また雨が降り続いていたけれど、今日は薄曇り、青空も少し見えるお天気だった。外のお仕事が溜まっている人、行楽に出かける人、みんな「それっ」とばかりに外に飛び出したんじゃないかな。私も、金木犀の香り漂う庭で、午前中は草抜きをした。目を上に向けると、トンビが気持ちよさそうに輪を描き、「ピーッ」と鳴きながら、少しづつ高度を上げていた。本当にきれいな飛行だと思って暫く見とれていた。
屋敷の隅に草を盛り上げて燃やしたいのだけど、雨続きで草が乾かない。私は、野焼きが大好きだ。年中葉を落とす、泰山木の厚くて大きな葉がパチパチと音を立てて燃えあがると小気味よい。
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よく立ち寄る産直市でオクラを買ったら、半分くらいが硬くて食べられなかった。産直市の野菜は安くて新鮮と思うので、私は好んでここで買う。しかし、こういうことがあると、やはりスーパーの品は、係りがよく吟味して、品質の悪いものは値下げして並べてあり、信用ができるなと思う。オクラを店に並べた農家さんはどういうつもりだったろう。試食しなかったのだろうか、それともわかっていて売り出したのだろうか。スーパーより安いのだからこの程度の質でよかろうと判断するのだろうか。いくら安くても、品質が悪くて食べられないとわかっておれば、買わない。
値下げされた野菜や果物を買って帰って、痛みすぎてて食べられなかったという経験は誰しもあるだろう。安いのを買った自分が悪いのかと悔しい思いをする。外見で明らかに食べられそうにないのもは買わない。早めに食べれば大丈夫、得したなあと思って買うのである。値下げ品にはリスクがあると承知して買わなければいけないのだが、お店も食べられないものは並べないでほしい。店によって考え方が違うのはよくわかる。ある店は、誰も買わないだろうなと思われるような品を置いているし、ある店は、早めに値下げして並べてある。
安くて新鮮、というイメージの産直、信用を落とすような品を出さないでほしい。プライドを持って自分の野菜をうってほしい。「ご意見」として、レジのお姉さんにひとこと言おうかなと思ったが、喉元まで出かかったが飲み込んだ。言ってあげるのが親切だろうな。
ふと、自分にあてはめてみた。うちの料金は、最低とはいえないが、安い部類である。あ客様に「安いからこんなもんだろう、仕方ない」と不愉快にさせることはなかっただろうか。「安いけれど、ごはんはおいしいし、サービスもいい」といっていただけるように努力しなくてはいけない。ひとの振り見て、気を引き締めよう。