日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

木曽の御嶽山

2014-01-24 21:49:06 | インポート

 去年今頃は、仕事仕事で泊りがけで遊びに行くということはなかった。今年は、私の所属する山の会の山行に参加させてもらうことにした。行き先は御嶽山である。パーティは8人、2台の車に分乗して、交替で運転していく。マイカーで行くと経済的である。宿代9500円と交通費、合わせて26000円で行けた。

 1月11日夜8時観音寺を出発、12日午前3時半、御岳スキー場の手前1時間の道の駅で仮眠をとる。一人が運転一人がナビ、2人ずつで交替なので、睡眠時間はなかなか取れない。スキー場のゴンドラの始発は8時20分である。

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スキー場到着

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ゴンドラ終点駅、ここからゲレンデの端を通らせてもらって登山口へ行く。

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行く手に見えるは御嶽山。何日か前の天気予報は、連休に今年一番の寒波がやってきて、日本海側では大雪なんていってたけど、ここは快晴、おひさんが応援してくれてる。道はしっかりとトレースがあり、スノーシューは要らなかった。私は使い慣れないのでたすかった。

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ここでアイゼンをつける。

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大滝神社に漸くついた。睡眠不足の疲労と容赦なく吹き付ける強風でピッチはにぶる。写真を撮ろうと、オーバー手袋を脱ぐと、1分もしないうちに指先が痛くなる。慌てて手袋をはめる。しばらくすると血が流れる感じがして、ほっとする。先にみえる剣が峰へは誰も行こうといわない。マイナス20度くらいだろうか、風が強いので体感温度はもっと低い気がする。一刻も早くここを離れたかった。なんらかの理由で歩けなくなり、このような所で留まらなくてはならなくなったとする。持っている衣服を全て着込んで、ツエルトを被って救助を待つ間に凍死するような気がする。

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宿のご主人が言ってた、今年はまだ雪が少ないようだと。風がきつくて雪が飛ばされるのだろう、頂上近くでは岩肌が見えている。

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宿は日観連登録の旅館、たかの湯である。

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夕食、これに豚肉の味噌仕立ての鍋がつく。

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朝食です。

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13日は、道の駅で買い物をして、妻籠宿を観光。民芸品など、興味深い店が軒を連ねている。快晴はまだ続いている。そぞろ歩きに最適。

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柿を藁に包んでぶら下げてある。柿は皮がついたままなんだけど、これどうするのかなあ。

私は、山登りに中部地方まで出てきても、観光することは殆どないので、旅行気分も味わえて楽しい山行であった。


韓国人自転車遍路パーティ

2014-01-10 22:49:28 | インポート

 年末29日に、韓国人自転車遍路のグループが突然いらした。男性6人女性2人の総勢8人である。おひとり日本語がとても上手なかたがいらしたので、言葉で困ることはなかった。最年長は七十代で、六十代がひとり、あと五十代後半が3人、五十前後が3人といったところか。彼らはアウトドア派らしく、キャンプもするつもりだったらしい。うちで自炊したいとおっしゃる。さてどうしたものか?うちでも初めてのケースである。ほかにお客様はいないし、食堂を開放してあげようか。

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 卓上コンロや圧力鍋、韓国の調味料いろいろを持参している。肉、野菜、刺身などはスーパーで調達する。早くごはんの用意が出来たほうがいいだろうと、うちのコンロや圧力鍋を貸してさしあげた。夕食は韓国味噌の鍋みたいだった。持ってきた本場のキムチや味噌やコチュジャンのにおいが食堂の外にまで漂っている。

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 翌朝、彼らはご飯を炊いて、前日のテンプラをきざんだものと韓国海苔を混ぜ込んで、直径15センチもありそうな球状おにぎりを九つつくった。そして私にひとつくれた。胡麻と油の香りが韓国的で美味しかったが、大きなおにぎりを全部食べたら胃にもたれそうだった。彼らはよく飲みよく食べ、よく走り、本当に陽気で元気だ。

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 大きめの車を一台レンタルして、荷物運搬などのサポートをしている。 キャラバンという車であるが、自転車8台、それぞれのバッグ、調理用品、ヒト8人、みんな積めるんだそうな。

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 30日朝、ひとりが車を運転して、7人が後を追って行った。

 「お気をつけて~」

 嵐のようにやってきて、去って行った。

 ところが・・・、午後になって、あと2泊したいという電話があった。年末で、泊まるところがみつからなかったらしい。30日、31日はひとりふたりのお遍路さんの予約をうけていたので、自炊の時間を少し遅らせてもらうことにして、韓国人遍路さんにも泊まっていただくことにした。

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 夜遅くまでアルコールを飲んで、翌朝はカレーライスだ!

 韓国人は、人種的に酒の強いヒトが多いのだろうか。みなさん、お年のわりに元気でいらっしゃるのに敬服いたしました。

 1月1日は、車の後ろ半分に自転車と荷物、前列に2人、二列目の席になんと5人乗って出発した。5人のうち2人は後方を向いて座席じゃないところに掛けていた。定員はクリアーできていても、こんな座り方いいのかなあ。おまわりさんに見つかったら叱られるんじゃないかな。シートベルトできないし。ウーン、なんでもあり、かな? 


笹ヶ峰リベンジ成る

2014-01-08 21:09:54 | インポート

 去年12月22日、丸山荘のちょっと先までしか行けなかったのが気懸かりだった。その後も、年も押し迫って寒波が又やってきたので、雪はどんなだろうと思った。正月登山をした人が多ければ道がしっかりできているはずだ。

 1月5日、日曜日、次の週末の御嶽山行きのトレーニングの為、出かけていった。林道は前より融けていた。中央の雪が硬く高かったので、お腹をガリガリ擦る。先客さんのデラックスな車が1台、チェーンを付けているのに登山口手前、かなり遠くに停めてあった。4WDでないので先へ行けなかったそうだ。私は勿論終点まで行く。

 雪は以前より締っていて歩き易かった。

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 前と同じ、1時間半かかって丸山荘に到着

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 小屋の窓に雪の結晶が・・・。雪印みたいな六角形は見つからない。

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 先客さんのザックがデポされている。3人組だったんだ。ザック置いていってもいいのかなあなんて思うが、もしかしてスキーとかスノボーかも。

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 こないだテレビで見たアニメ、「おおかみこどもの雪と雨」のなかのふたりのおおかみこどもが、歓声を上げて走り回りたくなるような真っ白い雪だ。テレビ映画など滅多に見ないのに、なんとなく見ていたら引き込まれてしまったアニメだった。人間じゃないふたりの子供達を一生懸命育てる女性とか、二人の子供がオオカミとして生きるか、人間として生きるか、決断のときを向かえ、悩みながら大人になっていく様子とか、久しぶりに映画に感動したのであった。アニメという2次元の表現でありながら、こんなにも人の心をうつことができるのだと驚いた。線の表現力って凄いなと感心したのである。

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 頂上の神様も雪に埋もれている。

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 先客さんには頂上手前でようやく会えた。私が追いつくことはなく、彼らはもう下ってきていた。さすが、強いはず、二人は学生さんかとおもわれるほどの若者、一人は中年くらいの男性。熟年はいない。出合ってすぐ「ありがとうがざいます!」と心から感謝の意を告げた。追いついたら、私もラッセルしなくちゃいけないのかなあなんて心配していたが、屈強な男性3人ならばお世話になっても文句はなさそう。

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 小屋から頂上まで、登り1時間半、下り僅か30分。帰りは当然シリセードである。痕跡が見える。

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 先に下りた3人は小屋の前でカマクラをつくっていた。

 「今日はここでお泊りですか?」と冗談をいう。

 「いぇー、明日は仕事です」

 学生さんじゃなく、社会人だそうな。

 こんなにいい天気の日曜、皆さんもっと山に登りにくればいいのに。4人じめするのはもったいない一日だった。


雲辺寺初詣

2014-01-03 21:52:09 | インポート

 暖かなお正月である。うどんの列が店の外に伸びていても、気持ちよくまっていられる。帰省している人たちか、遠くから遊びに来ている人たちか、どこのうどんやも満員である。私たち地元の者は、こんなときは食べに行かない。

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 恒例のお正月雲辺寺登山。四日前は麓のあたりまで雪が見えたので、お正月の登山は大変だぞ、と期待と心配をしていた。ところが融けてびちゃびちゃだった。

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 焚き火の周りも寂しいこと。私が仕事を終えて出発したので、今年は1時間遅れている。去年ここで会った人たちはもう帰ったのかな。

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 1時間遅れでやってきたおかげで、護摩焚きに遭遇した。しかしここも見物人が少ない。

 お天気が良かったからか、家族、友人同士など、登ってくる人結構見かけたけれど、焚き火の周りでお餅を焼いたり、一杯やったりはしないようだ。