日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

一度は行きたい高尾山

2023-11-19 16:58:43 | 日記

 昨日の嵐は凄かった。その中、雲辺寺を越えてきたお遍路さんが4人、本当にお疲れ様。下からも、山頂がうっすら白く見えたので、雪が積もったなと思った。この海辺の街でさえ、霙のようなものが降ったのだから、雲辺寺は当然雪だ。

 今日は午後から暖かく、晴れていた。気持ちよく歩けただろう。

 半月以上も前のこと、11月の連休は、4泊5日の東京だった。3日の文化の日、孫娘が学校へ行っている間、時間が取れたので、話のタネに、かの有名な高尾山へ行った。噂どおり、世界一人が多い山は、ヒトで埋め尽くされていた。

  

 8時半ごろ渋谷の家をでたのに、登山口に着いたのは11時前だった。京王井の頭線の神泉駅を探すのに、使い慣れないグーグルマップで、もたもたした。明大前で乗り換えたのはいいが、各駅停車。急行がいくつも追い越していった。これはバカなことをしていると気が付いて、乗り換え案内アプリを使って急行に。

 電車はすいていた。出発が遅いからだ。登山口に着いてびっくり、ケーブルの駅前の広場は人でいっぱいだった。案内の看板を見て、左の登山道、稲荷山コースで行くことにした。ゆっくりの人を、スキを見て追い越す。トレイルランのような人もいる。こんな人の多い山で走らなくても、里山は他にもあるだろうに。

 頂上に着いてさらにビックリ。何百人もの人人人、老若男女に犬、道の端に座って、皆さんランチしている。私もなんとかスペースを見つけることができ、渋谷で買ってきたパンを食べた。ネットには、周辺の美味しそうな食べ物屋さんが何軒も載っていたが、ありつけないかもしれないと思った。正解だった。皆さん、長い列をつくって食事を待っている。トイレも同様。急ぐ間に合わないではないか。この人の多い山では、用を足す繁みはない。

 紅葉は始まったばかり。次回は、相模湖駅に下って、中央本線で帰ってくる、という計画でいきたい。それにしても、東京の人は高尾山がすきなんだねえ。ほかにもいいところはあるのではないの?


鬼怒沼

2023-11-14 10:26:22 | 日記

 11月初めの連休は、東京で娘宅の留守番だった。10月はそれほど忙しくなかったのに、帰宅してからは次々とお遍路さんの予約がはいり、先週、老体の私としては少しきつかった。決まり文句、「これくらい、若い時はどうってことなかった。」

 夏の暑さが終わり、徳島から遍路を始めた人が、今香川に入ったということだろう。コロナが終息し、イベントが華やかにに開催され、旅行熱もあって、宿がとりにくい状態だった。昨日から急に冬になってしまった。雲辺寺では大霰だったそう。これからは閑散期になっていくだろう。

 さて、10月の関東地方への山行記、3日目の鬼怒沼が残っている。あの時、紅葉が盛りだったけれど、今は雪景色だろうなあ。

   

 夫婦淵温泉駐車場で、妹のイヌ友と待ち合わせた。ボルゾイ4頭とヒト3人の山行となった。人気がなくなると犬を放してやる。大喜びで、沢目掛けて駆けていく。この子たちは水遊びが大好きみたい。犬たちが楽しそうに遊ぶのを見るのが飼い主の至福らしい。妹は1頭連れているが、友達は3頭もあやつる。それも、元気のいい若い兄弟だ。飼い主は絶えず、喉を痛めやしないかと思われるくらい怒鳴っている。人が来ると、リードに繋がなければいけない。たまに「放すな!」と怒鳴られるらしい。急な斜面で、私も犬が傍にいて転んだから、バランスの悪いお年寄りならば転がり落ちたかもしれない。犬たちはよく躾けられていて、放しても命令で戻って来るし、ちゃんと整列するのが凄い。

 飼い主の女性は30代だろうか、身体能力抜群、スイスイと急斜面を登っていく。段差のある斜面も手を使うことなくヒョイと上がる。私と妹は付いていくのにハアハアいってる。山の恰好もしていない。ジャージーのようなパンツとスニーカー、小さなデイパックには犬用品と、水とおやつくらいしか入っていない。弁当もライトも雨具も入っていない。いつもの散歩の感じだ。標高2000メートルくらいあるんだけどなあ。後ろから歩きっぷりを見ていて、その体力に驚かされた。犬が大好きで体力もある彼女だから、大型犬を3頭も面倒みれるんだねと納得した。

  

 八丁の湯という宿に近づくと犬の吠える声が。秋田犬だろうか、かわいらしい顔をした犬がいる。互いに見つめあって、緊張が走る。

 

 ログハウスが立派な八丁の湯、次の加仁湯

 最奥の日光沢温泉を過ぎるといよいよ山道だ。

  

 2時間くらい登って鬼怒沼の湿原に出た。うっすら雪がついている。上りでは結構沢山の人に遇った。下の温泉で泊まったのだろう、皆さん早くから登っていたようだ。

 湿原の誰もいないところで犬を放すと、大疾走だ。さすが猟犬、走る姿に惚れ惚れする。早速、池塘にドボンと飛び込む。泥だらけ、帰って洗うの大変だろうに。飼い主は楽しそうに見ている。犬も彼女も幸せなんだね。自然保護のパトロールの方に見つかったら大目玉だな。

 日暮れは早い。鬼怒沼山登頂は諦めて、早々に下った。最悪、スーパー林道を歩けばいいと思ったが、明るいうちに駐車場に着いてホッとする。

 何か、犬が吠えるような騒がしい声がした。サルの群れが、こちらの犬を見て威嚇していたのだった。すぐ上で、木を揺らせて騒いでいる。サルが人を襲う話は聞いたことがあるので、怖かった。

  

 左、スギタケかな?

 中、綺麗に色づいていた

 右、標識の上の頭蓋骨、シカのもの?