日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

岡田のお父さんを訪問

2017-05-26 17:53:18 | 日記

 一週間前、急に喉のイガイガを感じ、どうもおかしいと思ってネットで調べてみると、花粉症の症状の一つであると書いてある。ドキッ、終に私もか! 周りに花粉症の人は多い。明日は我が身と、いつも思っている。私は花粉症ではないが、あるアレルギーは発症している。プールで水が鼻の奥に入ったとき、3時間後にくしゃみ鼻水が止まらなくなり、みるみるティッシュの山ができる。2,3時間で収まる。花粉症の人は、花粉がなくなるまで我慢しなくてはいけないのだが、私はプールに入らなければいいだけだ。

 医者にいくより、少し様子を見てみよう。すると、イガイガを通り越して、ヒリヒリ痛くなった。鼻の粘膜も炎症があるようだ。どうやら風邪のようだ。熱はないので医者へは行かず、薬も飲まず、自然治癒である。ところが、孫たちも喉が痛いとか、声が嗄れたとか言い始めた。私がばい菌を家に持ち込んだのだろうか。

 先日、民宿岡田のお父さんのところに行ってきた。お客様の話によると、BS放送の番組で、NHKが3日間取材に来たそうだ。3日も緊張が続くなんて、お父さんもお嫁さんも大変だったろうなあ。

 久しぶりにお会いするお父さんのお顔は、また少し痩せたかなと思った。御年88歳である。お嫁さんは私とほぼ同世代、60歳前後と思うが、高齢のお父さんと二人では本当にきつかろう。息子さんは帰ってきたけれど、頼まれて、また以前の職場に戻っていったそうだ。お父さんのところでは、毎日お遍路さんが泊る。お休みがないのだ。病気している暇などない。しかし、お父さんは大病をいくつか経験している。それに、心臓にペースメーカーを入れているという。体調の悪いときも、ときにはあるだろう。縁起でもないが、いつ何が起こってもおかしくない。「あんた、手伝いに来てよ」と冗談いわれたが、近ければ通えるのに。うち、暇ですから。

 この間、夫が倒れて実感している、この年頃になるといつ何が起こってもおかしくないと。夫は生活習慣病である。年取って病気年代になると襲ってくる。知らず知らずのうちに侵されている怖い病気だ。人には寿命というものがあって、いつかは消えていかなければいけない。そろそろ、覚悟が必要かと思う。


マルタのコンサート

2017-05-21 22:08:37 | 日記

 昨日は、楽しみにしていた、サックス奏者マルタのコンサートがあった。会場は4月に出来上がった観音寺市民会館だ。6時の開演だから、15分前に家を出ればよい。春の夕方、まだまだ日は高い。静かな街をゆったり散歩しながら向かう。演奏会に5分の散歩で行けるのが最高だ。開演前に席について、緞帳が上がるのを待っている。ところが何時までたっても始まらない。お客さんを待っているのだろうか。一か月前にチケットを買いに行ったら、まだ随分残っていた。やはり当日になっても空席が多い。お客さんは、五、六百人だろうか。驚いたのは、熟年、年寄がほとんど。ブラスバンドをやっている若い子らが聴きに来ると思っていた。ビッグバンドといえば、やはりちょっと楽器をかじった人にはあこがれだ。学生時代、私の先輩や同級生たちも真似事をしていた。アマチュアバンドとしては、カッコよかった。この頃の学生はビッグバンドに興味がないのだろうか。

 さて、15分遅れてコンサートは始まった。私はマルタの音楽が好きで、30年以上前、よく聴いていた。レコードとカセットテープの時代である。彼の姿はテレビで一度見ただけで、実物を見たのは初めてだった。小柄で小太り、しわがれ声で喘ぐようにしゃべる。サックスを吹く姿はゴリラのような・・・、ごめんなさい。少し肥満に見えるけど、体、大丈夫なのかな、生活習慣病に罹りそう、なんて思ってしまった。年は67歳、長生きしてずっといい音楽聴かせてほしいな。

 曲が流れると、そのカッコよさ、懐かしい音色に戦慄を覚えた。特に好きで、むかし何度も聴いたマンハッタン・イン・ブルーが演奏されて感激した。お客さんが少ないから私が二人分の拍手を受け持ち、掌がちょっと痛くなった。

 コンサートがはねた後、ロビーに出てきてくれて傍で見られたらいいなと思ったが、残念ながらそれはなかった。帰り道、幸せな気分で余韻を楽しんだ。たまにはコンサートもいいね。

 家を壊して荷物を引っ越したとき、ステレオを物置に放り込んでそのまま、レコードは聞けない。カセットテープも何処にしまったかわからない。レンタル屋で借りようかな。


ゴールデンウィーク

2017-05-07 21:54:00 | 日記

 今、阿讃山脈の尾根でコシアブラが芽吹いているはずだ。山菜取りはタイミングが肝心。こう、毎日気温の高い日が続いては、葉っぱが硬くなりはしないかと気が気でない。5月に入ってすぐ、高枝切りをかついで、いざ出陣。まだ赤ちゃんのような芽もあった。これくらいが一番美味しいというけれど、もう少し大きくなった方が食べごたえがあるというものだ。

 10メートル近くもありそうなコシアブラの大木。足元にはその子供達が成長しているが、一番先っぽはことごとくもぎ取られているので、2番手、3番手をいただく。この頃、この山菜の女王を知っている人が結構いるようだ。

  

 へんな黒いものがたくさんくっついている木があった。なにか虫の巣だろうか。

 魔のゴールデンウイークが終わって明日からは平常の生活にもどる。3年前から、5月の3日4日は、高校生のサッカーチームを受け入れている。仕事を少しずつ縮小するつもりで小さなキッチンと食堂をつくったので、20人ものお客様は、とうにうちのキャパシティを超えている。布団や食器、椅子の準備も大変だった。夫と二人でやるには無理のある仕事量だなと思う。来年はどうするかな、1年間かけて考えよう。

 よりによって、この大仕事の前日に夫の体調が悪くなり、急遽娘たちが遠方から帰って、手伝ってくれた。皆で大掃除、私一人なら1日かかりそうな片付けもあっという間に終わった。手があると、驚くほど物事が捗り、お蔭で体も気持ちもラクできた。

 スッキリ整った食堂も4日間限り、大阪へ遊びに行っていた孫たちが帰ってきて、いつものように散らかるまでにそれほど時間はかからなかった。ごめんね、娘たち、「綺麗」をできるだけ維持したかったんだけどね。

 年々、心身ともにきつくなっていくゴールデンウイークの仕事、あとどれくらいもつのだろう。

 今年のGW、ほとんどいい天気で終わった。行楽、イベントなどする人は楽しく過ごせただろう。きのうは久々に雨が降った。お湿り程度だった。田植えを控える農家さんや、水遣りをサボりたい私は、雨を期待している。夜降ってくれるのがいいな。