日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

久しぶり、岡田のお父さん

2016-07-29 08:55:23 | 日記

 一昨日のドイツ人遍路さん、「次は何処泊るの?」と聞くと、「善根宿」といった。やはりそうだったんだね。経費節約タイプだったんだ。うちに来てもらって悪かったかなあ。ホームページをみて、納得の上で予約してくれたから気にすることはないと思うが。彼は遍路のあと、長野で合気道をするらしい。8月24日に帰国する。武道家かあ、道理で体格もいいし、タフそうだ。真夏に歩き遍路をしようなどという人の体力は、尋常でない。

 「善根宿」で検索するとズラリとリストがあがってくる。1000円、2000円で泊れる。安い。主にこういった宿を利用して、数日に一度ちゃんとしたところに泊まって、風呂にはいって、ゆっくり眠る、というやり方も安上がりでいいかもしれない。若い女性も善根宿に泊まるらしい。外国人女性も。このようなところで疲れはとれるのだろうか。

 一昨日、雲辺寺の山道で遇ったお遍路さんが岡田さんまで行けたか気になったし、お父さんがお元気かどうか、お顔を見たかったので、昨日、お魚を手土産に池田まで出かけた。

 「こんにちはー」

と声をかけると少しして岡田のお父さんが出てきた。

 「風邪ひいたらしくて、寝とった」

もともと、スリムな体型だけど、また少しお顔が細くなっている。

 「88やからなぁ」

と沈んだ声でおっしゃる。こればかりは仕方ない。どうか、新鮮なお魚食べて、精をつけて、夏を乗り切ってほしいと願うだけだ。私が80まで、まだ20年近くある。10年は大丈夫だろうけど、その先は元気で働けるだろうか。私の目標であるお父さんには、いつまでも元気でいてほしいなあ。

 息子さんのお嫁さんも顔をだしてくれた。感じの良い笑顔で、充分跡継ぎをしておいでだ。岡田さんではほとんど休みがないはず、働き者のお嫁さんに頭が下がる。遍路宿の女将さんという仕事が好きなんだと思う。桃と、真っ赤に熟れたトマトをいただいて帰った。満田越えを歩くとトマト畑があり、池田はトマトの産地であることがわかる。

 今朝のニュースで、中村紘子が亡くなったときいた。学生時代、文化祭のイベントのひとつとして庄司薫の講演があった。芥川賞受賞作「赤頭巾ちゃん、気をつけて」が流行っていたころだ。私も喜々として庄司薫を見に行ったクチである。その後、中村紘子と結婚。そうだ、彼は小説のなかにも中村紘子を登場させ、憧れのひとであると書いてあったっけ。執筆家としての庄司の名は全く聞くことがない。ネットによると、株で儲かったので本を書かなくても暮らしができるとか。そんなもんじゃあないだろう。お金のためでなく、書きたいから書くのでしょう?

 

 


雲辺寺でお客様ゲット

2016-07-27 20:55:51 | 日記

 ここ3か月、発表会に全力投球してきた。今週末、沢登りに行くことになっているが、体力に全く自信がない。山は2か月お休みしている。なので、今週、2回はトレーニングしようと思っている。

 今日は雲辺寺に、大汗をかきつつ登ってきた。お寺にちかづいたところの尾根で、ようやく歩き遍路さん一人に遇った。よく見ると外国人だ。歳の頃60代の男性、全く日本語を話さない。片言英語でわかったこと、「ドイツ人である、昨日はみよし市で泊り、今日はまだわからない」ということである。少し立ち話をして別れ、私はお寺にお参りに行き、彼は下り方面に行った。急にお腹がすいてきて、これはまずいな、何かエネルギー源を入れとかないともたないぞと思い、ロープウェイの駅でアイスクリームを買って補給した。ザックには飴玉3個と水しか入ってなかった。失敗。

 随分ゆっくり過ごしたので、さっきのドイツ人を追い越すことはないだろうと思ったら、しばらく下ると、途中のベンチで寝っ転がっていた。すると、逆打ちの日本人の年配男性お遍路さんが登ってきた。民宿岡田までいきたいが、無理ならば雲辺寺の通夜堂でとまるそうだ。この暑い時期に歩き遍路は大変だ。日本人どうしのおしゃべりはわかるはずもないが、ドイツ人遍路さん、なんとなく聞いているようだった。道で出会ったお遍路さんに自分の名を名乗ることはほとんどないのだが、この外人さんにちょっと言ってみようかなという気持ちになった。旅館を自己紹介するには、ご自分のスマホで英語版ホームページを見ていただくのが一番早い。「air bnbに登録しているから検索してみて」というとすぐにうちがわかって、内容を理解してもらえ、そこで予約となった。しかし、これから下って大興寺へ行き、観音寺まで歩かないといけない。4時間はたっぷりかかりそうだ。現在2時半、ちょっときつい。

 そこで、別れて、先に下る。麓のカフェ「botan」でおやつをたべることにした。ネコの里親探しのこともあるし。帰り道、さあどうだろう、彼にまた会うかな?

 雲辺寺登山口で休憩しているところに、また会ってしまった。大興寺まで車で送っていって、これで最後別れたのである。8キロあるから2時間後、6時半に家に到着の予定。

 ところが、娘婿ジェシーをはさんでの間接メールで、7時ごろこの近辺にいることはわかったが、どうもここに来られないらしい。スマホもっていればGPS機能が付いてるんだし、問題ないはずだ。駅方面、琴弾八幡方面、捜したが見つからない。ゆっくり食事でもしているのかな、家で待って居よう。すると、8時半ごろようやく玄関に現れた。地図が出てこないらしい。プログラムミスかなといっていた。どうしてなんだろう。

 ひどく疲れておいでで、気の毒だった。うちに泊っていただいたのが、かえって手間だったかもしれない。ゆっくりお風呂に入って、涼しい部屋でぐっすり寝てください。

 夜の八幡さんで若者が何人も集まっていた。ポケモンゴーというゲームをやっているそうな。ゲームなど興味もないし、やったこともない私には、まだまだとんでもないことがおこりそうで不安である。

 

 


発表会二日前

2016-07-22 18:23:12 | 日記

 空き箱をポンと床に置いておくと、案の定ネコが入る。

 

 ネコも暑い。涼しいところを探しては昼寝をする。今日は日陰の砂利の上である。駐車場の車の下でいつも涼んでいる。

 日中は猛暑だけれど、確実に日が短くなっている。夏至から一か月経つんだものね。赤とんぼが飛びそうな夕暮れである。

 早いものだ。二胡の発表会は明後日になってしまった。3週間くらい前から練習量を少し減らしている。ここまで来たら、ムキになってやるほど焦ってできなくなる。かえって精神状態が悪くなる。私なりに万事は尽くしたのだから、あとは居直るだけである。悲惨な結果になるかもしれないが、ここまでの過程が重要だ。自分の能力を知り、今後の練習の指針をたてることができた。どの分野においても、発表の場は必要と思う。

 有名な体操の選手が言ってたっけ、「オリンピックには魔物がいる」と。成功率100パーセントに近く練習しても、緊張のあまり失敗することがある。ステージの上にも魔物がいる。なにが起こるかわからない。7月あたま、オカリナのグループで老人を慰問する行事があった。私は一年前からオカリナを習っている。「よし!本番!」というところで、吹くべきところで吹かなかったり、吹いてはいけないところで飛び出したり、前で指揮をする先生も目をパチクリ。おかしくて苦笑した。たぶん聞いている方にはバレていないだろうから、まあ、お愛嬌か。素人の演奏はこんなものかなあと思う。

 私たちの発表会も、腕は未熟だし、とてつもない緊張で、ミスがあって当然と思う。私の曲も、当日のリハーサルで初めて、ピアノと合わせることになっている。テンポが変わるところもあって、とても不安だが、プロのピアニストだから私のテンポにすぐにあわせてくれると思う。でも、そう簡単にはいかないだろうな、とも思う。ピアノにのって気持ちよく弾けたら最高だ。プロのピアニストの伴奏でステージで弾けるなんて、こんな機会はめったにない。数年前にもソロで出たことがあって、この心地よさを知っている。だから、楽しみにしているところもある。緊張より居直りが勝ることを祈るだけだ。そうだ!神頼みしにいこ!


ブルーベリーとキイチゴとイチジク

2016-07-13 10:04:17 | 日記

 気が付くと、庭のブルーベリーとキイチゴがこんなに熟れていた。ブルーベリーは酸っぱいのもあるので、3回くらい収穫したら、まとめて砂糖を加えて、レンジで簡単にジャムをつくる。ヨーグルトにのせたり、パンにぬったりして食べる。キイチゴも、木から落ちるほどに完熟したら甘くておいしいのだけど、そんな丁寧な収穫はできない。黒く熟れてはいるけれど、やや酸っぱいキイチゴ、ジャムに仕立ててもこれが大変。小さな種のつぶつぶが気になる。お客様用の料理に使うには茶こしで濾す必要がある。少し手間なのだ。

 先日、母の家の中に居たら、外の畑で鳥が騒ぐ大きな声が聞こえた。「しまった。やられた!」もうすぐ食べられたはずのイチジクだ。スズメより大きめ、ハトより小さめの鳥が20羽ほど、木のまわりで騒ぎながらバタバタやっている。急いで追っ払って、目をつけていた3個を確認する。上の2個はだめ、下の1個は無傷だったので初物イチジクを食することができた。まだまだ小さいのがいくつかあるが、このままだと鳥の餌だなあ。ネットをかけるのは木がたかすぎて大変、熟れかけたら見張る? 見張り役は、母の家の3匹のネコさんたちの手をお借りしたいなあ。それにしても、ブルーベリーにまだ気づいてないのが幸いだ。

 この鳥、目のあたりに白い模様がある。調べてみると、やはりこの頃害鳥といわれるムクドリである。集団で鳴くので騒音と、フン害である。それと作物荒らし。

 中国語ではバイトウウォン、白頭翁と書くそうである。なるほど、頭の白点からそんな名がついているのか。これは覚え易い。


余木崎のコンビニ

2016-07-11 19:08:26 | 日記

 ドライブ中、眠くなったら、コンビニにコーヒーを飲みに入る。自販機より、安く香りの良いコーヒーが飲める。最近のコンビニは、スイーツやスナックが充実している。

 私はコンビニ弁当は高くてまずいと思っているので、山に行くときに、たまにおにぎりを買う程度だった。朝早くから弁当を作らなくていいのは確かに便利だ。けれども、私たち主婦は、商品が割高で売られるコンビニは、たびたび利用するものではないと思っていたので、次々と建てられるコンビニがやっていけるのか心配だった。共倒れするんじゃないかと思っていたが、彼らの勢いは止まらない。

 最近は、年寄こそ、コンビニで買い物するのが便利、と感じるようになった。飲み物一本、パン一個、買っても恥ずかしくない、買いたいものを探すのに店内をあちこち歩かなくていい、車から入口が近い、など。うちの近所も、八百屋、魚屋、お菓子屋、手芸店、なんでもあったのに、今はほとんどない。コンビニがほしい。いやいや、この町にコンビニなんてできたら、子供たちをセーブするのが大変だ。

 上の写真は、香川と愛媛の境界、余木崎にあるローソン。以前は、その隣にある豊浜道の駅に寄って、ソフトクリームをよく食べたものだが、ソフトが売られなくなって、あまりおもしろくなくなった。

 広々とした駐車場から見える海がシンプルでいい。店内のカウンターと椅子が国道側にあるのが残念だ。海に向いていれば、しゃれたカフェだ。小腹のすいた人がゆったり海を見ながら軽食をたべられるだろうに。たぶん私も、車に持ち込んで運転しながらコーヒーを飲むのではなく、席に座っておやつをいただくんじゃないかな。