この頃の天気予報はよく外れる。今日は快晴、水曜くらいまで雨はないようだ。雨の予定で植えたサツマイモ、しっかり水遣りしなくてはいけなくなった。
昨日は、その予想に反して天気が回復したので、3週間前に矢筈麓で無くしたストックを取りに行った。前日まで雨が降っていたので、沢の渡渉が気になるが、チャンスはそうやたらとやってこない。
渓流釣りの3人を見かける。梅雨の晴れ間の日曜、道中、サイクリングやバイクでのツーリングを楽しむ人もたくさん見かけた。お天気の日は外遊びが最高だ。
ストックはすぐ見つかった。濡れた木の根や岩は滑りやすく、急斜面を長いこと登るのはいやだなと思っていた。よかった。また買うのはつらいから。
実は、もう一本山の中に置いていある。笹倉湿原から筒上山までの間で、6,7年前無くした。どのへんで落としたか見当がつかないし、多分深い笹の中だろうから、見つかる可能性が低い。なので、回収がのびのびになっている。
シカの仕業だろう、若芽が齧られたタラ、虎杖、蕗。
ちょうどキイチゴが熟れる季節だった。虫がいないか、視力の弱った眼でよーく確認して、口に入れる。甘い。
駐車場で帰り支度をしていたら、傍に車が停まった。若い男性が降りて話しかけてきた。
「矢筈へはどこから登るんですか? 今日は調べに来ただけですけど」
この人もマニアだな。地図を見ながら、詳しく説明してあげた。私も数年前から何度も偵察にきている。大体のルートがわかっているのとそうでないのとでは、歩きやすさが全然違う。この男性、きっとスムーズに登頂できるだろう。