日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

やっと、落ち着いた

2010-07-30 22:50:31 | インポート

 26日に無事帰国した。台湾より日本の方が暑い?、ように感じた。湿気が多いのだろうか。台湾も確かに暑かったのだけど、彼らは平気な顔で活動している。私は、心の中で暑い暑いと叫びながら、ハンカチでしきりと顔を拭く。台湾人は暑くないのかしらンと不思議に思った。

 帰ってすぐに、ビッグニュースがいくつかとびこんできて驚いた。沢登りで滝壺に落ちて誰か死んだこと、救助のヘリが墜落して5人もなくなったこと、スイスで鉄道事故があり日本人が死傷したこと、香川県の誰かが高知県の山で行方不明になったこと、などである。

 沢登りをしていた人達は、労山の会員であるというから、お仲間である。大きな滝ならば怖いけれど、小滝なら泳げばいいのだ。状況はどんなだったのだろう。岩場であろうと滝登りであろうと、危険な場所では、最高に緊張して、ロープを使うなりして安全対策をすると思うが・・・。沢登りは危険、というイメージがますます強くなってしまった。それにしても亡くなった5人の方、本当に気の毒だ。誰のせいでもないんだけど、救助を要請した人達、やりきれないだろうなあ。去年も西穂のジャンダルムで同じようなことがあったっけ。

 高知で迷った人は無事だったんだろうか。私も先日、危うく野宿か、という経験をしたので人事ではない。四国の山ぐらいなら、落ち着いて下っていけば、どっかの集落か林道に辿り着くだろう。パニックになって、事故して怪我などしないことだ。

 帰国してから、1日休息して、続いて2日間の団体のお客があったので、まだ写真もみていない。これからすこしづつアップしていこう。お世話になった方々に礼状も書かなくてはいけない。

 


有縁

2010-07-19 15:54:23 | インポート

 連日うだるような暑さだ。近くでやってる銭形踊りの囃子、(おっと、このごろは盆踊りではない、よさこいなんとかというダンスだ) それが聞こえてくるけれど、暑くて1分たりとも歩きたくない。午後からの最高気温のなかで、滝のように汗を流すのが若い人にとって気持ちいいのかもしれない。

 昨日はうちでさえ、満員だった。銭形祭りを踊りに、または見に、遠方からやってきたのだろう。うちは、そのため宿が取れなかったお遍路さんが来てくれた。当日午後から申し込みが次々とはいり、夕食はご用意できなかった。朝食は食べていただいてお送りしたので、私は祭りどころでない。お昼ねである。

 一昨日とまったお遍路さんは、台湾人の尼さんだった。本館から「台湾のお遍路さん泊まれるか」と電話があったとき、「ラッキー!」と心の中でさけんでしまった。なんというご縁だろう。当然あさってからの台湾行きの質問をする。彼女のアドバイスにより、私が考えていたコースは変更して、彼女の友達の民宿に泊まることにした。「青蛙婆之家」つまり、カエルおばさんのいえという民宿でプーリーにある。電車とバスでプーリーまでいけば迎えに来てくれるということになった。合歓山についてはそこで聞こう。

 45リットルのザックで行くつもりだったけど、お土産を持って行きたいので、60リットルにした。これならば何某かの台湾の品物も買ってかえれる。それにしても、台湾はもっと暑い?


マイ ホリデイ

2010-07-16 17:37:39 | インポート

 どうやら梅雨が明けたようだ。明日から、クマゼミがうるさく鳴き出すだろう。

 来週から台湾旅行に出るつもりなんだけど、始めと終わりのホテルだけは台北でとってあるが、あいだについては、ややいきあたりばったりである。日本にも台湾にもそんな悪い人はいないだろう、という性善説でいこう。そもそも、私の頼りない中国語と英語で個人旅行をしてみようと決意させたのは、ときどきやってくる日本語がほとんどできないお遍路さんに勇気付けられたからだ。言葉は堪能でなくても、伝えようとする気持ちが大切だと思う。

 今回は、山岳地方へ行くつもりである。玉山、雪山という高い山があるけれど、登るには許可証が要るらしく、私はハイキング的な山歩きをするつもりだ。で、合歓山を考えている。この山は、標高の高いところまで道路が通っていて、ハイキングを楽しむ人が多いと書いてある。それでも、3000メートル以上あるのだ。高度障害も気になる。ついでに、たくさんある温泉も経験してこよう。水着を忘れずに。

 初めは、阿里山鉄道に乗って、阿里山に登ることを考えていたが、何年か前の台風の被害で不通らしい。山岳地域での宿泊がとれていないのでどうなるかわからない。とにかくあちらはそろそろ台風シーズンなので、ちゃんと期日までに日本に帰れるように気をつけねば。

 


母の病状

2010-07-05 23:08:03 | インポート

 昨夜、コジロウは生まれて初めて野宿した。

 床に就く前、呼んでみたけれど返事がなかった。家が広いのでどこかにはいりこんだと思っていた。ところが、朝、私が起きるといつも何処からか出てくるのに、今日はいなかった。ということは外にいるんだ。外に出て名前をよんでみると、離れた所から「ニャー」と返事した。コジロウは無事うちに帰ることができた。隣の家の庭に潜んでいたのだろう、毛が泥臭い。このあたりには、怖ーい野良猫がいっぱいいる。よほど野宿が怖かったか、コジロウは遊びもせず、今日は一日中寝ていた。すきあらば外に出ようとする。これから益々すばしこくなる。家に閉じ込めておくのは不可能に近い。交通事故にあわないよう祈るしかない。

 

 私の母は認知症で、グループホームで暮らしている。

 先日、母は私の家で2時間くらいすごした。いつもは、ドライブしてランチをどこかで食べて、時間があれば母の家へ連れ帰る、というパターンである。その日は私の家で夕ごはんを食べさせた。お膳に準備してあげてもなかなか食べようとしない。食べ方がわからないのだ。スタッフからそのよう状態であると聞いてはいたが、目の当たりにすると愕然とする。食べる速度も遅く、1時間以上もかかってしまった。

 入所して2年と少しなのに、なんと病気のすすんだことか。2年前はまだまだ足取りもしっかりしていたし、話もできた。今は足がふらふらしていて、徘徊どころでない。ほどんどすべて忘れてしまっていて、会話にもならない。私が施設に顔を見せると、嬉しそうに笑うのがせめてもの救いか。

 トイレにも介助が必要になった。だんだんと自分でできることが少なくなる。1歳の子供に戻ったように、私の言っていることが理解できない。これからどのように進んでいくのか、恐ろしい気がする。私の行く末もこんなだろうか。自分の意思と関係ないところで人格が失われていく。母自身、老いてこのような状態になろうとは、微塵も想像しなかったろうに。

 今月、介護認定の審査がある。この分だと、ひとつあがるだろうなあ。