都会に限らず、田舎でも感染が止まらない。去年のゴールデンウィークは自粛だった。お寺も閉じていたのでお遍路さんはいなかった。今年は「気を付けて来てください」という感じか。ずっと休業している宿もあるようだ。宿も遍路さんも、考え方次第だ。
私のところは、営業する。ただし、二家族以上は受け入れない。この間から、GWの予約は少しだけ入っているが、まだキャンセルはない。皆さん遍路に行きたくてウズウズしているんだ。ただ、うちでさえ予約があるんだから、人がどっと動くはずだ。何処へもいかず、大人しくしていた方が本当は良い。GW終わってどんな結果がでるか、恐ろしい。
一昨日、友人と3人で、石鎚水晶尾根を登るつもりでロープウェイ駅へ行くと、なんだか閑散としている。嫌な予感。4月10日から2週間、設備点検のため運休となっている。コロナだ。愛媛県は沢山感染者が出ている。公共施設は皆閉じているらしい。麓駅を越えて300メートルくらい走ると、登山口がある。車が10数台停まっている。ほとんど県外ナンバー。皆さん仕方ないので、自分の足で頂上に向かったようだ。なかなかしんどいよ。
さて、私たちはロープウェイを使ったとしても10時間かかる行程なので、水晶尾根は諦め、瓶が森周回に変更。車一台を東之川登山口におき、西之川から登った。
こちらから登る人は他にはいなかった。ひどく崩壊している箇所があり、ロープ2本渡してあった。慣れない人にはちょっと厳しい道だ。
ヒトリシズカが咲いていた。山シャクヤクが下の方でつぼみ、鳥越から上ではまだ丈の小さい山シャクヤクの群生だった。東之川の登山道より植物の種類が多く、崩壊地やがれ場の急斜面があるけれど、西之川のほうが面白い。
ようやく瓶が森らしいなだらかなササ原に出た。左は瓶壺
石鎚が見える。瓶の頂上には二つのグループがランチをしていた。ロープウェイは閉鎖だが、UHOラインは開いているので、みなさん車で来ていた。久しぶりに天気のいい週末、ハイキングにはもってこいだ。春の山を満喫した。