日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

赤毛のアン

2014-03-31 22:17:12 | インポート

 年々桜の開花が早くなっている。昔、桜といえば入学式のイメージだった。うちの周りでもあと3,4日もすれば満開になるだろう。

 皆が待ち焦がれる春であるが、わたしは雪が名残惜しい。

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3月半ば、今シーズン最後の雪山は平家平

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 ポカポカ陽気、雪はしまって歩きやすい。

これで冬タイヤも物置入りとなる。

 毎日欠かさずみていたNHKの朝ドラ「ごちそうさん」が先週終わって、今日からは新しく「花子とアン」がはじまった。主人公花子は「赤毛のアン」を翻訳した女性らしい。「アン」の物語は、私たちの世代がまだ少女だったころ、夢と憧れをもって読み漁った小説である。小説の舞台であるカナダの何とかいう田舎に行ってみたいと憧れたものである。かなり大人になってから、本箱に「赤毛のアン」を蔵書の一つとして並べておきたくて、買った。外国の美しい景色や明るく素敵な女の子アンに憧れて、わくわくしながら読んだ頃の自分を思い出したかったからかもしれない。結局一度も読み返さなかった。

 時間をもてあまして、本棚の整理でもはじめたら、また手に取って、昔の私にタイムスリップすることがあるかもしれない。


あと少しでできあがる

2014-03-18 21:52:48 | インポート

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足場がとれて建物が露わになった。

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 一階食堂の大きな窓、ここには障子がはいる。

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 二階客室

 今月26日に建築審査を受ける為、工事は急ピッチで進められている。が、なかなか職人さんの手配がつかないらしく、仕事がストップしているときも多いようだ。建物の規模が小さいので、工程と工程の間で時間のロスが生じているらしい。

 先日泊まられたお遍路さんがおっしゃった。

 「このご時世、がんばりますねぇ」

 ほんと、還暦も過ぎて、後継ぎも定かでないのに、思い切ったことをしたものだ。

 善通寺の門前にある山本屋さんが今月で廃業すると聞いてびっくり仰天した。どうやら、建物の耐震性の問題と、経営者の高齢化が原因らしい。身につまされる思いである。土木課から防火対策をせよと言われたときには

 「もしかして、旅館業をやめざるを得ないかもしれない」

 とちらっと思った。しかしながら、まだバリバリ働ける元気も意欲もあるし、細々ながら商売も成り立っているので、資金を投じて改築し、あと十年は続ける決意をしたのである。

 消費税が来月から上がるので、新築のキッチンで使う冷蔵庫やら、客室のテレビや洗濯機などを駆け込み需要で購入した。家という大きな買い物に付随して、こまごまとしたことに、お金に羽根が生えたように出ていく。金銭感覚がおかしくなっている。気を引き締めて行こう。 


ホテルみたいになった

2014-03-10 22:43:38 | インポート

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県土木から指示されていた防火洞の工事が終わった。これまで引き戸だったのがドアになり、床を張り替え、壁面は耐火壁にした。古びた旅館が、一見ホテルのように変身した。ドアをあけると以前とかわりはないのだが。

 出釈迦寺の近くの門先屋さんが廃業したらしい。お遍路さんにとってはちょっと困ったことかもしれない。観音寺の古い旅館も、一軒また一軒と消えていく。新しく建て替える元気があればいいけれど、後継ぎも資金もなければやめるしかない。私の想像ではあるけれど、そういう理由ではないかな。

 土木から言われたときは、私もどうしたものかと思った。大金を注ぎ込んでまで続けていく意味はあるのか。指示どおりはできないけれど、これだけは改善します、ということでなんとか折り合った。このあいだ、検査にやってきて、彼らは満足して帰って行った。とにかく改善命令をだして、実行させなければお役所の立場がないのだろう。お風呂のレジオネラ菌が流行ったころ、保険所から、職員」が何度かやってきて、風呂の湯の残留塩素を調べるようにうるさく言われた。その後一切言わない。何か事故が起きると、厳しく指導されるが、ほとぼりがさめると忘れ去られる。

 福山でのホテル火災の、とんだトバッチリをうけて、なけなしのお金をはたいて改造したけれど、火災の被害を防ぐ方法はこんなことではないように思う。火災報知器の点検と避難路の確保、一刻も早く逃げてもらうことである。