日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

庭で過ごす時間は最高

2024-06-30 18:41:04 | 日記

 毎日雨、梅雨真っ只中。気温はそう高くないが、湿度計がHIとなっている。90パーセントを超えるとこのような表示になるのだろうか。

 ネジバナは芝生がすきなんだ。別宅の荒れた芝のなかで増えている。ネジバナの花芽が伸びだすと、芝刈りができない。

  

 湿気で、キノコも生えた。コムラサキシメジと思われる。毒キノコではないようなので食べてみるかな。

 

 別宅の庭には、ムカデが結構いる。よく植木鉢の下に潜んでいる。この間は台所で、猫たちが興味津々、恐る恐るつついていた。刺されでもしたら、猫だって顔が腫れる。私がたたいて殺した。ムカデ、ゴキブリ、ナメクジ、オキクムシには可哀そうだが、現れたら最後、死んでもらう。

 いま私の畑の野菜はコレ、インゲン豆である。ナス、カボチャ、オクラ、うまくできたためしがない。幼稚園の子さえ上手に生らせるミニトマトも。インゲン豆とイタリアンパセリ、勝手に生えた青じそ、それと、香りからして荏胡麻と思われるシソ科の植物、が現在収穫できる野菜である。

 五嶋さんのお泊り、法事、発表会が終わった次の週は、ジャングルのようになった屋敷の草取りにほとんどの時間を費やした。いろいろなことを考えながら手を動かしていると、いつの間にか畑がきれいになっている。私の好きな時間だ。

 


超一流バイオリニスト、五嶋みどりさん

2024-06-26 09:48:39 | 日記

 パソコンを変えると、慣れるまでひと苦労だ。写真の準備をして、書き始めるのに、2時間かかった。兎に角、とろくさい。その間、二胡の動画を見たりして、遊んではいたけれど。

 

 発表会の時の写真が届いたので、先生のだけアップする。美しくドレスアップした生徒さんたちの集合写真も載せたいけれど、今どきは人の顔を出すのはNGか。

 右の写真は、打ち上げの、アイレックスホールに隣接するレストランでの食事の一部。コース料理の前菜。あとがないのは、食べるのに集中したので撮り忘れた。

 

 さて、先週のお客様、五嶋みどりさんのことを書かなくてはいけない。

 始めに、6月19日5名、空きがあるかどうか、問い合わせが外国ナンバーの電話で来たのが2月である。お遍路のグループだろうと思った。部屋の種類、料金など、メールでやり取りしたほうが確かなので、ホームページのお問合せからメールをくださいとお願いした。すると、部屋は和室か洋室か、禁煙であるか、ベジタリアン対応の食事ができるか、などの質問がきた。五嶋みどりとサインがあったので、「バイオリニストの五嶋みどりさんと同じ名前ですね」と書いたら、「仰る通り」と。そして、香川に来る理由、ご自身の活動を詳しく説明してくだった。信じられない! 私は、うちが遍路宿であること、宿代4100円であること、風呂トイレは共同であることをきちんと説明してある。あの国際的音楽家がどうしてうちに予約してくるのだろうか。一瞬、詐欺かいたずらか、と思った。が、30年以上もNPOミュージックシェアリングという社会貢献活動をしていること、今回の訪問は香川が最後であること、訪問先は支援学校や病院であること、など丁寧なメールをいただき、これは間違いない、大変なことになったと、当日に向けて準備をしたのである。

 この大きな家の大掃除をしなくてはいけない。掃除については、早めにやること、間際にやることを書き出す。献立を決めて買い出しの食材を書き出す。寝具は、ちょうど梅雨のころ、掛布団の厚みは? 

 大掃除をしていると、ベッドの下からデジカメが出てきた。このベッドは重くて、普段は動かさない。床との隙間も5センチほどで、掃除機の吸い口は入らない。床に頭をつけて覗くこともない。こんな隙間に物が入り込むことはないと思っていた。丸いものがコロコロと転がり込むことはあるかな。床に落ちたデジカメが、何かの拍子に滑り込んだか。

 持ち主について、思い当たるふしがある。何日も前、お客様がチェックアウトして10分くらい後、デジカメを忘れたといって戻ってきた。部屋へ見に行ったがそれはなかった。「ザックの中から見つかるんじゃないですか?」で終わった。つまりその方のカメラだ。あー、申し訳ないことをした。ベッドの下など、考えもしなかった。

 その方のお泊りがいつだったか、思い出せない。宿帳を見ながら、このあたりかなと、電話してみるが、6人はずれ。失礼ながら、娘にデジカメの記録をみてもらって、うちにお泊りの日付がわかり、お送りすることができた。季節はずれの大掃除のおかげでカメラを発見、怪我の功名。

 

 客室の障子が破れているのが、何か月も前から気になっていたが、五嶋さんのお陰で張替えに取り掛かることができた。小さな建具なので、張りやすかった。しかし、ロビーの障子は桜の継ぎあてでお茶を濁すことにする。これは、ネコが爪を立てて搔きあがった跡だ。大きな穴だけ桜で塞いだが、小さな敗れは何か所もある。

 五嶋さんたちは、高松空港から車で午後8時40分頃到着された。バイオリンのエレノアさん、ビオラの笠井さん、チェロのアレハンドロさん、コーディネーターの天野さん(女子学生)、総勢5人の若手である。うちには客室は6室ある。バストイレ付きの部屋が一部屋ありますよとお知らせしたけれども、五嶋さんは4100円の普通の部屋を5室予約された。私は、五嶋さんにはこの特別室に入っていただく心づもりであった。五嶋さんは、笠井さんにスイートルームに入ってもらい、ご自分は3階の部屋をとった。

 「五嶋さんがスイートルームに入ればよろしいのに」というと

 「いいんです、私は慣れていますから」

 ウーン、慣れている? この間はラオスかどこかで演奏したはず、今回のツアーのあとは、年末にバングラデシュの予定だ。厳しい旅には慣れているってことかなあ。

 夕食が終わったのは10時も過ぎていたろうか、五嶋さんは、ロビーの椅子に座ってPCに向かって何か話している。バイオリンの音がPCから聞こえる。レッスンしていたのだ。彼女に習うと、ワンレッスンいくらするのかしら?

 この日、皆が寝静まったあと、午前1時まで仕事をしていたそうだ。朝食は7時半、五嶋さんと天野さんは30分体操をしたとかで、息を切らせて食堂に現れた。タフ!

 驚いたのは、夜中の仕事が終わって部屋に戻るとき、廊下の電灯を全て消してくれていたこと。こんなお客さん初めてだ。「スイッチを探すの大変だったでしょう?」「トライしました」だって。

 皆さんの会話は英語なので、なにを話しているのか全くわからないが、五嶋さんは、カルテットを組む若い人たちの、国籍、育った環境、常識感覚、全く違うので纏めるのが大変であるとメールの中で言っていた。食事中の様子、雰囲気を見ていて、気を遣っておいでなんだなあと何となくわかる気がした。

 お会いしてから、なぜうちに予約されたか聞こうと思っていた。何軒か問い合わせしたけれども、部屋がとれなかったとか。それで私のところに回ってきたらしい。ご縁だった。それと、NPOミュージックシェアリングから宿泊費がでるわけだから、そう高いところには泊まらないそうだ。私は、普通のお客さんと同じような家庭料理を出した。ベジタリアンではあるけれどビーガンではないので、むずかしくない。うちでは、もともと肉はあまり使わない。皆さん、私の作るごはんをほぼ完食してくれた。2週間のツアー、ホテル宿泊がほとんどで、日本式の宿は2軒だったとか。日本の家庭料理を楽しんでくださったと思う。そして、あるメンバーは、今までで一番眠れたといってくださった。私の疲れも吹っ飛ぶようだ。

 五嶋みどりさんといえば、超一流だ。一流の人は謙虚だ。大リーグの大谷も。態度、物腰、普通の人と何ら変わりない。予約を受けてから4か月、緊張とストレスだったが、五嶋さんのオーラを感じられて最高だった。

 写真撮影はNG、残念。20日には西部養護学校と、五色台の心の病院へ演奏に行かれた。養護学校へは、RSK放送が取材を許されたのか、ニュースが動画で上がっている。

 

 

 


二胡発表会

2024-06-24 19:01:03 | 日記

 いかにも梅雨の空模様だ。湿度84パーセント、室内温度は25度、さほど高くない。

 しばらくブログをお休みした。パソコンが壊れた事、大事な予定がいくつかあった事、が空白の理由である。何が忙しかったか。先週は19日にバイオリニストの五嶋みどりさんが泊まられ、22日に母の三回忌、23日に二胡のグループの発表会があった。今日は、やっとブログをアップしようという気持ちになった。

 発表会が終わればゆっくり眠れると思っていたが、そうはいかない。うまくいかなかったという悔しい気持ち、選んだ曲が難しすぎたか、練習が足りなかったか、反省の気持ちなどで、今朝、3時に目が覚めた。明るくなるのを待って、雨も上がったことだし、10時ごろまで草抜きをした。気温もそう高くなく、地面が湿っていて、草取りに適していた。私は、考え事をしながら草取りをするのが好きだ。

 私たちのコンサートは、一人一曲、ソロで弾かなくてはいけない。曲を選んで1年あまり練習したけれど、選曲を誤ったか、練習が足りなかったか、リハーサルで、暗譜していたはずの楽譜が頭の中で真っ白になった。ここまで緊張するとは思わなかった。練習が足りなくて、自信がなかったということだろうか。手前2週間は、弾けば弾くほど指がもつれてきた。焦っていたんだね。

 とりあえず、おおきなイベントが終わって、皆さん安堵していることだろう。人前で弾くことなど滅多にない、奥様達の趣味の会である。会心の仕上がりとは言えないとしても、これから取り組む課題に気が付いたならば、上出来である。