日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

ボチボチ収穫できてます

2008-05-26 23:50:31 | インポート

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このあいだ植えたばかりのきゅうりの苗に、いつのまにやらりっぱなきゅうりが!感激!私にもきゅうりができた。

ある日、ソラマメのはっぱ、茎、さやに黒いゴマ粒みたいな虫がいっぱいくっついているのを発見。野菜用の殺虫剤をかけた。何回もかけたけれど消えない。けれどなんとか豆を収穫できた。なかなかの出来だ。3本苗を買って来てー、売ってマメがいくらでー、なんて計算すると実益はあったかな。趣味と実益を兼ねて家庭菜園してます、なんていえない。実益はないほうが多かったりする。てまひまかかる趣味である。

 母が入所してからも、私は毎日母の家に通っている。犬とネコ、花と野菜の世話をしなくてはいけないからだ。

 きょうは、私の部屋と台所と玄関の大掃除をした。母の部屋も掃除して、寝具の洗濯をしておかなくては・・・。それにしても、母がいないとこの家の主になったようで、何をしても快適だ。母の目の前では、やたらと物をすてさせてもらえない、ゴミさえも。何か物を置きっぱなしにしたとしても、ずっとそれはそのままそこにあるのが、とてもココロが休まる。大事なものをどこかに置き忘れて帰ろうものなら、もう気が気でなかった。次の日「○○どこにやった?」と聴いても「そんなものはなかった。もしあったとしたらアキスがはいってとったんじゃ」という返事しかかえってこない。なんでもかんでも隠して、記憶にござんせん・・・。

 母がいない家で、土いじりしたりネコとあそんでいると、妙に落ち着くのだ。仕事が忙しいのが最大の理由だが、最近母の相手するとイライラが募ってきてた。しゃべることといったら、被害妄想ばかり。介護師のようにこころのやさしい人なら「ふんふん、それはこまったねえ」なんて相槌うってくれるんだろうけど、こころの狭い私は、母の病気を分かっていても、つい「またそんなバカなこと言って!」と怒る。

 母には、叔母も私もそろそろ手をやきかげんだった。このごろは徒歩ではなく、誰か知らない方の車で叔母の家にいくようになった。お礼を言おうにも、乗せてくるとすぐに帰ってしまって、律儀な叔母は、他人様の手を煩わせることを嘆いていた。

 夕方から8時半ごろまで、20回くらい電話をかけてくることが続いた。「いま仕事忙しいから電話しないで!」「わかった」と返事しておきながら、ケロッとしてすぐまたかけてくる。さびしくて怖くて一人で居れない、といってかけてくるのだ。母は、デイサービスやショートステイで出掛ける日以外は、家で歩き回っている。散歩にも何度となく出掛ける。テレビや新聞に興味をしめさない。じっと座っているより歩きたいらしい。身体は丈夫になるかもしれないが、ますます読み書きや思考能力が退化しそうだ。施設にでもはいって、絶えず誰か回りにいる状態が、頭の刺激になって、母にとっていいように思えた。自宅で私と暮らすのがベストにちがいないが。


母は施設に入る

2008-05-20 20:36:43 | インポート

どこのお宅の玄関先も花で飾られている。まさに花盛りだ。きれいな花とそよそよとした緑につい目を奪われて、危うく車線を外しそうになる。あぶない、あぶない。

 この季節、いつ種苗店に行ってもお客で賑わっている。時間、経済にゆとりができると、ひとはガーデニング、家庭菜園をやりだすようである。ネコもシャクシも、順子もやるのだから、種苗店はおおはやりだ。気になるのは夏の水遣りだ。どのお宅も、朝夕一斉に、花壇や菜園に水かけをするだろう。私の庭と畑にも、今年は去年にも増して、たくさんの花や作物を植えた。渇水になったらどうしよう。軒下に発砲スチロールの箱を並べて雨水を溜めても、焼け石に水である。もっとたくさん溜められるように、考えなくてはねえ。

 母は、今週金曜日に、グループホームに入所することが決まっている。頻繁に自分の実家である財田町にいくようになってから、4つの施設に予約していた。最近そのうちのひとつにはいれることに決まった。この日を待ち望んではいたが、やはりオバステ山に捨てるような、後ろめたい気分がしないでもない。母のことを気にしなくていいから、気持ちが楽になって嬉しい反面、あの家の住人の不在は寂しいことである。 


国見山の山芍

2008-05-10 22:13:59 | インポート

 待ち望んでいた雨で、花も草もいきいきしている。カッパをきて雨に濡れながら歩いているお遍路さんには申し訳ないが、久しぶりの雨が本当に嬉しい。雨に日には、納経帳や掛け軸を、ぬらさないように出したり入れたりするのが大変らしい。女性はトイレに行くのが非常にやっかいだ、とも言ってた。うんうん、遍路の経験はないけれど解る気がする。40日も歩いていれば、雨も風も台風にも当たる。この雨を喜ぶ人あり、悲しむ人ありだ。

 国見山の山芍を見たいと思って、なんとか時間の工面をして出掛けた。目的は芍薬だから、1時間半でいける有宮神社から登った。

 100_0771 1回目、4月28日、蕾が多数であった。2回目、5月1日、八分咲きというところかな。気温が高く、天気がいい日が続いたのに、案外花もちがいいんだ。今年は開花がすこし遅れているようだ。28日に、同じく花見に来ていた人は、お隣、三豊市三野町の山野草パトロール員の方だった。大阪から山登りにきていた若い男性もいた。わざわざ遠くから登りにくる山なんだろうか。

100_0774 1日に出遭った人に、赤星の山芍の群生地を教えてもらった。らくーに花が見られるのだそうだ。この方、年配の男性だが、なかなか個性的登山をしている。この日も、林道から3時間かけて芍薬のところまで、ヤブを漕いで登ってきたらしい。登山道じゃないところを登るのが好きとおっしゃる。やむなく山中で野宿したこともあったらしい。私も人が行かないところを歩くのが好みだ。この方に教えてもらった道をそのうち登ってみたい。

 ところで、ひょんなことから、この方が若松家別館の設計をしてくださった建築家であるとわかり、お互いびっくりぎょうてん。世の中狭いですねえ。

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少し変わった感じのスミレ

100_0725 ハシリドコロと山芍はなかよし。

いつも同じ場所で咲いている。

100_0758 ミツマタの群生。

芍薬に負けず劣らずお見事!

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フタバアオイ。

カンアオイとちがって花は普通に上のほうに咲いている。

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本日の大発見、はじめてみたシコクカッコウソウ。

桜草みたいなのがあった、と山野草に詳しい人に言ったら、「あれはシコクカッコウソウだよ」と教えてくれた。5,6株あった。その場所にはわずかながら踏み跡もついているので、皆さん知っていて、写真を撮ってるんだなあと思った。国見山は花の種類が多いと思う。

 さて、赤星の芍薬の群生とやらを見にいかいでか。5月6日、晴天、中尾から林道にはいる。舗装なしのゴトゴト道をぐんぐん登る。やっと登山口に着くと、まあ、車がいっぱい。Pは満車だ。折りしも、下山してきた中高年のグループが3台分空けてくれた。高知からきていて、まだもうひとつ山へいくそうであった。

 私は登山道ではなく、教えられた林道を水平に歩いていく。こちらにも人が何人かいた。私と同じ、花がおめあてだ。皆は10分くらい歩いて満足して帰っていくようだが、私は道がどこまで続いているのか知りたかったので尾根まで行った。そして山芍の塊りが2箇所あった。まだ満開していない。ここはもっとオクテだった。群落は、急斜面を細く長く下っているらしい。危ないので下りて確かめたわけではないが、白い花が見える。国見山といい、ここといい、人を寄せ付けない花だ。国見では、今年こそ群落のシッポまで下りて見てやろうと思ったが、ずるずるの斜面を上り返す元気が出なくてあきらめた。

 赤い布の縦走路らしき標しがあった。興味津々だ。また次の機会に・・・。

 それにしても年をとると自然志向がつよくなるのか、人の多いのには驚いた。この人たちが一本貰って帰ろうなんて、欲な考えをもったとしたら、山はめちゃめちゃになる。どうかおとなしく見学してほしいものだ。


少しだけゆったりの夜

2008-05-08 23:01:27 | インポート

 自分の日記を開けて見てビックリ・・・。あれからもうひと月近く経っている!なんと月日の経つのが速いことか。恐ろしくなる。

 今朝は、起きるのがとてもおっくうだった。仕事を放り投げて逃げ出したいくらいだった。疲労も頂上手前だろうか。今夜はお遍路さんがお泊りでないし、明日から、仕事で泊まっている方々が大阪に帰るので、いっときラクになる。少し余裕ができたので、日記を書いている。

 長期滞在のお客さんの食事を作るの、とてもたいへんだ。2週間くらいならまあいいが、3ヶ月ともなると、とっくにレパートリーの貯金も底をついている。お遍路さんが加わると、おかずの種類はいつもの1.5倍くらい作らなければいけない。あとすこし頑張れば楽になる・・・、と言い聞かせつつ、3ヶ月が過ぎた。その間、一度も寝過ごしてないのがすごい。1回くらいは、朝食の時間直前に飛び起きて、夫に、コンビ二へおにぎりを買いに走ってもらうことになるだろうと思っていた。

 おそらく、本当に、あと少しだろうから頑張ろう。滞在の方の仕事が終わって引き上げたら、私も仕事おやすみして旅行したいなあ。