日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

アニメファン

2018-04-30 19:48:24 | 日記

 昨日、毎年4月29日の行事、有明浜の銭形の砂ざらえがあった。私はいつものように、観光課主催の、抹茶とお菓子の接待をお手伝いする。とてもいい天気、仕事の為、始まりの時間に遅れて行ったら、公園は車やヒトでいっぱい、車を停める場所がない。行楽日和なんだね。この暑さに氷屋さんも繁盛。 

 

 

 お茶の席にお出でた若い方、結城優奈のTシャツを着て、トートバッグもキャラクターものを下げている。ちょっと話を聞いてみると、

 「東京から来てます。今日は砂ざらえを見に来ました。観音寺はもう6回目で、徳島の剣山も行きました。明日は誕生日会が一宮公園(豊浜)であるからそっちに行きます。」

ということだ。とても楽しそう。優奈の誕生日は3月21日じゃないかな。誰のバースデーだろう。

「何処に泊まってるの?」

と聞くと、若松家本館という。大勢泊っているそうな。アニメのお客さん、皆あちらに流れて行ってる。なぜかな? 私のところは、楽天トラベルとかじゃらんなどの旅行サイトに載せてないからか。

 うちに、前日とその前、2泊した、シンガポールで仕事している中国人の若い男性、夕食のときに

「アニメは興味ありますか?」

と聞いてみると

「ゆ、ゆ、ゆ」

と嬉しそうに言った。なるほど、アニメ目的で観音寺に来たんだ。彼は自転車を借りてアニメの聖地を回った。高屋神社という山も聖地らしく、登ってきたようだ。お疲れ様。

 今まで、上海、香港から、アニメのイベントや聖地巡礼にきたお客様はいるけれど、アニメファンは何か独特な雰囲気を醸し出している。おとなしく、シャイな感じで、あまり多くをしゃべりたがらず(私が英語が苦手なのでコミュニケーションできないから)、神経質な雰囲気である。東京から来た日本の若者は、明るく気さくでなんでもしゃべってくれたけど。

 若い人のフットワークの軽さ、ネットワークの素早さには驚く。最近世界的に有名になった、仁尾という町の海辺、父母が浜(ちちぶがはま)昨日のお客様も大阪からワザワザ見にお出でた。いわゆるインスタ映えするのだそうな。この間韓国からひとりで来た若い男性、一日目に父母が浜、二日目には紫雲出山へ行った。詫間という駅で降りて、バスが行くようだ。三豊市は、仁尾町の思わぬ効果に驚いている。観光客を呼びこむために、交通機関を整えているようだ。名所旧跡巡りじゃなく、ワザワザよその国まで海を見に来るとは。世界中の人が、自分の見たいもの、食べたいもの、やりたいことを求めて動き回る時代なんだね。かく言う私も、台湾旅行は有名どころを訪問するのではなく、異文化のなかに身を置くことが目的である。

 うちのこの季節の夕食メニューは、筍尽くしである。筍ご飯に、筍、タラ、コシアブラなどの天婦羅、厚揚げには蕗味噌をのせたり、そうそう、木の芽和えも・・・。ちょっと、しつこい?

 

 


大型連休、突入

2018-04-28 19:19:13 | 日記

 今日から大型連休に入った。私を含めて、仕事に追われる人も多いはずだ。でなければ、休暇を取れる人たちが楽しく遊べない。休憩するところ、泊れるところ、、遊ぶ場所があってのレジャーである。たくさんのサービス業関係者が働かなければいけない。

 私は皆さんのレジャーを支えるものとして、辛いと思ったことはない。当然のことながら、書きいれ時でもあるし。混むときに遊びに行かなくても、後でゆっくり休みをとろう、と思う。しかし、ゴールデンウイーク、3日4日の毎年の高校生サッカーの受け入れは、本音をいうとキビシイ。年を重ねたせいでもある。今年は24人の予約である。布団の準備、あまり使ってない部屋の大掃除、食器、食堂の準備、献立など、頭が混乱する。やることを一つ一つ書き出していって、終われば消していくようにしないと、何か忘れて、大慌てしそうだ。このイベントは「NPO北四国スポーツクラブ」主催である。うちもこの団体の会員であり、宿泊の協力をしなければいけない。

 連休前半はいいお天気が続くらしい。車で走っていると、もう田んぼに水を張っているところがある。連休は田植えです、という農家さんもいるんだね。働く方々、ご苦労様です、私も含めて。

 

 ユーカリの木は大きくなるのが速い。グングン、ヒョロヒョロ伸びて行って、風で倒れそうになるので、上の部分を思い切って剪定してもらった。枯れはしまいかと、心配になるほど切られてしまったが、幹のところから何か所も若芽が出ている。生命力のすごさに驚かされた。下の方で枝が出ると、どっしりと安定した姿になるだろうし、小枝を切って花瓶にさすことができる。花材として役に立つ。ユーカリはオーストラリアによくある樹で、その成分のひとつに発火作用がある。実際、旅行中、自然発火して山から煙が上がっているのを見たことがある。自宅で葉っぱを燃やした時、シュワシュワーと不思議な燃え方をして、あっという間に灰になった。納得したのだった。


カラスの巣

2018-04-27 21:35:11 | 日記

 小鳥たちの様子が気になって、運転しながらついつい上を見てしまう。危く、縁石にタイヤをぶつけそうになった。縁石くらいならまだいい。事故を起こしたら大変だ。

 名前は知らないが、どの小鳥も2羽で、なかよく楽しそうに、飛んだり囀ったりしている。繁殖の季節なんだね。

 母の家のそばに大きな木があって、カラスが巣を建築中だ。私がもの珍しそうに塀に近寄ってみていると、カラスは近所の家の屋根にとまって、カアーカアーとうるさく鳴く。私と巣との距離は10メートルくらいだ。傍に寄るなと言っているのだろうか。そうは言っても、私だって草取りしなくてはいけないし、ゴミ焼き場が敷地の端にあるのだから、この場所に来ないわけにはいかない。かくなる上は、カラスと顔見知りになって、子育て中に私に襲い掛かることがないようにしよう。カラスの巣の下ではいつも、「カラス~」と声をかけることにしている。

 カラスたちも繁殖の季節だから、よく小枝をくわえている姿を見かける。この間、信号で停まっていたとき、ふと上を見上げると、電柱にカラスの建設中の巣が見えた。どうせ壊されるのだから、早めに引っ越しさせといたほうがいい。子育てが始まって取り壊されるのは可哀想。すぐに四国電力に電話した。電話にでるのは録音の声、要件ごとに番号が知らされ、最後に「その他の要件は〇番を押してください」という。そして「ただいま電話が込み合っています。かけなおすか、暫くお待ちください」という。イライラしながら待っていると、ようやくホントの人の声が出る。この頃の電話はいつも録音である。

 電力の工事部のお兄さんの対応は、とても感じよく、丁寧に礼を言ってくれた。カラスー、電柱はダメだよ、大きな木を見つけて建設しなさい。


タイミングが良かったタラの芽

2018-04-24 16:15:47 | 日記

 

 この間日曜日、赤星山南西の林道を終点まで走らせる。この林道はすごい悪路なので、パンクしないように地面をよく見極め、ゆっくり進ませる。その悪路ぶりが人を寄せ付けないのか、滅多に他の車に遭わない。ここは、タラ、ウド、コシアブラが採れるスポットだ。尾根を見上げると、まだ山はグレーだ。しまった、早すぎたかな。今年は、里ではサクラが一週間早かったから、すべてを早めにやらなければと思ったが、ここではまだ芽吹き始めたところだった。林道終点の山桜は今が満開。

 お目当ての山芍群生地まで歩くと、やはりぜーんぶ蕾。まだ歩いたことがない縦走路を、赤星山へと向かう。

 

 山芍とハシリドコロは仲良しだけど、カタクリはそれらの群生地の上だ。子供の株が沢山あって、足の踏み場に困った。灰色の森の中でコバイケイソウの緑が彩やか。頂上には数人のハイカーがいた。北から沢沿いに来た人、中尾集落から来た人、鋸山から縦走してきた人、等。最高のハイキング日和、カタクリの花見日和だ。私は山菜取りハイキング日和。

 山のタラは力強い。棘で指を怪我しながらも、この5倍は採ったのだった。

 コシアブラは柔らかい新芽を少し、ウドは地面から顔を出してきたばかりの芽を3本ばかりいただく。タイミングが良かったのはタラとカタクリ、ずれたのはウドと山芍。全てが良いというわけにはいかない。


終に、魚屋さん休業

2018-04-18 20:35:59 | 日記

 数日前から、私がいつも利用する魚屋さんが「しばらく休業します」と張り紙を出している。ウーン、困った・・・。この町でわずかに生き残った小さな魚屋さん、店先でピチピチ跳ねているような、新鮮な地の魚が手に入るので、私はよくここで買う。魚の好きな人は、スーパーではなく、この店に買いに来る。お鮨屋さん、料理屋さんも買いに来る。うちのお客様も「魚が新鮮で美味しい」と喜んでくださる。常連さんは魚を楽しみに来てくださっている、とさえ思う。私の仕事をささえてくれる大切な魚屋さんなので、休業のお知らせを見たときには、「どうしよう」とおもったが、まとまった数の刺身ならば、スーパーの中の魚屋で、短冊で買うことにした。幸い、今の季節は筍や山菜のおかずが中心なので、魚をつかうことは少なくなっている。この魚屋さんで仕入れをしていた板前さんたち、ピンチをどう切り抜けているんだろう。

 お休みの理由は、多分ご主人の腰の疾患かと思う。この間も、急に一日お休みした。「どうしたんだろう、親戚に不幸でもあったのかな」と思っていたら、病院で腰を診てもらったそうだ。あのときは、医者は、無理ない程度に仕事はしてよい、と言ったらしく、私も一先ず安心したのだった。恐らく、腰の調子が悪いのだろう。私より10歳以上年上だろうとおもう。身体を悪くされてもおかしくはない。ご高齢の方が切り盛りされている小さな商売が、一つまた一つと消えていく。明日は我が身と思わざるを得ない。

 夕食のメニューは、魚中心から野菜を多く使ったものに換えていくことはできるだろう。けれども、海の傍に住んでいながら、瀬戸内海の新鮮な魚が手に入りにくくなるのはつらいなあ。魚屋さんの復帰を祈ります。