日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

新しい民泊

2018-02-11 07:44:21 | 日記

 この極寒の時期にご予約のフランス人のお遍路さん、どんなにして山を越えてくるのだろうと思ったら、日本に着いたばかりということだった。昨日は少し気温も上がり、雨が降っていたので、私も気持ちがラクだった。先週の、あのさむ~い時期でなくてよかった。うちの玄関は広々として、とても暖房が追いつかないからだ。部屋はもちろんエアコンがよく利く。

 昨日夕方、そのお客様ピエールさんのお忘れ物を、三野町の民宿の方がとどけてくださった。去年8月から始めたようだ。「無双地図」というお名前だ。いただいたお名刺には、びっくりするような素晴らしい経歴、肩書が書かれてある。農学博士だったり、ホテル業界でお仕事されていたり、通訳の資格もおもちのようだ。ピエールさんのお仕事がパイロットで、ピョンチャンオリンピックにお客様を運んできた後、終わるまでの間遍路をするという話も、無双地図の横山さんから聞いた。私にはこのような込み入った話は無理である。日本語が全くできないお客様には緊張するけれど、片言英語で何とかなっている。相手側がスマホで翻訳することもある。私はスマホはまだ持っていないので、電子辞書必携だ。「無双地図カフェ」もあるらしいので、近々ランチにいってみようかな。

 3年前、アメリカ人の娘婿からAirbnbに登録したらどうかという提案をうけ、助けてもらいながらも、年々増えていく外国人のお客様にもなんとか対応できている。とはいえ、英語もパソコンも得意でないので、彼らの助けなしでは続けられないだろう。

  観音寺、三豊市も空き家が多く、移住者を募っている。堺に住む私の友人、旦那さんの実家はやはり三野町で、住む人がいない。以前、リフォームして宿泊所にしませんかという業者からの話もあったらしい。私はそれはやめた方がいいんじゃない、といった。お金をかけてリフォームしたところで、ひとを雇って民泊して採算合うわけない。家主さんが将来住む予定もないのだから、綺麗にしても無駄だ。というわけで、彼らは今この家の行く末を悩んでいる。

 ところで、この間のムクドリ、案の定ネコに襲われて死んでしまった。一昨日、母の家の台所にムクドリの死体があった。羽が飛び散っていないので、抵抗することなく死んだようだ。梅の木の根本に埋めた。小さな生き物が食べて、あと土にかえるだろう。

 


ムクドリ

2018-02-08 10:25:04 | 日記

 昨日午後のニュースで、台湾花蓮で大きな地震が起こったと知った。まだはっきりした被害はわかっていないようだが、死者、負傷者、多数いる模様。実は、今のシーズンオフの時期に台湾旅行を考えていた。この地震の影響で飛行機は混むのだろうか、それとも旅行客が減ってキャンセルがでるのだろうか。様子をみることになりそうだ。

 一昨日、母の家の部屋の中に小鳥が一羽入り込んで、ちょこちょこ歩いていた。早く外に出さないとうちのネコさんに襲われる。けれども、庭を歩くだけで飛び立つ様子がない。どこか具合が悪そうだ。低い木の枝の中にもぐって、隠れたつもりだろうが、これではとても安全とはいえない。誰かは誰かの命になる、という自然の摂理に従って、放っておこうかと思ったが、やはり気になった。人の家に入ったのは助けを求めていたのかな。飛べない鳥を捕まえるのは難しくなかった。見ると足に少し怪我をしているようだった。さて、どこで飼うか、鳥かごはないし。倉庫に放しておくことにした。水と米を置いて。

 家に帰って調べてみる。黒くて頭に白い点があって、長めの黄色い嘴、スズメの1.5倍くらいの鳥、なんだ、あのやかましいムクドリではないか。いやいや、差別はいけない。面倒みてやらねば。因みに、中国語では白頭翁という。発音はバイトウオン。

 昨日様子を見にいくと、コメはなくなっていた。鳥もいない。よくみるとこの倉庫、隙間がたくさんある。外に出たんだなあ。飛んでいけたとしておこう。とりあえず、パンをひとかけら置いてきたら、今日なくなっていた。鳥ではなく、なにかここに住んでいるようだ。

 去年から気になっていた野鳥、カチカチと鳴く、お腹がオレンジ色したの、ジョウビタキとわかった。何度聞いても覚えられない鳥の名、この二つについてはバッチリかな。

 


いつまで続くか、この寒さ

2018-02-05 21:15:06 | 日記

 北風小僧のかんたろうは、随分のんびりと日本の上に居座っている。雲辺寺は山頂から麓の方まで白く見える。今日は今シーズンで一番の雪だ。こんな時期だけど、お遍路さんは歩いているんだろうか。一昨日は民宿岡田のお父さんから一人紹介いただいた。このような極寒に歩く方はほとんどいない。本当にご苦労様です、と頭の下がる思いだが、昨日、今日はなお一層厳しいだろうなあ。

 先週金曜日から母の家の剪定が始まった。丁度寒波と一緒になってしまった。今日も雪の舞い散る中、庭師さん夫婦は仕事を続けた。週末には寒さも少しはましになるんじゃないかと思うが、何か予定でも詰まっているのだろうか、休まずやってくれている。

 木を切り始めると必ず傍にやってくる小鳥がいるそうな。こちらが危害を加えないとわかると、かなり近くまで寄ってくるという。スズメの2倍くらいありそうな大きな鳥で、くすんだオレンジと濃い茶色をしており、羽に白い点がある。カタカタと鳴く。この間から柿の木に飛んできていたのを私も知っている。体が大きいし、鳴き声も特徴あるので覚えやすい。確か毎年やってくる。じっと見ていると、さーっと地面に下りてきて、何かくわえて飛び立った。虫でも見つけたのかな。庭師さんの傍に寄ってくるのも、虫目当てらしい。春、トラクターで田んぼを耕している後ろに、サギのような足の長い白い鳥が何羽も、掘り起こした土に群がっている面白い風景を見かける。地球上の生物すべて、持ちつ持たれつで暮らしているんだね。

 明日、上海からのお客様がくることになっている。アニメファンの若い男性である。観音寺は「結城優奈は勇者である」の舞台となっているが、調べてみてもイベントはないようである。何をしにいらっしゃるのだろう。こんな寒い時期に重なってしまって・・・。楽しんでいただけたらいいのだけど。