日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

夏休みは消失した

2022-08-30 09:45:50 | 日記

 8月も明日で終わる。今年は特に忙しく、私の夏休みはなかった。今年こそ、アルプスへ行きたいという願望はあった。3年ぶりの行動制限のない夏休み、この機会に旅行をしようという若者たちは当然多く、うちでも7月終わり8月前半は、私の仕事は忙しかった。加えて母の49日の法要があった。家で行うというので、片付けと掃除、外回りの草の処理にクタクタだった。

 若者たちが旅行に出かけ、イベントなども3年ぶりに再開され、盆明けには予想通り感染者が急増した。四国では香川と愛媛を抜いて、徳島と高知がものすごい増加だった。やっぱりね、阿波踊りとよさこい祭りのお返しだ。でも、祭りが大好きで楽しそうに踊っている人たちを見ると、これもありかな、とおもう。ただ、連日わんさか押し寄せる患者に対応しきれない医療関係者が気の毒でならない。

 

 8月に泊った日本在住の中国人蘇さん。尺八奏者である。彼は金属の尺八を持っていた。二胡にもヘビ皮の代替品として合成の皮があるけれど、竹の替わりの金属とは!

 実を言うと、うちでも夫が、7月の連休、コロナに罹った。ワクチンを打っていたからか、症状は微熱だけで咳もほとんどなく、入院はさせてもらえず、自宅療養だった。幸い、うちにはいくつか空き部屋がある。一番端のトイレ付の部屋に隔離して、食事と飲み物を運び、出てこないようにしてもらった。夫が陽性とわかったとき、直ぐに私もPCR検査を受け、陰性だったので、私が感染しないように細心の注意をして過ごした。連休に遊びに来ていたお客さんには内緒にした。ほかのホテルを探すのは難しい時期だった。お遍路さんおひとりの、かわりの宿はなんとかとれて、ほっとしたのだった。 

 夫だけで済んで本当によかった。人が集まるところに行かない、マスク着用し、手指の消毒と換気をまめにする、これを守っていれば感染は防げると確信した。夫が感染した理由は、行きつけのカフェでコロナウィルスを持った友人と会ったからである。私達年寄りは静かに暮らして居れば防げるし、感染経路もわかる。満員電車で通勤しなくてないけない人、学校に通う学生は防ぎきれないのかなと思う。

 総理がコロナに罹ったときいて、なんで?とびっくりした。休暇中、基本的感染防止対策ができていなかったんじゃない? 模範行動をするべき公務員が、飲食の場で感染した話はよく耳にする。彼らはどうしてこんなにに甘いんだろうと腹が立つ。

 

 


2022-08-23 10:37:31 | 日記

 8月半ば、民宿岡田のお父さんからいただいたサギソウ、満開。岡田さんは花を育てるのがうまい。どの鉢も、やさしく丁寧に見守っているんだね。

 この春、5センチほどにひょろひょろと伸びた頼りない草が10本あまり植わった鉢を、ひとつくれた。これがサギソウ?私に咲かせることができるか、自信がなかった。毎日、水と日光の当たり具合をチェックし、多からず少なからずに保った。夏が近づくにつれ、細い茎が伸びてゆき、先に丸い花芽がつき、ある日ポンと咲いていた。わたしの庭にサギソウが居るなんて、最高。枯らさないように、次の手入れをしなくてはいけない。岡田さんは、何鉢にも増やしている。プロやなあ。

 この夏は、梅雨と梅雨明けの猛暑が3回くらいやってきて、私の畑は、生き返るかもと一縷の期待しつつも、ほぼ枯れてしまった。だんだん厳しい夏をのりこえるのが難しくなっている。

 セミの抜け殻も、キアゲハの幼虫も、淋しいかな、今年は少なかった。暑さのせいか、私がいつもより庭仕事に精を出したせいか、よくわからない。木の枝を切ったり、草とりをしながら、綺麗に整った庭は鳥や虫には嫌われるんだろうなと思う。誰も住まなくなった近所の家の林のような庭は、クマゼミの住処となって、たいそうやかましい。

 テレビで視たことがあった。その人は、鳥や動物や虫が集まってくる庭をコンセプトとしている。彼らが好きな木や草を繁らせ、自然のままにしている。自然な、森のような庭が欲しいなあと、かつては思っていたが、剪定したり草取りすると、すっきりしてきれいだなあと感じる私もいる。

 魔法の杖を振ると、理想の庭がパッと現れるのならいいけど、庭つくりには時間と労力がかかる。


草刈り機

2022-08-19 17:14:24 | 日記

 草刈り機を買いたいなあと、前々から思っていた。49日の法事は自宅ですることになっていたので、草ぼうぼうの庭をなんとかしなければならない。期限が迫り、マキタや日立のカタログを調べ、充電式、一番小さく、軽く、扱いやすそうなのを注文した。

 マキタはなんといっても種類が多い。草刈り機といえば、近所の畔では、女性でも、金属の歯が回転するやつで大きな音のする怖そうな機械を操っているが、あれは私には難しいだろうと思った。私が刈るのは庭木や庭石のある狭い場所のカヤやセイタカアワダチソウである。軽くて小さいのがいい。しかしながら、使ってみると、ちょっと力が弱いかな。20分で充電がきれる。それは休憩時間と思えばいい。おおきな強い草を刈ろうとすると、負荷が強すぎてすぐ停まる。なんとかさっぱりと見えるまで、3日くらいかかった。

 母が亡くなったからには、庭木にそうお金を費やすことはできない。年間30万くらいかかっていたので、10年で300万だ。残してくれたお金はあっという間になくなる。いつまでこの家を維持できるか、できなくなったら売るのか、先のことはわからない。

 これからは、庭木手入れ用の器械を少しずつ購入して、私が剪定するしかない。

   

 上、ビフォー

 下、アフター


工石山の沢

2022-08-14 23:33:39 | 日記

 予想通り、腕と肩の筋肉痛に悩まされた。脚は、打撲、擦り傷、指先は切り傷、人が見たら何と思うだろう。

 昨日は二年ぶりの沢登だった。参加者は15人、沢登りとしは大人数だ。初めての方がいるから、という理由で、やさしい沢にします、ということだった。ところがどっこい、水量多く、狭くて暗い、急勾配でナメなどない、キビシイものだった。ま、沢登りは自分で好きなように登り方を選択できるので、先頭を行く人に付いていくと大変だが、ラクしようと思えば方法はある。初心者がいきなりお腹まで水に浸かったのには驚いた。お腹を冷やすのが辛い女性は多く、私の山友にも、「沢はしません」という人が何人か居る。

 私は、49日の法事の疲れや仕事が立て込んでいることで、沢登りを申し込んだものの、全くテンション上がらず、準備物も二日前から、ゴソゴソ道具箱から探し出す始末。時間がなくてジムにも行けず、身体もナマっている。事故を起こしてはいけないと、しっかり肝に銘じて、前日は早めに床に就いた。

   

 このような大人数を見守るリーダーは責任重大だ。岩でこけると大怪我になりかねない。

 私の出で立ちは地下足袋とワラジ、ナイロン製のワラジは強いけれど、少しくたびれてきた。作らないといけないが、10年以上も前におそわったこと、思い出せるわけがない。ネットで調べてみるかな。

 久しぶりの沢、しばらくぶりにお会いする「元気の会」の方々、楽しい一日だった。会の山行で参加したいものは時々あるけれど、一か月も先の予定は決められない。仕事優先であるから。アルプス行きに参加したいと思っても、何か月も前に受付終了となる。唯一、間際でも席が空いているのが沢登りである。なので、「三谷さんは沢しか出てこない」と言われている。

 やりたいことが出来るために、鍛えたい筋肉、鍛えなければいけない筋肉はたくさんあるけれど、ジムでチョイチョイとお茶を濁す程度ではだめだな。汗を流してトレーニングしなくてはいけないけれど、悲しいかな、体力気力が続かない。仕事も遊びもあと10年は楽しみたい。