日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

ストックはすぐ見つかった

2018-06-25 08:56:18 | 日記

  この頃の天気予報はよく外れる。今日は快晴、水曜くらいまで雨はないようだ。雨の予定で植えたサツマイモ、しっかり水遣りしなくてはいけなくなった。

 昨日は、その予想に反して天気が回復したので、3週間前に矢筈麓で無くしたストックを取りに行った。前日まで雨が降っていたので、沢の渡渉が気になるが、チャンスはそうやたらとやってこない。

  

 渓流釣りの3人を見かける。梅雨の晴れ間の日曜、道中、サイクリングやバイクでのツーリングを楽しむ人もたくさん見かけた。お天気の日は外遊びが最高だ。

 ストックはすぐ見つかった。濡れた木の根や岩は滑りやすく、急斜面を長いこと登るのはいやだなと思っていた。よかった。また買うのはつらいから。

 実は、もう一本山の中に置いていある。笹倉湿原から筒上山までの間で、6,7年前無くした。どのへんで落としたか見当がつかないし、多分深い笹の中だろうから、見つかる可能性が低い。なので、回収がのびのびになっている。

    

 シカの仕業だろう、若芽が齧られたタラ、虎杖、蕗。

 ちょうどキイチゴが熟れる季節だった。虫がいないか、視力の弱った眼でよーく確認して、口に入れる。甘い。

  駐車場で帰り支度をしていたら、傍に車が停まった。若い男性が降りて話しかけてきた。

 「矢筈へはどこから登るんですか? 今日は調べに来ただけですけど」

 この人もマニアだな。地図を見ながら、詳しく説明してあげた。私も数年前から何度も偵察にきている。大体のルートがわかっているのとそうでないのとでは、歩きやすさが全然違う。この男性、きっとスムーズに登頂できるだろう。


岡田さん、お元気で安心しました

2018-06-24 21:24:38 | 日記

 先日、お魚を手土産に、民宿岡田のお父さんのお顔を見に行った。お元気だった。たまーに、お客さんから

 「体調悪いらしく、レクチャーに出てこなかったよ」

と聞くことがあるので、心配になる。何しろ90歳というご高齢である。車も、まだ運転なさる。なんと、お客さんを送って山道を走るんだそうな。お父さんをお手本に、私も元気な限り仕事を続けたいと思っている。お客さんの話では、80歳くらいのお婆さんがひとりでやっている宿があるとか。私の80歳はどんなだろう?今のところはいけそうな気がするけれど、何が起こるか先のことはわからない。

    

 お父さんは、自由時間の楽しみに、ゲートボールをしたり、盆栽や鯉のお世話をしている。穏やかな優しい方だ。池に近づくと、鯉が餌をねだりに寄ってきたので、頭を撫でてやった。動物でも、魚でも、フレンドリーだと可愛い。

 息子さんのお嫁さんはお留守だった。買い出しかな?

 お嫁さんもいろいろ趣味をお持ちで、カラオケや山歩きが好きらしい。今の時期は、岡田さんのところもお客さんが少なく、のんびりしているみたい。繁忙期は、3か月くらいは休みなしで仕事しなくてはいけないだろう。私とほぼ同年齢、心身共にお疲れだと思う。頭が下がります。

 


野良猫どうする?

2018-06-11 20:20:58 | 日記

 

 路地を挟んで隣のSさんは、野良猫の世話をしている。家の周りにはいつも数匹居る。たくさんの子孫を残したボスは、鼻づまり、目やに、抜け毛、やせ細ってヨロヨロしている。Sさんは、ボスが弱って、捕まえられるようになったから、去勢と病気の治療に、お医者へ連れて行った。Sさんの家の周りに居ついているネコたちで、捕まえられるものについては、すべて、避妊、去勢している。頭の下がる思いだ。町の中のこと、近所や路地を通る人に、ネコが大嫌いな人もいるはず。苦情が来たならば最後、餌をやるわけにはいかない。ハラハラしながら世話している。ネコが好きな人もいるので、地域ネコと言えるかもしれない。「他にも餌をやる人がいるに違いない」とSさんは言う。

 餌をやらなければネコは来なくなる、といえばそれまで。また子ネコが増えた、と嘆きながらも追っ払ったりしないのは、ネコが好きなのではなく「殺生はいけない」と強く思っているからだ。ご病気のお母さんを、亡くなるまで自宅で介護し、自らも難病に罹って、快復の見込みがないから生きものを大事にするのだ。殺生すると災いが自分に降りかかってくる、という教えだ。私も2年前、国道の真ん中で鳴いていた子ネコを拾って育てた。その時、母が肺炎で入院していて、私はこのネコを助けてやったら母の命も長らえることができると思った。日本には、カメ、ツル、スズメなど、生きもの命を救ってやって恩返しを受けるという昔話がたくさんあるではないか。私たちの脳には、そのような道徳が刷り込まれている。母は元気になり、哀しいことに、3月からネコは行方不明だ。

 またネコが増えて、Sさんの嘆きはピークである。私は「Botan」というカフェを教えてあげた。外にネコがたくさんいて、好きなお客さんが連れて帰ってくれることもあるらしい。勝手に置いていく人もいるって。このカフェにお願いしてみたらどうかと提案した。

  

 今、8匹のネコがいるらしい。この日、ネコマンションには1匹しかいなかった。


鳥を見るたのしみ

2018-06-06 17:43:59 | 日記

 今週は梅雨空だ。とある信号機の電柱に、夜、小鳥の群れがとまって眠っているのを発見して以来、その場所を通るときはいつも見上げて、「居る居る」と楽しみにしている。昨日は、雨が夜になってもずっと降っていたけれど、小鳥は濡れながらもとまっていた。雨でも大丈夫なんだね。

 母の家の藤棚にハトの巣を見つけて、楽しみにして観察していたのに、この間、血痕と、藤棚の上にヒナの死体がひとつあった。ハトは、普通、2個の卵を産むらしい。一羽は食べられたのだろうか。多分ネコの仕業だ。うちにはすばしこい雌猫がいる。

 偶然幼鳥を見つけたときは、こんな手の届きそうなところに巣を作って大丈夫だろうかと思った。ネコに見つかりはしないかといつも心配していた。もっと安全な木はあるだろうに。営巣の場所選びや子育ての技量を持ち合わせているかどうかが、子孫を繋ぐ鍵だ。子供を立派に育て上げる知恵が親に備わっているか。人間を含めて、全ての生き物にあてはまりそう。親バトは、子供がいなくなった朝、巣の傍にとまっていた。もう二度とここに巣をつくることはないだろう。残念だ。

 5月半ば、徳島の国見山の花の様子を見に行った。

 

 この景色は外国人にとっても魅力的だろうな。大歩危駅に外人がいる。いつも立ち寄る駅の傍の小さなスーパーにも、外国人が買い物をしていた。中国語を話すアジア人や欧米人だ。

    

 カタクリの花は終了。シコクカッコウソウの花は僅かに残っている。倒木に、なにやらキノコくさいコリっとしたものが。傍にあるのが親みたい。アミガサタケだ。

 3年前には少しクマガイソウの葉っぱを見たのに、今年はひとつもない。シカに食べられたのだろうか。カタクリのように、ネットで囲ってやればよかったのに。シコクカッコウソウも齧られたあとがある。対策をしなくていいのかな。


気になる矢筈山へ

2018-06-05 20:29:04 | 日記

 先週土曜日、運転中のラジオから「山カフェ」という番組が流れてきて、耳を傾けた。とても爽やかないいお天気の午前中のこと、話題は「尾瀬」、バックの音楽や山ガイドの上手な話し運びで、誰しも「行きたい!」という気持ちになるはず。尾瀬といえば、人が多いだろうなと思って、敬遠していたが、やはりそれなりの素晴らしい山だと思う。

 随分前、お遍路さんで見えた方が「尾瀬でガイドをしている」と言って、名刺をいただいたような気がするが、その頃は、「多分行かないだろうな」と思ってどこかにしまった。

 こんな爽やかなお天気には山へいかなくちゃ。日曜日、また剣山系の矢筈山に登った。この山域には何度か来ている。片川のヘアピンカーブから、矢筈ー石堂の縦走路に出る。上り始めてすぐ、灌木の中を這い上がっているとき、ザックにつけたストックを1本どこかに引っ掛け、なくしたことに気が付いた。また回収に行かなければいけない。

 3時間15分で頂上に着いた。梅雨の晴れ間の、絶好の日曜なのに、女性2人のハイカーしかいない。昼食も早々に下り始める。来たコースを帰るか、石堂神社まで縦走して下るか、迷った。登りながら、この急斜面を下るのは危なくていやだ、と感じていたので、時間はかかりそうだが、安全な縦走路を行くことにした。縦走路では、落合峠から石堂まで縦走した高知の男性に出遭った。しばらく立ち話をして、「矢筈、石堂周回コースいいですよ」とおススメした。残念ながら趣深山さんには会わなかった。

 先ず、山の神?のある尾根に取り付く。

 6年前5月、この辺りは笹漕ぎでたいへんだった。埃っぽく、咳がでるほどだった。このように見通しがよいのはシカにたべられたから? シカが多いからマダニも多いのだろう。この山で、マダニに刺された。最近は、薮漕ぎが予想されるときは、ズボンの裾は靴下に入れる、スパッツを着ける、そのように気をつけている。 

 登る途中、シカには勿論出遭っている。林道ではカモシカに遭った。カモシカに遭うのは珍しい。

 

 気持ちのいい縦走路からは、車を置いてきた谷が見下ろせる。登ってきた尾根も。石堂山のシンボルのこんな岩が縦走路に。左奥が矢筈山。

 

 石堂神社から植林の中の登山道を下ると、ヘアピンカーブの直ぐ近くに出る。山の中に標識があったり、道路に登山口の案内があったり。

 7時間の歩行だった。夏は日が長くて安心だ。虫や蛇はいるけれど。