日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

箸蔵寺へ行く

2014-11-14 13:13:32 | 日記

11月初め、箸蔵寺にお参りにいく。讃岐財田から山を越えて阿波箸蔵へいく。

峠にはたいていお地蔵さんがまつられている。阿波と讃岐を山越えで行き来した時代、旅の無事を祈願したり、不幸にして亡くなった人や牛を供養したのかもしれない。江戸時代から昭和中期、主として米をつくる讃岐の農家は阿波の畜産家から農作業用の牛を繁忙期に借りていたらしい。借耕牛(かりこうし)という。

峠のお地蔵さん、そう古くない。表情がおもしろい。

4時間かかってお寺の本坊に到着。途中、阿波から讃岐に歩いてくる二人の女性に遇ったっきり。このハイキングコースは人気があるんだけどなあ。紅葉のころにはもっと人が増えるのかもしれない。

石段を下って行く。さすが、もみじの名所、楓の木の多いこと。これは是非とも紅葉狩りに来たい、次は車で。

あれれ、どうしてお寺に鳥居が? 金毘羅さんの奥ノ院があるらしい。

立派な彫刻がほどこされた山門

さてここから下る山道が見つからない。しかたなく車道を歩き始める。あまりに緩やかで、延々と続いていそうなので、走る。途中、ショートカットの遍路道を見つけてやれやれ。そうだよね、歩き遍路さんの道があるはずなのだ。歩き遍路用の地図を持ってきていれば回り道せずに済んだものを。

暖かいものでも食べてから駅に行きたいな、と思っていたのに、なんだかお店からはずれてしまったみたいで、諦めて箸蔵駅を探す。なんと!ぎりぎり1時40分の電車に間に合った。2時3時だいの電車はない。次は4時だ。なんてラッキーな。

秘境の駅として有名なのだそうだ。地元の人というより、よそから来たカメラマンやハイカーが乗っている。坪尻駅で、運転手さんが最後尾に移動して、電車が反対方向に動き出した時はちょっとびっくりした。そうだった、スイッチバックだった。

あっという間に財田駅、往路は4時間復路は20分、なんと便利な時代になったことか。

この秋、再び箸蔵寺に、紅葉狩りに行くチャンスが訪れるだろうか。


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