑い梅雨の晴れ間、湿度は100パーセントに近いんじゃなかろうか。汗が滝のように流れる。沢沿いの石は滑ってとても危ない。転んで骨でも痛めたら大変。

 小さなカニが出てきた。赤いのやら、白いのやら、ごく小さい子供のカニも。これは、サワガニというのだろうか。かなり昔、料理屋さんで「サワガニのから揚げ」という一皿を食べたことがあった。暫く噛んでも砕いた甲羅が口に残り、身より殻を食べてる感じだった。昔は、山に住む人々の大事な食糧だったのかな。

  

 道の真ん中で座っているヒキガエルを、危うく踏みつけそうになった。全く動かないので、傍で充分見せてもらった。15センチくらいの巨体、イボイボがグロテスクで、触る勇気はない。俊敏な動きはしそうにない。待ち構えて、通りかかった獲物をペロリと舐めとるのだろうか。ヒキガエルは、頬から毒を出すらしい。これを食べる者はいない。だから、こんな風にじっとしてても、誰かに襲われることはないのだろう。

 頂上は見通しが悪い。送電線巡視路があるので、帰りはそれを下ることにした。徳島の山の中は集落が点在しているので、山道はいろいろありそうだ。はっきりはしていないだろうが。ウロウロ歩いてみるのも面白そうだ。