日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

2016年、最後の日

2016-12-31 20:07:09 | 日記

 今年、年末年始は穏やかな天気になるそうだ。大晦日の今日は快晴、外のお掃除に最適な天気だった。いつも一日が終わりかけて思う、今日、何したっけ? やろうと思っていたこと、いくつできただろう。こうして、瞬く間に、一週間が過ぎ、一年が終わる。

 12月は慌ただしい月だ。

 

 中国語サークルの忘年会は、押し迫って23日に行われた。毎年、時間の都合のつく人が、午後から餃子作りに参加する。それに、各自が持ち寄った、から揚げ、寿司、漬物、スウィーツなどが加わり、宴が始まる。尺八、太極拳、二胡、オカリナの出し物があった。私は二胡とオカリナを演奏した。当然ながら、緊張で普段のようにはいかない。いつになったら、人前で、余裕をもって、楽しく弾けるようになるのだろう。

 それが終わると、24日、25日は恒例の大山登山だ。夏に、自宅解体のため、荷物を引っ越したので、冬山の登山道具が準備できるかどうか心配だった。早めに少しずつ取り掛かればいいのであるが、行事がひとつ終わってから次の事柄に頭を切り替えなくてはならない、不器用な人間なのである。

 当然山道具はどこそこにと、置き場所を決めていたが、冬スパッツと冬手袋が見つからず、夏用スパッツと、使いにくい、内手袋と外手袋が縫い合わさっている冬手袋を持って行った。このタイプの手袋はおススメできない。手袋を外した時、指の部分が別々になって、手を入れた時、内と外がうまく合わない。イライラしながら指と内手袋と外手袋を合体させようとするもののうまくいかず、1,2本の指は変に曲げたまま、気持ち悪い思いをしながらピッケルを持つ。

 駐車場の隅にコソッとテントを張る。寒くて眠れないのは厭なので、靴下は3足、下半身はカッパを含めて3枚、上半身はダウン2枚、下着を含めて計5枚、シュラフとシュラフカバー、これだけ着込むと前半はホカホカよく眠れた。しかし、夜中から明け方にかけて、気温はグングンさがり、地面と接触するところからゾクゾク寒気がしてくる。寒くて目が覚める。

 

 前日宵は霙だったが、登山当日は快晴。日本海がはっきり見えた。

  

頂上小屋

風もなく、気温も高く、登りやすかった。

 小屋で、いつものカップ麺をつくって食べる。

 山が終わったら、次は印刷所に発注してある年賀状を受け取って、あて名書きが始まる。宿泊名簿を見ると、ああ、あのときあんなことがあったとか、こんなことを話したとか、思い出される。筆ペンで、手書きで書いていくアナログ作業も嫌いではない。「年賀状、有難う」とおっしゃって又来てくださると、とても嬉しい。頑張って、裏面いっぱいぎっしり書いた甲斐があったというもの。

 紅白歌合戦を見ながらブログを書いている。テレビは点いているけれど殆ど見てはいない。子供のころは、家族皆これを見るのが楽しかった。最近は面白くも感じていないのに見ている。冒頭、高橋真梨子らしき人がちらっと見えたので、この人の出番まで待つことにした。見たいという歌手が本当に少ない。

 元日は雲辺寺に初参りに行く。雪の雲辺寺もいいけれど、明日もいいお天気のはず、参拝者も多いかも。


観光立国

2016-12-26 21:33:43 | 日記

 

  中国からのお客様は、16日に到着し、うちを拠点に、17日は栗林公園と琴平宮、18日は小豆島、19日は松山を観光し、20日早朝6時15分に大阪に向けて出発、買い物を楽しんで、大阪で一泊して帰国された。毎日5時過ぎ起床、食堂で牛乳を温め、パンやケーキ類、果物などを朝食に、6時半ごろには出て行った。

 リーダーの章さんとカップル一組のほかは全部女性、年も20代30代くらいで、持ち物や衣服を見ても、経済的にも余裕がありそうだ。日本での観光と買い物を楽しみに来たのだ。日本人の海外旅行の団体となんら変わりない。明るくて楽しそうで、彼女らの旅が快適で順調であるように、私もできるだけ協力したいと思っていた。自由に飲み物が飲めるように、電気ポットとコーヒー、お茶を用意しておいた。しかし、お風呂が小さいので、夜遅く帰ってきて、一斉に入りだすと、ドアの外で順番を待っている有様である。朝が早いので、皆早く寝たいに違いなく、申し訳なかった。これからも外国人団体客を受け入れるとすると、シャワールームを増設しなくてはいけないかなあと思う。

 初めての中国人団体客だったけれど、かれらもマナーについて、批判されていることを知っているのだろう、気を遣っているなあと感じた。もの静かで、部屋もきれいに使ってくれていた。彼らは中国人の、私は日本の旅館の面子を守る為に心を配ったと思う。世界で一番マナーがよいといわれる日本人も、20年前は欧米から悪評されていた。このように変わることができたのは、生活が豊かになったのと、教育と自身の努力の成果だろう。中国人もこれからだんだん良くなっていくと思う。拒否しないで暖かい目で迎えよう。香川県にやってきた外国人は去年の4割増しだそうだ。四国4県で一番増えたのは瀬戸芸のお蔭であるが、国が観光立国を謳っているからには、今後もどんどん増えていくはずだ。宿泊業者のみならず、一般の人も町で外国人と対応出来るように英語が必要かなと思う。

 観音寺あたりで連泊して、4県をJRパスで周るという方法は、大きなスーツケースを持ち歩かないでいいし、ホテルを探す面倒さもなく、町の様子にも慣れ、便利がいい。これからも10人くらいのグループなら受け入れたいと思う。

 今日、保健所から電話があった。「air bnb に登録していますか」という。国が、登録している宿泊所が適切かどうか調べているらしい。うちの場合は、旅館として許可されているのでOKということだった。漸く田舎にも違法民泊の手入れがはじまった。

 


欢迎光临,中国旅客人

2016-12-18 22:24:16 | 日記

 16日から滞在している中国人団体客は、極々普通の人たちで、私の心配は、とんだ取り越し苦労だった。タイムリーにテレビで放送された外国人観光客のマナーの問題や、友人の冷やかし半分の脅かしやらで、少し過敏になっていた。

 リーダーの章さんは若くてとても真面目な方だ。皆より一日早くみえて、お客様に電話で部屋の説明をして、予め部屋割りをしておくようだった。観音寺の町を偵察して情報を集めていた。第一日目の夕食の予約は、居酒屋でやってきたようだ。17人では予約なしでは入れない。彼はプロのガイドではなく、自身の仕事はエンジニアである。だから、どこか初々しく、いやみがなく、一生懸命お世話している感じだ。彼とは、片言英語、片言中国語、片言日本語でコミュニケーションして、なんとか用事は事足りる。

 中国人のお客さまは、殆ど若い女性だ。部屋のテーブルの上には化粧品がずらりと並んでいる。日本人と何ら変わりない。態度もおとなしい。むしろ日本のおばちゃんのほうが声がうるさいし文句をいうんじゃないかな。

 お出でたその日にキャッシュで宿泊費を払ってくれたので、お礼に、翌日、観音寺で一番人気の洋菓子店、「ブラン」でロールケーキを2本買ってプレゼントした。甘いのがお好きな方々、「とてもおいしい」「很好吃」といって喜んでくれた。ただ、今夜も風呂の前でシャワーの順番を待っている。外国人は湯船に溜めなくていい。これから増えるだろう外国人観光客のために、シャワーを増設したほうがいいかもしれない。

  

 3日前から寒波がやってきて、雲辺寺も白くみえた。今日は天気も最高だし、午前中で仕事を終えることができたので、雪を踏みたいし、トレーニングを兼ねて登った。昨日の足跡だろうか、3,4人がすでに踏んである。日曜日、ロープウェイで来るお遍路さん、時期だけに多くはないけれど、途切れずにお参りしている。


受信料解約

2016-12-14 17:03:56 | 日記

 

 母の家の、大きな紫の花をつける木蓮の葉っぱが全部落ちた。一枚一枚の葉っぱも、直径20センチもあろうかという大きさである。落ち葉の絨毯というより、ガサゴソ入っていくと、踝まで埋まってしまう。鷲摑みにしてゴミ袋に集めて、屋敷の隅で燃やすとパチパチ勢いよく火が上がる。枯れ葉が燃える様は実に小気味よい。冬の野焼きは、燃えやすいし、たき火が暖かくて楽しい。

 半年くらい前、たまに母の家で見ていたテレビが壊れたので、NHKに受信解約を電話で申し込んだら、いろいろ聞かれたあげくに、テレビリサイクルの証明書を出すようにいわれた。業者に持っていくのが面倒でずっとほったらかしていた。NHKを見てないのに受信料を取られるのはくやしいので、解約の方法を聞いて、実行しなくてはと、再度電話すると、今度はわりと応対の感じが良かった。母が施設に入ったので空き家になった、と言ったら、何年前から施設に入ったか、とか、施設の名前、住所、電話番号を聞かれた。事実かどうか確かめるのだろう。そして、さかのぼって受信料が返還されるという。一回目の接触と全然違ったので、私も驚いた。初めからこう言ったらよかったのかな。テレビが壊れて見えなくなったから契約をやめる、というと、捨てた証明書が要るようだ。テレビがあっても空き家で誰も見ていない、といえば受信契約は簡単に解約できる。母がいなくなった後、数年間は私が母のテレビを見ていたんだけどなあ。