昨日昼過ぎ、いつものようにラジオを聴きながら運転していたら、「今日の旅ラジは香川県観音寺市からの放送です」なんてしゃべっている。場所は「はれはれ広場」といったので、広場のある通りを走ってみた。ワゴン車の前で、アナウンサーと町の商工課の関係者が何かやっていた。見学者は数十人いたようだ。商店街や観光課の関係者が主だろう。観音寺名物の銭形や商店街の紹介をしていた。歩いて2分で行ける距離だから、車を置いて見に行こうかなんて思いつつ、結局面倒くさくなって家から出なかった。今週は香川県の特集で、今日は丸亀といってた。
週末からいい天気が続いている。剣山系、三嶺に登った。登山口は「いやしの湯」という温泉のあるところ、ここから登るのは初めてなので、登山口がすんなり見つかるか心配だったが、駐車場にはすでに10人くらいの徳島からの団体さんがいて「あっちが登山口だよ」と教えてくれた。
モノレールの下を潜り、植林地を抜け、尾根に出ると、絶景が広がる。この景色を見るために人は汗を流して登ってくるんだよね。漸く上り詰めたピークから向こうの尾根を見ると非難小屋がある。
右のほうに見えるピークが三嶺
向こうの尾根には、いったん下って登っていかなくてはいけない。ここに立って、遥か彼方の小屋を眺めて、皆溜息をもらすようだ。「あそこまで行くのか~」
一歩一歩、歩けば必ず着く。山を歩く時よく思う、人間の一歩は小さいけれど、黙って辛抱強く歩き続ければ必ず頂上に着く。振り返って眺めて、こんなに歩けるんだ、と感動する。
頂上には、名頃登山口から来た先客さんが4人、景色を堪能している。風なく、寒くなく、天気よく、長時間座ってお昼を食べることができる。こんなに何もかもが最高、なんて滅多にない。
時々一緒に登る相棒は、すこぶる足が速くタフだ。トレーニングといって、石鎚もロープウェイを使わず、下から登ってしまう。冬でさえも。最初彼女に先に歩いてもらったら息が上がりそうだったので、いつものように私が前を歩いた。ペースは私が制御していたのだけれど、少し速めだったので、翌日まで結構疲れが残っていた。年だねえ。決まりきったことだが、山はゆっくり歩くほうが疲れないし、あとの筋肉痛も少ない。わかってはいるけれど、たまに、タイムを縮めようと頑張ってしまう。