10年あまり使ったデスクトップ型パソコンを廃止して新しいノートパソコンに変えたのはいいけれど、未だ慣れなくて使いづらいので、開けるのがおっくうになっている。キーの高さが低いのでしょっちゅう隣のキーに触ってしまう。夕べも、遅い時間まで、暫らくご無沙汰していたブログをアップするべく、一生懸命パソコンに打ち込んでいたのに、何に触ったのか書いていた日記が突然きえた。ええーっ、ど、どこへ行ったの?探してもみつからず、あきらめて、寝た。
新築の食堂で5月初めから営業している。ゴールデンウィークの超繁忙期にはここで仕事をしたかったので、それまでに慣れておく必要があった。旧厨房はだだっぴろく、物置のようになっていたので、新キッチンには要るものだけ運んで、小ぢんまりと使いたかった。始めは調味料や道具類を何処に収納したかわからなくて右往左往したけれど、もう半月が過ぎてすっかり慣れた。配置に不便なところがあるので、まだまだ改良しなくてはいけない。今日、注文の食器棚がくることになっているのでたのしみにしている。
二階の日本間は二人以上のお客様に入っていただくことにしている。連休には二組の家族連れが泊まってくださった。しかしながらその後はずっと空いたままだ。ようやく昨日、ご夫婦の歩き遍路さんがきてくださることになり、トイレに花を活けたり、床の間の埃を拭いたりして準備した。お遍路さん用にと置いた洗濯機もやっと使ってもらえるかな。さて、お迎えして先ずはご意向を伺わなくてはいけない。料金は1000円アップで7000円、禁煙であること。
私は当然のことながら、新しい畳の匂いのする部屋に入ってくださるものと思っていた。ところがお遍路さんは、お風呂は付いてなくていいから古い方でいいとおっしゃった。ウーン、ふられちゃったわけだ。
うっかりしていた。歩きのお遍路さんは、バストイレ付なんて贅沢は部屋は必要ないのだ。うちみたいにお客さまがさほど多くない宿では、風呂もトイレも共同でも個人用みたいなものだ。新しい部屋を喜んで使ってくださるものと思い込んでいた固定観念を改めよう。
ところで、話は変わるが、夕べのお遍路さんは3名、ご夫婦一組と、Yさんという一人歩きの年輩男性遍路さんだったが、書いていただいた宿帳を見てみんなでビックリ! ○○県○○市○○町まで同じ、番地が違うだけなのだ。当然お住まいの町内の話に盛り上がる。Yさんがうちに泊まられたことがラッキーだった。というのは、私は電話を転送して外出先で予約を受けることがよくあるが、時に電話に出られない状況がある。着信履歴を見て折り返し電話をする。既に他の宿に予約しましたといわれることがほとんどだが、Yさん、私が掛け直した時、まだ予約できてなくて、うちにとまっていただけることになった。Yさんはうちが電話に出なかったので、お向かいの藤川旅館さんにかけたらしい。ところが藤川さんもでなかった。これが幸いしてうちにお泊りいただくこととなった。不思議なご縁である。同じ町内に住むまったく面識のなかった方が、偶然にも同じ日に同じ宿で泊まる。お遍路が終わってお宅に帰られたら、どこかのスーパーでばったり、なんてことになるのでは・・・。