日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

秋の山へ

2006-09-29 17:18:32 | インポート

100_1061 100_1060  9月29日、次の日曜日の定例山行の下調べに行った。私がリーダーに当たっていたが、仕事がはいって行けなくなったので、当日迷わずスムースに登れるように道を確認する。

 目的地は徳島県の牛の背、今回は亀尻峠から登る。取り付きやら行程については、アウトドアショップ、クロスポイントからリンクできる、エントツ山さんのホームページを参考にさせていただいた。GPSを使っての軌跡が記された地図と、山道の特徴の詳細な説明と写真、たいへん役に立った。

 西山林道からの取り付きも分かりやすかった。プリントアウトしてきた資料とつきあわせて、ああこの写真はここだ、と言う具合に。

 車を停めて歩き始めると、鹿が前方の斜面を走り下りた。今日は、はやくも動物に出遭った。帰りもほぼおなじ場所で鹿が林道を横切って駆け上がっていくのが見えた。黒っぽい毛色をしていたので、一瞬、熊か! と思ってドキッとした。山のなかでは、リスと、あと黒い毛をした小さな動物をみかけた。一人で歩いていると結構山の住人達に出遭う。大勢でおしゃべりしながら歩くと、周囲にたいする注意が散漫になる。おもしろいものがあったとしても気がつかないし、動物達はさっさと姿を隠してしまうだろう。運がよければ先頭の人のみ、みることができる。蛇やらハチと遭遇したときは、うしろの人のほうが断然有利だが・・・。そろそろハチが活発になる季節、去年の怖い体験を思い出して、ハチ用の殺虫剤を持ってきた。去年8月、山中でスズメバチに頭など数箇所刺された。抗体がどれほど残っているか検査してないが2回目刺されたらきついよという人がいた。2回目刺されたら死ぬというのは間違いである。

 林道ではクリのイガがたくさん落ちていた。親指の爪の先ほどのシバグリだ。すでに誰かが食べた後で、実はどこにもない。半分かじられたクリがころがっている。それでもしつこく探すとポケットいっぱいにはなった。帰りの車道ではたくさん拾った。動物達がここまで出てこれないのとあまりに小さいので拾う人間がいないのだ。帰ってさっそく茹でて食べた。根気のいる作業だが、せっかく拾ったからには食べてやらねばなるまい。

 エントツ山さんの地図を頼りに亀尻峠に辿り着いた。ホームページの写真の通り、あごなし地蔵さんが鎮座しておられた。5,6メートル離れたところに太子像もあった。その上の尾根筋に道がついていてテープがいくつもあったので躊躇なく登っていった。三角点があった。スズタケが次第に邪魔をしてヤブコギになった。春に、別のルートから牛の背に登った時、出遭った団体さんがこの道を下りてきたはずだし、この頃は通る人もふえたと思われるのに、いくらなんでもこれはひどすぎる。尾根からそれて迷わないように注意しながら歩いた。迷ったら自分がどっちの方向からきたのかわからなくなって、元の場所にも戻れなくなり、同じところをうろうろするらしい。やっと地図とコンパスを取り出してみてみた。牛の背の方向に向いて尾根を歩く。あれー?これはさっきの亀尻峠ではないか!狐に騙されたと思った。その辺、よーく見ると赤テープがひとつ見つかった。なんと、私は反対方向へ歩いていたのだった。1時間のロス、でも早目に正解がわかってよかった。相変わらずよく道に迷う人だ。

 とっくに頂上は諦めていたが、4時に家に帰り着く算用で行ける所まで行ってみよう。道はとてもはっきりしている。エントツ山さんが間違えた121指標も確認、そこいら辺の木に、まあ、派手にテープが巻かれていること。122指標でお昼を食べて下った。

 私が間違えた尾根の取り付きのテープを取り、正規の尾根の方に、持参してきた赤テープをひとつ追加してきた。叱られるかな。

100_1053 100_1057 100_1059  あごなし地藏と太子像

右は、はずしたテープ        


秋がだんだん深まります

2006-09-28 23:44:07 | インポート

 もうエアコンの必要もなくなった。でもゆうべは結構暑かったから、蚊が元気にとびまわっていた。子孫を残すために彼らも必死で食らい着いてくる。

 四国はずっと晴天続きで乾燥注意である。来週は毎日雨のようだ。畑の草取りをしてちょちょいと耕して野菜の種を3種類蒔いたので、私としては来週の雨がたのしみだ。

 北アルプスでくっきり焼いてきた二の腕も、こころなしか境目が落ち着いてきた。友人に、「黒い手袋はめてるみたい」といわれていた。

 山から帰った直後のある日、玄関先でお客様との会話。私の腕を見て

 「漁師さんですか?」

 海が近いからか・・・

 「いいえ、遊びです」

 と、私。

 「サーフィンか何か?」

 「いいえ、山です」

 「ああ、山菜とりですか」

 「いいえ、登るだけです」

 真っ黒で男みたいにがっしりした体つきをしているから、肉体労働しかありえないと思ったのでしょうか。

 

 

 


雨の中の交流登山

2006-09-17 21:34:26 | インポート

100_1026_1  100_1027             9月10日、香川県勤労者山岳連盟の行事、交流登山が愛媛県の皿が峰で行われた。「あけぼの山の会」からは4人参加した。前日、大雨の警報がでてたけど中止の連絡はなかったので、予定通り実行するのだろうと思われた。7時観音寺出発、9時に登山口の駐車場に到着、もう先着さんがたくさんいる。

写真左は駐車場、右はうちの会からの参加者3人

  小雨ぐらいはまあ良しとして登りはじめると、次第に雨足が強くなって、おまけに雷までゴロゴロいう始末。交流会の場所に予定している竜神平の小屋に避難して、今日はここまでで中止だなと話しながら、他の会の到着を待った。 次々と人が集まってきて、数チーム全部で60人くらいにはなったろうか。待っていたように雨も上がり、各会の自己紹介でさっさと交流会は終わった。お天気も回復、せっかくだから頂上まで行こう。ブナの森の中を歩く。この山は登山口が高いところにあるし、登山道も整備されていて、山の感じもとてもいいので、軽いハイキングにもってこいだ。

             100_1042       上 駐車場すぐそばの風穴

        下 覗きこむ会員達        

          

          100_1030_2   身を乗り出して覗きこむと、なるほど、ひんやりした空気を顔に感じる。見た目にはわからないが、組まれた石の間に風の通り道があるのだろう。

                             100_1038 100_1035_1                            

  竜神平の避難小屋の前に集まる

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雨上がりのブナの森

次の香川県連の行事は、11月の五色台クリーンハイキングである。白峰寺や国分寺といった札所がある山だ。各会分担して五色台全般のゴミ拾いをする。「あけぼの」が国分寺からの遍路道にあたることもある。お遍路さんになった気持ちで歩く。年1、2回のこのような行事に出ると必ず見られる顔があり、お久しぶりーといった感じでうれしくなる。


妹を紹介します

2006-09-09 10:51:05 | インポート

今日は私の妹をちょっと紹介したい。
彼女は埼玉県朝霞市に住んでいる。薬剤師という仕事の合間に素晴らしい趣味をやっている。
糸を染めて織る、テキスタイルである。母の認知症がすすんでからは2,3ヶ月に1度は帰ってくるのだが
、たいてい自分の作品を着ている。よくやるなあと感心する。私も物を創ることは好きだが、完成まで
何日も掛るようなこと、何時間も同じことをやることは苦手だ。根気がないのだ。だから編み物はできない
。編みかけてほっぽり出したのがいくつかある。
ここで最近の作品をみていただきたい。少し太めの糸で織ったジャケット。素材は木綿、藍染である。
藍の匂いがプンプンする。仕立ては知り合いのプロの方におねがいした。布は2巻き織って、同じデザ
インで3着できた。絣の模様はそれぞれ違う。

そこで、お願い・・・
この正真正銘手作りの洋服、世界でただ一つしかない服、どなたか買ってください。Lサイズ、バスト
110センチ、背幅41センチ、袖丈57センチ、着丈64センチです。
仕立て代10500円払っているので、あと材料費と手間賃加えて25000円です。100_1018_2 100_1022 100_1024 ミニストールの写真もとってみました。藍染めと茜染めです。クサギ染めのきれいな水色の糸で織った
千鳥格子の模様のストールは、はやばやと売れてしまいました。このクサギ、母と3人で徳島に別格参
りに行ったとき、山道をはしっていて、妹が「クサギがある!」と道路の少し上に見つけたのです。
崖のぼりの得意な私が素早く(?)攀じ登り、鋏で切り落としてその黒い実を持ち帰りました。こうし
て出来上がったストールを眺めながら、山菜、キノコ、木の実などの食べ物を手にした時も、自然から頂くもの
に感謝し、自然と関わりあって生かされていると感じます。お金さえ出せば何でも手に入る時代ですが、
自給自足のような生活にあこがれます。織ったものは、たいていは、自分のもの、旦那さんのもの、
私や母、叔母のものになります。プロではないので、商売してると思われると辛いのですが、こういったものを
好む人に着てもらって喜んでもえて、尚且つ、好きでやってることがが一部でもお金になれば励みになるでしょう。
値段の手ごろなミニストールは、私の友人とか、家のロビーのテーブルの上に何枚か置いたところ、
お客様が買ってくれたりしました。

ついでに子供のいない彼女の家の子供同然のペット、アンヌも紹介しよう。
どういうわけかボルゾイが好きでアンヌは3代目である。この、人の丈ほどもある犬の世話、なかなか
たいへんだろう。年に1度車に乗せてつれてくるのだが、何か食べてるとき傍に寄ってこられると、横
取りされそうで気が気でない。知能は2歳くらいだというから、おおきな幼児の面倒みてるのと同じだ。
ひとつとちょっとの、孫のこうちゃんよりはましか。いやいや、こうちゃんはこれからどんどん賢く
なるんだ、アンヌなんかすぐ追い越しちゃうぞ。

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