今週月曜日の朝は、久しぶりにひどく疲れて起き辛かった。すこし頭痛も感じていた。今は、ほとんど筋肉痛も治まっている。
何をしたかって? 実は、トレイル・ランニングを体験したのである。若いランナー達に、私は120パーセントの力で必死に付いて走って、疲労困憊したわけだが、彼らは前日土曜日にレースにでている。つまり、彼らは2日連続のランニングだったのだ。おばさんにはとてもマネできない。
トレイル・ランニング・レースなるもの、一度出てみようかと思ったが、ちょうどこの日、土曜日は二胡のレッスン、ジャー・パンファン先生がみてくださる日に当たっているので、レースはやめにして、翌日の「鏑木毅と阿讃山脈を走る」イベントに申し込んだ。コースは、讃岐大山(だいせんと読む)から財田駅までの約20キロ。7時45分に塩入温泉に集合だった。バスが大山6合目まで送ってくれて、20キロのラン、財田駅に迎えにきてくれる。メンバーの顔ぶれを見てビックリ、すっかり怖じ気づいてしまった。自分が場違いな所にいる、とひしひしと感じた。おじさんおばさんは見当たらない。元気溌剌の若者ばかりである。皆に付いていけなくて、山中でひとりはぐれて迷惑かけてしまったらどうしよう。でも、一応私はツアーのお客さんだから、スタッフが後ろについて歩いてくれるはずだ。
実際そうだった。約20人のランナーのしんがりが私、数人のスタッフが先頭、中、最後尾を走った。このイベントの要綱を受け取ったのが1週間前、20キロ走ると書いてあってびっくり、慌ててその週、3回トレーニングをしてお茶を濁した。
とにかく、無事に怪我なく完走できた。「よくついてこれましたね」とお褒めの言葉をいただいた。「次はレースで会いましょう」と言われたが、これが最初で最後だ。とてもトレーニングする時間も体力もない。やっぱり山は歩く方が楽しい。きのこや山菜を採るたのしみもあるし。道が広くて間違うおそれがなく、景色もそう面白くもなければ、走って下ることもあろうが・・・。
トレイルランは、私達が楽しむ山歩きとはまた別のスポーツである。
バスが、大山6合目付近まで送ってくれた。
いきなり走るのかと思いきや、普通に歩いてくれたのでホッとした。
大山神社で自己紹介。遠くは大阪、九州から来ていた。
冬枯れの山もとても素敵だ。この縦走コース、道が整備されていてとても気持ちのいいハイキングコースだ。
講師の鏑木さんが、走り方をチェックしてくれる。
この方が鏑木毅さん、トレイル・ランニングの第一人者らしい。とてもやさしい雰囲気のカッコいいひと。山を走り下るコツを教わった。
因みに、レースの結果は、トップで、23キロのロングコースで2時間ちょっとでゴールしている。私がこの日走ったコースタイムは約5時間、ヒェーッとしか言いようがない。下りは転がるように走り、上りも歩いたりはしないんだろうなあ。