日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

納めの登山

2021-12-31 22:57:41 | 日記

  

 12月半ば、観音寺市豊浜町、特産の梨畑をすそ野に持つ高尾山を、大野原町田野々から周回した。この山域は稜線が刈り込まれているので、比較的歩きやすい。春には蕨の宝庫となる。稜線を歩き続けるとどこに下りるか、以前から気になっていた。あまり長い周回にならないように、GPSで絶えず確認しながら歩いた。車まで戻るのに7時間くらいだったので、まあ適当な運動になった。

 田野々の空き地に、茶色のヤギが繋がれていた。この頃、ヤギをよく見る。大野原では、昔キウイを栽培していたのか、野生化した実がたくさん生っている。右端の写真。残念ながら、酸っぱかった。

   

 今年の登り納めは、12月25日のチチ山だった。翌日は数年に一度クラスの寒気がやってくるという、ギリギリの天気だった。登り始めは曇り、次第に青空になった。雪はほぼ融けていが、樹氷は素晴らしい。

 

 山専用の、軽くて保温力のいいテルモスを買った。チチ山頂上で、充分カップラーメンができる温度だった。6000円だけのことはある。冬山の屋外ではガスを使うのは難しい。暖かい汁物を摂るには、テルモスが便利。

 さて、明日元旦の雲辺寺は雪があるだろうか。最近は、雪のない正月登山が続いている。日本海側や関東ではすごい積雪になっているようだ。こっちに分けてほしいくらい。この頃、局所で豪雪豪雨になるから災害が起きるんだね。


キジバトの巣立ち

2021-12-30 17:13:23 | 日記

 母の家の藤棚で育つキジバト。左は12月2日、右は12月12日。毎年、春と秋に、余程お気に入りなのか、この場所で営巣する。今年は、なんと3度目、真冬に子育てしている。11月はまだよかった。だんだん藤の葉っぱが落ちて、12月にはヒナを隠せなくなっている。私に、何か、子育てのお手伝いができないだろうか。踏み台を持って行って、枯れ枝を巣の周りに足して、寒さと外敵から守ってやるとか。そばに近づくと、ヒナはカチカチと威嚇する。あまり怖がらせてもいけない。私が継ぎ足した小枝は、風で落ちてほとんど役に立たなかった。

 12月には台風のような強風が吹き荒れた日もあり、ヒナが吹き飛ばされたりしないだろうかと気が気でなかったけれど、多分夜は親が付き添って温めていたんだろう、翌日、巣に座っているのをみて、何度か安堵した。ヒナは日に日に大きくなり、小さいながら親と同じ格好になった。そして、12月半ば、2羽のヒナは藤棚からいなくなった。しばらくは、庭の周辺で見かけたけれど、今は安全なところに、自由に飛んで行ったに違いない。外出を我慢させた猫も、自由になった。鳩さん、巣立ち、おめでとう。楽しませてくれてありがとう。こんな寒い季節に頑張ったね。

 母の家の庭には、昆虫、小鳥、カエルに蛇、いろんな生き物が私を楽しませてくれる。猫がモグラを引っ張り出し、私は生まれて初めてモグラを掴んだことがあったっけ。モグラは、ビロードのような柔らかいきれいな毛をしていた。


ジャズ・コンサート

2021-12-21 19:54:40 | 日記

 19日、久しぶりのコンサート、四国中央市の新しいホールへ聴きに行く。このホール、2年位前に出来上がったけれど、コロナでずっとおやすみ、ようやく活動が始まったらしい。

 

 この日の演奏はジャズである。松山で活動するアマチュアのビッグバンド、愛媛出身のトリオ、四国中央市出身の女性ジャズシンガー、この3つのグループがパフォーマンスをする。

 大ホールに、客は三分の一くらいしかはいっていない。「大きな拍手をお願いしまーす!」とMCが叫んでも、パチパチとか細い。手が痛くなるほどたたいてあげたいが、限度がある。よく、演奏者が観客に手拍子を要求するときがあるが、あまり長時間やらされると疲れてしまう。

 ビッグバンドの「シングシングシング」から幕が上がり、懐かしい迫力ある音色に鳥肌が立った。ブラスバンドで演奏していた者は、大抵、カッコいいビッグバンドに憧れる。

 ピアノ、ウッドベース、ドラムのトリオのステージが最初、次はビッグバンドのステージ。何曲か聴くうちに少しうるさく感じられ、臼井優子さんという歌手が歌いだしたときには、「おおーっ」と感動した。静かだけど、力強く、歌唱力も素晴らしい。アメリカで勉強したらしい。

 帰りに、ロビーで売っていたCDを買って、聞いてみると、あれ?違う・・・。あのステージの迫力が感じられない。しずかーな、ライブハウスでの演奏だった。がっかり。まあいい、聴けば聴くほど好きになる音楽もある。何度も聴いてみよう。


里山の紅葉は今

2021-12-13 17:03:05 | 日記

 

 讃岐の里山の紅葉は今が見ごろ、かもしれない。日に照らされると、赤褐色の広葉樹が一層鮮やかできれいだ。

 お天気があまりにも良いので、雲辺寺登山口、奥谷へ車を走らせる。Sさん宅は登山口のすぐそばだ。ご主人が免許証を返上してから、やはり何かと不便しているようだ。買い物は、「青空や」の奥様が、二日に一度、必要なものを買ってきてくれるのだそうだ。

 ポカポカ陽だまりで、1時間くらいSさんとおしゃべりを楽しんだ。帰り際、

 「Nさんがお歳暮に蕎麦を送ってきてくれたから、食べて」

 Nさんは毎年春に宿泊してくださる尾道のお遍路さんだ。奥谷のSさん、お遍路Nさん、わたし、親戚でも何でもないのに、何年も前にご縁ができて行き来している。

 Nさん、お陰でお蕎麦のお相伴にあずかりましたよ。Nさんの、にこやかな優しい笑顔が目に浮かぶ。

 

 ケーキを買おうと、近くのカフェ「ボタン」に立ち寄る。この日は土曜日、外で人がいっぱい待っている。さすが、人気のカフェ、ボタン。私はテイクアウトだからすぐ買える、と思ったが大間違い。イートインもテイクアウトも、名前を書いて待たなければいけない。ショーウィンドウの美味しそうなケーキ、待とうかなとチラッと思ったが、やることをいっぱい抱えている身、時間がもったいない。また今度、天気の悪い平日に買いにこようっと。

 ネコは店の前で昼寝。順番待ちのお客さんを癒してくれる。


お遍路さんは石鎚へ、私は炭の道撤退

2021-12-06 18:10:48 | 日記

 4日土曜日、リピーターのお客様、東京のSさんお二人が、日曜日の予約電話をくださった。が、私は山友H子さんと、西条炭の道を歩く約束をしていた。土曜日曜休業の旨お伝えすると、夕食は済ませて、来てくださることになった。

 私の山行は、思いのほか難しく、撤退したため、夕方早い時間に家に戻っていた。

 Sさんたちがみえたのは7時頃だったろうか。玄関に立たれるなり、

 「石鎚行ってきましたよ、天狗も。満足しました!」

 Sさんは、登山の装備を持ってお四国参りをしていたが、Mさんは冬支度はしていなかったようで、二人でストック1本ずつ、チェーンアイゼン片方ずつ使って登ったらしい。その軽装ぶりに驚く。私はいつも10本爪のアイゼンとピッケルで登る。3月の石鎚は凍っていて、この装備でも怖い箇所がある。昨日は風もなく上天気で、トレースもしっかりあったようで、お遍路靴にスパッツなしで歩けたそうだ。運が良かった。お二人ともお元気でファイトあるなあと、感心しきり。行くぞという強い心を持てば、行けるんだなあ。

 明日は丸亀オークラホテルで新先達さんの研修があり、受付のお仕事をされる。Mさんは関東先達会の会長さんである。Sさんは石鎚の先達もとろうとおっしゃっていた。3回でもらえるのだそうだ。石鎚にもあるんだね。

   

左、天ヶ峠。中、峠からよく見える沓掛山。右、崩れた炭の道を歩くH子さん。

 旧寒風トンネルへの道へはいり、天ヶ峠まで行く。もう何回目ここに来ただろうか。何回来ても、同じ道を歩けない。そもそも、道は現れたと思うと、無くなるから。

 峠から未知のルートへはいる。10分ほど行くと、崩れた斜面。滑ったら随分下まで行くなと思ったので、アイゼンを着けた。腐った丸木橋のようなものがあるが、木をつかみ、狭い岩棚をへつって通過する。次々とこのようなスリル満点の箇所が出てくる。崩れたところの上をみるとトラロープが下がっており、上に登って巻くのがわかった。この箇所で私たちは前進を諦めた。私達の力量ではあまりに危険。笹ヶ峰の宿までピストンする予定でいたが、仮に行けたとしても同じ道を戻ってくる気にならない。2度と歩きたくないと思わせる道だ。エントツ山さんのブログの写真や文を見て、行けるかなと思ったが、甘かったなあ。あの方たちはすごい。尊敬する。

 全く諦めたわけではない。春、日が長くなったらリベンジするつもり。