日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

ボランティア

2013-11-29 22:38:59 | インポート

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 11月10日、日曜日、随分前のことだ。毎年この時期、五色台でクリーンハイキング、つまりゴミ拾いのイベントがある。香川県の労山の会員が手分けして、車道や登山道や遍路道に捨てられたゴミを拾う。遍路道には殆どゴミはないけれど、ドライブウェイの草むらや林の中は、それはそれは酷い。粗大ゴミを車に積んできて不法投棄するのである。ドライブ中に車から投げ捨てられた缶やペットボトルも、危険のないところまで下りて行って拾ってくる。彼らも、一度ゴミ拾いに参加したならば、捨てることなんてできなくなるはずだ。捨てる側の人を拾う側に引き込む、これは難題だ。

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 だいたい根香寺の紅葉と重なる時期にこの催しは行われる。今年はお寺の紅葉は未だだった。

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 みかん狩り、りんご狩りが楽しめる施設がある。私達もちょっと立ち寄って休憩。正真正銘100パーセントのりんごジュースだ。どこかの有名レストランが箱入りジュースをフレッシュジュースと言って売っていたけれど、上等の場所で上等のグラスに注がれると何百円もいただいていいのだね。使い捨てコップにいれた100円のジュース、味が濃くて美味しかった。

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 それぞれのコースを歩いてきた会員さんたち一同が、山の上の会場にあつまる。ゴミの報告と集会である。

 とき時、会員であることの意味を考える。仲間と楽しく山に登る、自分の技量を高める、それが一番の目的だろうが、やはり社会貢献をわすれてはいけない。趣味の会やなかよしクラブではないのだから。えらそうなことを言ってる。年に、せいぜい2回しかボランティア清掃登山をしない私なのに。


久しぶりにブラスバンドの演奏を聴く

2013-11-25 21:47:59 | インポート

23日の土曜日夕方、観音寺の街中でイルミネーション点灯式が行われ、二箇所の通りが歩行者天国になり、いろいろなイベントがあった。町で催しがあったとしても滅多に見に行かない私であるが、孫二人の子守と、夕食を屋台で済ませる目的で、薄暗くなりかけたメインストリートに向かった。 

 音楽が聞こえてくる。どうも生っぽい。懐かしい音色だ。近付いて見るとやはり観音寺一高のブラスバンドだ。30人くらいいたろうか、しかし女の子ばかりだ。10年くらい前からブラスバンドは殆ど女の子で編成されている。男子は何の部活しているのだろうと、不思議に思った。私がいた頃、40ン年前、半々くらいの比率だった。今やトランペットもチューバも女の子が吹いている。女子は元気だなと可笑しくなった。

 昔は、演奏中にスタンドプレーでソロを吹くくらいのパフォーマンスしかしなかったが、この頃の見せ方、カッコよくて派手な演技に見とれた。時代は変わったんだねえ。マーチングバンドが体育館で演奏しながら動き回る、あんなこともブラスバンドはやるんだねえ。これもいっぺん生を見てみたい。

 思わぬ時に遠い昔を思い出させてくれた。高校大学、7年間もブラスバンドにどっぷり浸かっていた。もう一度あの音色の中に入りたい。懐かしい青春時代である。

 センチメンタルな気持ちで音楽を聴いている間、二人の孫と子供達は、ホコテンの通りを思いっきり駆け回っている。男の子は何処へ行っても走り回る。何が楽しいのか、ただ走り回る。私は女の子しか育てたことがないが、娘達は皆大人しかった。よそで迷子になることは、まずなかった。両方を観察できてありがたく思うことにしよう。

 今朝のテレビ、スマホが主流になりつつあるけれど、従来型の携帯電話が依然として人気である、ということである。従来のものをガラパゴス携帯、ガラケイというそうである。その地形から、生物が独自の進化をとげたガラパゴス諸島をもじった。ガラケイは日本のみで人気が高い。

 法人は基本料金が安いということで、年配者は使いやすいことで、従来型を選ぶらしい。スマホが大々的に宣伝され、将来携帯が売られなくなって、いやでもスマホを買わされる事になるのではないかと心配したが、やはり私のような不器用な人間は大勢いるのだ。電話の機能で充分、料金も安くなければいけない。

 というわけで、不要になった携帯を結構高く買い取ってくれるのだそうだ。なんでもおいとかなくてはいけない。すぐに捨ててはいけない。


七宝山

2013-11-17 21:54:28 | インポート

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 センブリ、千回振り出しても苦いという胃腸薬。数年前七宝山の登山道でも見られたが、今はもうないようだ。登山道からそれて、廃道のような荒れた道に入っていくと数株みられた。このあたりの里山にはまだまだあるはずだが、見つかったらマニアに採って行かれるだろう。

 2週間前、登山道から僅かに踏み跡の残る林に入っていった。いつもの道ではつまらないので、ヤブ漕ぎをしようと決めていた。すると林の中に石の鳥居が現れた。その先には雨で掘れ込んだ溝のような荒れた道が上へと続いていた。やや、草木が行く手を邪魔するものの、まあ、道と言ってもいいだろう。尾根にたどり着くと、いつもの覚えある車道に出た。「フーン、ここかぁ、この道も面白いなあ」と、結構楽しめた。下りはまた違った道を行こうと、きれいに刈られた道をルンルン気分で降りた。「道はなくなるかも」予想は的中、後半は猪の散歩道を辿りつつ、なんとか登山道に合流。やれやれ、里山だからできること、深い山だと道迷いはパニックになる。

 11月にはいったというのに、ツクツクボウシが鳴く気温。汗びっしょり、背中に葉っぱや小枝が入り込み、ちょっとヤバイゾ。帰宅後、すぐ上半身は汗をふき取った。シャワーをすればよかった。なんと3日後下腹部にマダニ発見、場所が場所だけに医者に診せ辛い。引っ張って取って紙の上にのせて観察。足がゴソゴソ動くのがわかった。逃がしては大変と、フイルムケースに生け捕り、冷蔵庫で保管した。SFTS だったっけ、発症したら病院に持っていかねばならない。

 山へ行って10日後少し寒気がした。まさか? 一昨日から頭痛がした。今日は、快復したので、ただの風邪だったかなと思う。朝から庭の手入れや家の掃除をテキパキこなすことができた。体調が悪いと何をする気力もなく、片付けなければいけない事柄がやまほどあるのにゴロゴロしていた。しみじみと健康に感謝し、気になっていた庭木も少し散髪でき満足の一日だった。