日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

野鹿池山、黒滝山

2021-06-27 06:34:24 | 日記

 今週末は梅雨空、台風も接近している。雨でなければ「炭の道」経由で、笹ヶ峰、寒風山周回する予定だった。この計画は延期した。

 先週は、野鹿池山黒滝山を縦走した。この山域で紅花山シャクヤクを見たという人がいて、気を付けて見るものの、当然人が通るところには見つからない。そんなところにあれば、すぐ盗掘されるだろう。銅山峰のツガザクラが盗掘されたとニュースになっていたが、あらわになった掘り返した跡、土を被せて元通りにしておくくらいの良心の呵責はないのだろうか。

  

 標高1000メートル以上車で行ける、ラクチン登山だ。2座の縦走路には、一か所、急な斜面があるだけだ。苔むした落ち着く景色があった。

    

 讃岐、東の方の宿の夏椿、沙羅双樹が綺麗に咲いていると、テレビでいっていたが、縦走路は満開の夏椿とエゴノキが沢山あり、しばしば足を止め、見上げる。木の花は地上に落ちないと、その存在がわからない。

 春ゼミが鳴いていた。もうひとつ、変な鳴き声がきこえた。セミかな、カエルかな、わからない。登山のとき、ICレコーダーも持参したらいいかな。

 

 


仕事終了

2021-06-12 18:50:10 | 日記

 お客様の十日間の滞在が二日縮まり、今朝チェックアウトされた。私のごはんづくりも、きょうの朝ごはんで終わった。

 これでお終い、と思うと急に解放感がやってきて、いつもより取り掛かりが遅くなってしまい、7時半の食事になんとか間に合う始末。いつも、前日に献立を考えて、手順の段取りを頭でシミュレートして、起床の時間を決める。ところが、緊張の糸がちょっと緩み、朝寝坊してしまった。最後の卵料理がプレーンオムレツから目玉焼きに変更となった。これまでは、料理が冷めはしないか気になるほど、時間前に出来上がっていた。私の悪い癖、最後に油断して失敗する。献立が急遽変更されただけで、約束の時間に間に合わなかったということではなかったので、良しと言える。

 8日間、一度も同じものを出すことなく、毎日おかずを変えた。滞在期間もちょうどよかったのかもしれない。一か月ともなると、そうもいかない。「旅館に帰ってきて、ご飯が楽しみ」といってくれるように頑張った。自分をほめてあげたい。

 この間、買い出しをしていて、産直でパクチーが安かったので、お客様のうちのミヤンマー人の方に出そうと思った。東南アジアの人たちは、みんなこれが大好きだ。中国人も好きだ。どうして日本で受け入れられなかったのか不思議だ。最近スーパーマーケットで売られるようになり、日本人も、これが好きという人が現れた。私はアジアを旅行することが何度かあったので、パクチーはアジアの香りがして、懐かしさを感じる。たまにではあるが、たべたくなる。

 ミヤンマー人のお皿に山盛りにしてあげると、やはり喜んだ。自分のアパートでも栽培しているらしい。日本人が、ネギが大好きなのと同じだ。そして、アジアといえばやはり唐辛子だ。冷蔵庫の中で眠っている、徳島美馬の激辛青唐辛子「みまから」を出してみると、大喜び。ご飯の上に乗せて食べていた。お料理は辛くないと美味しくない、のだそうだ。昔、タイに旅行したとき、辛すぎて、鼻水と涙が出て、食べられない料理があった。私は一般的日本人、辛いのは苦手。

 この頃は、仕事で滞在する人もビジネスホテルを利用するのか、以前のような長期滞在のお客様はほとんどなくなった。旅館のご飯より、コンビニで好きなものを買ってくるほうがいいのだろう。

 今回のグループ、皆さんおとなしく真面目、部屋も綺麗に使って下さり、偏食なく、ご飯も残さず食べて下さり、私の仕事も楽だった。感謝です。


ある日の献立

2021-06-07 17:00:10 | 日記

 今日は仕事4日目。なんだか疲れて、ジムに行かずに昼寝をした。お陰で、心身ともにゆったりと、夕飯作りが段取り良く進んだ。ミヤンマー人ひとりを含む4人のお客様は、食事の時間はきちんと食堂に降りてきて、ご飯はさっさと食べてくれる。ビールはケースで買ってきて、部屋で飲んでいる。食事のときアルコールをあがらないので、はやく片付く。4日目ともなると、仕事の段取りもようやく慣れてくる。

 昨日は日曜、けれどもお客さんたちは仕事に出かけた。日曜だから夕食はカレーにしようかな、でもカレーライスでは宿のごはんとしては・・・。滞在のお客さんにカレーうどんを作るときがある。そうだ、これにしよ、おかずの一品とすれば、カレーの苦手な人も外のおかずで食べられる。

 カレーうどん、チーズと梅しそのササミカツ、タイ煮つけ、イワシサルサソース。いつも一膳しか食べないのに、カレーの中におかわりのご飯を投入、皆さんたくさん食べてくれた。

 今日の夕食は、マグロ山かけ、天ぷら、チキンの甘辛炒め、紫蘇あえもの、かきたま汁、キムチ。今日もお代わりしてくれた。おなかいっぱい食べて、明日もしっかり仕事してね。

 私は一日中食事の献立を考えている。献立が決まれば、7割がた、しごとが終わった気がする。寝ても覚めても、布団の中でも、献立と段取りを考えている。これが私の仕事だから。


今日から、久しぶりの大仕事

2021-06-04 10:27:09 | 日記

 今日から約10日間、4人様が仕事で滞在する。一週間前から緊張している。このような大きな仕事は何年振りか、である。コロナ禍でほとんど毎日遊んでいる。きっと疲れるだろうな。私は、緊張感と適度なストレスは必要と思っている。お遍路さんが来られない今、まとまった収入になるのもうれしい。仕事があるということは、ありがたいことだ。

 どのような方たちかわからないが、お互い気持ちよく過ごさなければいけない。私は、皆さんが元気に仕事に行けるように、毎日の食事の献立を考える。好き嫌いなく、何でも食べてくれると嬉しいのだが。

 この間、トイレのウオシュレットが壊れて、上部分だけでなく、便座まで交換することになった。今度の収入は一気に消える。

 

 庭のシンビジュームの葉にこしらえた小さな蜘蛛の巣。黒ゴマのように無数のツブツブ。ちょっと触ると、蜘蛛の子を散らすように塊がほぐれて、また元に戻る。気味が悪い。

 今、庭のあちこちに、子蜘蛛が小さな巣をかまえている。夏を越し、秋になると、毎年派手なジョロウグモがいたるところ巣を張る。黒いツブツブはジョロウグモの子供かな。

 2週間前の子カラスは、4日目くらいでいなくなった。私が畑に出ても、親は騒ぎ立てなかった。まだ飛べなかったので、多分、何か動物に襲われたのではないだろうか。今は、ほかのヒナも既に巣立ちしたと思われる。

 藤棚で鳩が潜んでいるのは、卵を温めているのだろうか。母の家で飼っている猫のうちの一匹は、すばしこく利口なメスで、昨日も小さなネズミを狩って帰って、きれいに跡かたなく、食べた。この子に見つからないように、鳩さん、上手に育ててねと祈る。

 


四国山地トレイル、カガマシ山、橡尾山、笹ヶ峰

2021-06-01 18:49:57 | 日記

 先先週カガマシ山まで歩いたので、先週は笹ヶ峰まで繋いだ。

 四国中央市と高知をつなぐ県道が通行止めになっていることは、ネットから情報を得ていた。真面目に歩いて行ったけれど、もう少し詳しく調べれば、日曜は修復工事もお休みだから、柵を除けて車で入り、また戻せばよいとわかったはず。

「霧の森」のすぐ上に、もう通行止めの柵が立ててあった。「えーっ、ここから歩かされるの?仕方ない」

 こんなに手前で通行止めとは思わなかった。車道は歩きたくないので、地図を見て、尾根に取り付いた。テープが所々にあり、踏み跡もある。悪い山道ではなかった。

 笹ヶ峰縦走路は、自然林の、新緑が爽やかな、とても歩きやすい道だ。さて、右か左か、笹か橡尾か、どちらを先に行くか。笹ヶ峰から昔の土佐街道を下る新宮登山口に、H子さんの車をデポしてある。カガマシ山をピストンしてこれを下るのも一つの手だった。すると、途中の橡尾山の笹薮を2回通らなくてはいけない。なので、笹ヶ峰を先に登り、橡尾山、カガマシ山、そして下る、ということに決めた。

   

左、縦走路に出たところ。笹ヶ峰の峠の古道は、歴史が感じられる。人々が行き交った重要な道だったんだね。参勤交代の道だったらしい。

 引き返し、橡尾山へ。広々とした自然林から、すこしずつ足元にササが・・・。笹を刈ったような、整備のあとも少しは感じる。テープの案内は、尾根の笹を避けるように、時々斜面を下る。尾根に上がると高知県側の山並みが展望でき、気持ちがよい。

  

 橡尾山点前で笹丈は最高になる。かき分けて進んだり、右にふって笹のない斜面をトラバースしたり。距離的には短いので、数分我慢すれば頂上に着く。

 

 ここからカガマシ山までは、とても快適な自然林の中を歩く。橡尾峠には、しゃもじが目印。

     

 下りはシャクナゲの尾根、そしてトラバース道のルートだ。30年位前に来たことがあったと思うのだが、こんなに悪かったっけ? シャクナゲ尾根はとても急で危険。気を緩められない。ようやくネットで見た看板まで下りた。これより先未整備、ということはこれからは安心、いい道を歩かせてもらえるんだ。

 ここでトラバース道に入らなければいけなかったのに、どんどん尾根を下ってしまう。気が付いてスマホを見て、ミスがわかる。このまま下るか、登り返すか。下ると最後に渡渉がある。それは心配、元の道に戻ろう。

 前回と言い今回と言い、1回の登山で2回は下りの尾根を間違えている。なぜだ?スマホに頼りすぎてはいないか。緊張感が足りないのでは?

 

 カガマシ山登山口に無事下山。あのトラバース道が遊歩道?整備された登山道とは言えないなあ。ズルズルした斜面が何か所もある。せめて木でも生えていれば安心なんだけど。2か所、細いトラロープがフィックスされているけれど、命を預けるには怖い。滑って荷がかかったとき、大丈夫だろうか? この登山道は、普通のかたは行かない方が良い。そして遊歩道という看板は取り消した方がいい。