日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

トレイル・ラン

2011-11-30 23:03:57 | インポート

 今週月曜日の朝は、久しぶりにひどく疲れて起き辛かった。すこし頭痛も感じていた。今は、ほとんど筋肉痛も治まっている。

 何をしたかって?  実は、トレイル・ランニングを体験したのである。若いランナー達に、私は120パーセントの力で必死に付いて走って、疲労困憊したわけだが、彼らは前日土曜日にレースにでている。つまり、彼らは2日連続のランニングだったのだ。おばさんにはとてもマネできない。

 トレイル・ランニング・レースなるもの、一度出てみようかと思ったが、ちょうどこの日、土曜日は二胡のレッスン、ジャー・パンファン先生がみてくださる日に当たっているので、レースはやめにして、翌日の「鏑木毅と阿讃山脈を走る」イベントに申し込んだ。コースは、讃岐大山(だいせんと読む)から財田駅までの約20キロ。7時45分に塩入温泉に集合だった。バスが大山6合目まで送ってくれて、20キロのラン、財田駅に迎えにきてくれる。メンバーの顔ぶれを見てビックリ、すっかり怖じ気づいてしまった。自分が場違いな所にいる、とひしひしと感じた。おじさんおばさんは見当たらない。元気溌剌の若者ばかりである。皆に付いていけなくて、山中でひとりはぐれて迷惑かけてしまったらどうしよう。でも、一応私はツアーのお客さんだから、スタッフが後ろについて歩いてくれるはずだ。

 実際そうだった。約20人のランナーのしんがりが私、数人のスタッフが先頭、中、最後尾を走った。このイベントの要綱を受け取ったのが1週間前、20キロ走ると書いてあってびっくり、慌ててその週、3回トレーニングをしてお茶を濁した。

 とにかく、無事に怪我なく完走できた。「よくついてこれましたね」とお褒めの言葉をいただいた。「次はレースで会いましょう」と言われたが、これが最初で最後だ。とてもトレーニングする時間も体力もない。やっぱり山は歩く方が楽しい。きのこや山菜を採るたのしみもあるし。道が広くて間違うおそれがなく、景色もそう面白くもなければ、走って下ることもあろうが・・・。

 トレイルランは、私達が楽しむ山歩きとはまた別のスポーツである。

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バスが、大山6合目付近まで送ってくれた。

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いきなり走るのかと思いきや、普通に歩いてくれたのでホッとした。

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大山神社で自己紹介。遠くは大阪、九州から来ていた。

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冬枯れの山もとても素敵だ。この縦走コース、道が整備されていてとても気持ちのいいハイキングコースだ。

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講師の鏑木さんが、走り方をチェックしてくれる。

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この方が鏑木毅さん、トレイル・ランニングの第一人者らしい。とてもやさしい雰囲気のカッコいいひと。山を走り下るコツを教わった。

 因みに、レースの結果は、トップで、23キロのロングコースで2時間ちょっとでゴールしている。私がこの日走ったコースタイムは約5時間、ヒェーッとしか言いようがない。下りは転がるように走り、上りも歩いたりはしないんだろうなあ。


マダニ

2011-11-19 22:57:12 | インポート

 ときどき一緒に山登りをする友人から聞いた話。

 この間、耳の裏側に何かできて、すこし痛みもあって・・・。主人にみてもらったら、「ダニやないかー」といわれた。取ってもらったら、スイカの種みたいだった。気持ち悪いから医者に行ったら、捕らずに来てほしかったといわれた。ダニの頭部が皮膚に残ってシコリになるそうだ。なんでダニが?そういえば、山へ行ったっけ・・・。あのときくっ付いたのかなあ。

 3ヶ月前、妹からこんな話も聞いた。

 うちの犬にときどきダニがついとんよ。血を吸ってまるく膨れてる。引っ張って除ってやるけど、シコリがのこる。

 へーッと聞いていたが、待てよ、1年くらい前、私の首にできたイボ、もしかしてマダニだったんじゃない? 突然現れたし、イボにしてはすこし形がおかしいし・・・。あの皮膚科の先生、ヤブだったのかも。あのとき、山でひどい笹コギをした。ゲホンゲホン、咳がでるくらい。その夕方、首に何かくっついているのを発見。異物が皮膚にささっているようにも見えた。でも虫のようでもない。それで医者に行ったのだけど、イボといわれた。硝酸銀だったかな、黒い液体を塗って取った。あと、シコリがしばらくのこった。今の今まで、それを疑わなかったが、友人の話を聞いて、あれはダニではなかったかと思う。

 インターネットでマダニをしらべてみる。山や草むらで、哺乳類に取り付こうと待っているそうだ。他の動物から細菌を媒介するのが怖い。発疹も熱もでなかったから、大丈夫みたい。笹コギはしょっちゅうやってきた。マダニも、数ある山の危険のひとつだなあと実感した。