大阪の通りを歩いていると、地面にヤマモモの実がたくさん落ちていた。当然上を見上げるわけだが、小さいけれど暗赤色の実が生っている。大阪からのお客様が言っていた。ヤマモモの木は道端にたくさん植えてあるそうだ。大阪ではヤマモモの木が街路樹として好まれるんだ。大通りにも小路にも木はずらりと植えられてあった。実を食べないのはもったいない気がするが、排気ガスにまみれた実は食べたくない。
娘宅に来た翌日は、朝から買い物である。せっかく子守に来たのだから、自分の用事をするように言っておいたのだけど、特にしなければいけないこともなかったらしい。どうやら同じような境遇の母親どうし、子供を預ったり預けたり、上手にやりくりしているようだ。私など、仕事だ遊びだといっては、母に子供をみてもらった。今は私が母を看る番だ。
朝10時過ぎに家を出て、帰ったのが5時半、一日中ダイヤモンドシティというショッピングモールで過ごした。子守をするのは最適の場所かもしれない。トイザラスがはいっていて、広い売り場をあちこち歩き回ってたっぷり1時間遊ぶ。館内のレストランで食事をしてコウちゃんはカートで寝てしまった。コウちゃんも成長して、やっと外食ができるようになった。この間まで、やんちゃでとてもレストランへは行けなかったのだ。次男の悦春君は全然性格が違うようで、おとなしくて扱いやすい。
やんちゃのコウちゃんが寝ている隙に娘は自分の服を買った。少しでも満足できたなら、私も来た甲斐があったというものだ。
目覚めてから、またおもちゃやさんへ。いつもここの木製のトーマスで遊ぶんだそうな。木製は高価で、そろえると10万かかるという。トーマスもアンパンマンも永遠に子供たちの人気者だ。著作権で一生あそんで暮らせるなあ。
コウちゃんが遊びに集中しているのを観察していると、何がそんなに面白いのだろうと不思議に思う。いつまでも同じことをして遊んでいる。子供って摩訶不思議ないきものだ。コウちゃんは0才から車のタイヤがすきだった。今も車が大好き、虫やぬいぐるみには全く興味がない。長男次男、個性が違っておもしろいのかもしれない。
コウちゃんが納得するまで、たっぷり1時間お付き合いして帰途についた。2泊せず、すぐに大阪を出ることにしたので、その日10時ごろ我が家に帰り着いた。