日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

毎日、おおわらわ

2007-05-24 17:14:53 | インポート

 心配のゴールデンウィークも終わった。

 最高に疲れた。なぜなら、この正念場に、不覚にも風邪をひいてしまったのだ。最初は咳き、後に発熱(たぶん熱が出ていたと思う)と鼻水、いつもなら寝て治すけれど、仕事は忙しいわ、5月5日は娘婿の両親と伯父夫婦が、次男誕生のお祝いに、京都からはるばるきてくれる。はやく治しておかなくては、というので薬局で風邪薬を買ってきて、時間をみつけては、ひたすら寝て、身体をやすめた。託児所は勿論おやすみ、父さんが来てくれていたので子守は解放された。

 フロント係り、食器洗いは夫に手伝ってもらってなんとか仕事はのりきった。ところが、夫、コウちゃん、娘、赤ちゃん、と、次々風邪の症状が出た。「お母さん、病院へ行って早く治さんからや」と娘にしかられた。ごもっとも。年寄りと小さい子がいる家では神経を使わねばいけませんでした。

 母はこの頃とても手がかかるようになった。この1ヶ月の間に、2回道に迷って、自分の里にタクシーで行ってしまった。歩いて買い物に出掛けて、帰り道がわからなくなって、たぶんそのあたりの人にタクシーを呼んでもらったのだろう。電話帳を調べて、どこか思うところに電話する能力は、もうない。迷ったあげく、自分の家でなく、生まれた里に帰るのも痴呆老人によくみられる症状だろう。

 その何日か後、早朝6時半に警察から電話がかかってきた。ああ終に・・・。いそいで母の家に駆けつけると、ピカピカのパトカーが門の前に止まっていて、中に警官2人と母が乗っている。コウちゃんに、こんなに真近でパトカーをみせてやったら、さぞや喜ぶだろうなあ。あの子はパトカーが大好きなのだ。

 近くの池の側を徘徊していて、とあるお宅の玄関を叩いたらしい。その方が警察に言ってくれたのだ。帰りの道がわからなくなるのはいつものパターンだ。時間が時間だったから警察をよんでくれて、保護されたということだ。

 警官が帰って、何処へ行くつもりだったのか聞いてみた。母の話では「車に2人の女の子を乗せて高松の方へ遊びに行った。女の子が池の傍で遊んでいた。目を離したすきにいなくなった。たいへんなことをしてしまった。あの世へ行かなくてはいけない」と罪の意識にさいなまれている。「夢でもみたんじゃないの?車なんてないんだし、運転なんてもうできっこないんだから」と説明してやってなんとか落ち着いた。

 母は、とてもしっかりはっきりした口調で話す。ひとがみると、全然ぼけてないと言うだろう。娘の私がみても、なんでこんなにシャンと話ができるんだろうと思う。しっかりとボケた話をするので、時々とても腹が立つ。「それは違う。理屈で考えてもありえない。夢でもみたんじゃないの?」というと、怒って「あんたの方がボケとる」といわれるしまつ。むきになってはいけないのだが、このごろついつい声が荒立つ。


カタクリを見に

2007-05-13 06:39:43 | インポート

100_1688_1  5月2日、コウちゃんが託児所に行っている隙にカタクリを見に行った。何時又チャンスが訪れるかわからないと思った。目指すは鋸山だ。

 法皇トンネルを抜けて翠波峰に向かって車をはしらせる。翠波の公園に、なにやら派手に花を咲かせている木があった。ソメイヨシノより濃いピンク色だ。ボタン桜?カメラマンが数人集まっている。車を降りて、見学する時間ももったいないので、とりあえずカメラにおさめて先を急ぐ。

 去年通りかかったときのこの木の印象はない。カタクリは終わっていた。とすると今回、カタクリの花はぴったり合っているだろうかどうだろうか。

 花見が目的の登山はなかなか難しい。このゴールデンウィークに別子のツナクリ山に登った友人が言った。「アケボノツツジはほとんど咲いていなかった」暖冬で早いと思っていたけれど寒い春で花は遅れているのかなと思った。別の友人は「今年はツツジも石楠花も花が咲かないだろう。花芽が全然ない」と言った。今年は裏年か。

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鋸山を過ぎて5分ほどくだると、ありましたありました。ただし今日は曇り空、カタクリはみんな淋しげに下をむいてつぼんでいる。天気予報によると午後から晴れる。時間が許す限り縦走路を確認して、帰りに可憐にひらいたところを見せていただこう。

 カタクリのとりつきからしばらくのあいだ、登山道に群生地は続く。道は狭いしカタクリはせり寄ってくるしで、足の踏み場に困る。尾瀬よろしくモク道が要る。カタクリはたくさんあるし、人はいないし、ここは絶対お勧めのスポットだ。心ある人にだけ来て貰いたい。

 縦走路はどなたかがちゃんと整備してくれていて、みちしるべも分かり易く、豊受山まで問題ないと思われた。友人によると、赤星山まで整備されているらしい。

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帰りはお日さんも顔をだして気持ちの良い山歩きとなった。明日からの連休にここに来られる人、羨ましいなあ。晴天が続くから、カタクリが一斉にひらくだろう。

 鋸山の展望岩に上がって三島の町を眺める。山桜の大木がまだ花をつけている。