日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

剣山、縦走

2012-05-28 00:22:03 | インポート

 ゴールデンウィークも終わりになると、皆さん日常に戻る準備をするのか、うちの宿泊客もぐっと減る。で、私も最後に休みをもらって、一泊二日の山行きに出かけた。目的地は剣山系縦走である。出発日、仕事はたくさんあった。大急ぎで、いい加減に片付けて、やっと10時に家を出ることができた。見越(みのこし)までバスがあると聞いている。名頃に車を停めて、13時43分のバスに乗り、見越まで行って、剣山から三嶺まで歩く。

 1日目は晴天だった。又しても、間違えて、本線からかずら橋の駐車場に誘導されてしまった。かずら橋には、順番待ちの人で長蛇の列ができていた。そして、剣山も、老若男女、たくさんの人がいた。なかには、2ヶ月くらいの赤ちゃんをだっこして散歩しているパパもいた。

 そして、登山道が広くて走り易いのか、トレイル・ランをする人が多かった。お蔭で、縦走路は、しっかりと踏み固められていて、間違うことはないと思った。

 さて、私は、その日は2時間半歩いて丸石小屋に泊まることにしている。小屋で、ヒトリである可能性がある。孤独と恐怖とのタタカイになるかもしれないが、野宿の練習と思うことにする。しかし、5時に小屋に着くと、先着さんが、夕食も終えて寝る準備にかかっていた。一安心して、私も軽く食事を摂り、長崎から来たというこのお二人さんと雑談しながら夜を待った。お二人さんは、翌朝3時起床というので、6時前にシュラフに潜り込んだ。外はまだまだ明るい。小屋の周辺は、まだ芽吹きのない木立ではあるけれど、見通しがよくないので、雲ひとつない西の空に落日もきれいに見えず、なんとも手持ち無沙汰な時間をすごした。そして、6時半就寝である。山の夜は早い。

 翌日、5時に出発。昨日はあんなに晴れていたのに、夜中に恐ろしく強風が吹き荒れ、朝はおさまっていたものの、ガスっていて、連続晴れを期待していたのにがっかりだ。山の天気はわからない。アップダウンを繰り返しながら三嶺に到着、ここから一気に下る。トレイルランよろしく走り降りる。その後一週間左ひざがちょっとおかしかった。

 それから二週間後、里山を歩いていて思いがけず足首を捻挫した。身体能力も反射神経も衰えていることを認識しなくてはいけない。

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縦走路から剣山方面を望む

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丸石避難小屋、小さいけれど頑丈そう

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白髪避難小屋、あれに見えるは三嶺か

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三嶺に近付くにつれ、至る所、鹿の食害から植物を守る為の方策がなされている。山は痛々しい限りだ。

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実によくできた案山子たち、どうもこの地区の観光スポットらしい。

道路わきの、シルバーカーに座ったおばあさんの案山子が、ジワリと立ち上がったのにはびっくりした。えっ?ホンモノ???

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谷あいに、新しく、大きな、きれいな建物がある。中学校だそうな。木材を使っていて、やさしい雰囲気だ。


新生活

2012-05-20 23:37:09 | インポート

 老?夫婦二人の静かな生活から一転して、とびきりヤンチャな男の子が二人も加わって、我が家はいつも騒々しい。極めて密接している隣のお宅も、静かに暮らしておられる御夫婦なので、毎日耳を塞いで耐えておられるに違いない。

 私の役割は彼らの口のお世話だけであるが、子供向けのメニューを用意すること、時間通りに仕度すること、お客様の食事と同じ時間帯なので結構たいへんだった。そして、孫が学校から帰ってくるのを迎えてやらなくてはいけない。

 新しい生活が始まってもう2ヵ月半になる。すこし慣れた。初めはなかなか私の自由時間が捻出できなくて、「どうしてこの年になってこんな忙しい目しなくてはいけないの?」と悲しくなったが、「やかましい、うるさい」を「明るい、賑やか」に置き換えて前向きにいこう。家の中が明るく活気づいていいかもしれない。ただ、ネコのウェイと同じく、お客様とおしゃべりするのが好きな孫達が、調子に乗って失礼しないように見張るのが大変なのである。

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先月、下の孫の誕生日だった。娘が、観音寺で一番人気のケーキ屋さんで、バースデイケーキを注文した。開けてビックリ。

 「何?これ」

と、私。

 「ポケモンのなんやらかんやら・・・」

孫がうれしそうに教えてくれる。けれども、バァバには決して覚えられないのである。オレンジ色の耳と青い目、どぎつい色合いのケーキだけれど、クリームがとてもおいしかった。流石「ブラン」のケーキだ。大好きなケーキをお相伴できて幸せなバースデイだった。