日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

不完全燃焼の山登り

2011-09-30 20:45:00 | インポート

 ホットコーヒーを飲みたい季節になった。明日からはぐっと気温が下がるらしい。

 9月の初めに日記を書いてから、ずっとサボってしまったので、せめて二つはアップしようと頑張っている。

 言い訳であるが、本当に大きな出来事がいくつかあった。

 まずは、山の写真をアップしよう。

P1040057

上、前穂高

 9月上旬、上高地へ行った。「台風一過で絶対晴れ」と確信して、ここぞとばかり飛び出してきた。朝からすかっと晴れて、ターミナルから延々と続く林道を歩く人々の脚も軽やかだ。誰もが今日明日の晴天を疑わない。

P1040060 かの有名な屏風岩。置くに見えるは北穂。

涸沢へはこの隙間を通っていく。3時間の林道ウォーキングのあと、私はさらに奥、槍沢へ向かう。このウォーキングが大の苦手の私は、もうかなり疲れてしまった。

P1040070 ナナカマドの実が赤い。今頃は葉も赤いだろうか。

P1040071

P1040072

槍がだんだん近づいてくる。疲労も限界に近い。

P1040073 小屋に到着。ここは槍直下の殺生ヒュッテだ。5時ごろはいって「今日のお泊りは多いですか」ときくと、スタッフが「二人目」という。客の側からすると、「ラッキー」だけど、経営者には気の毒だった。あんなに大勢の人が登っていたのに、みんな何処に行ったの?どうやら、稜線の小屋で満配しているらしい。私は静かなほうがいいのでここで良かった。私の後からも入ってきて、全部で8人になった。

 しかし、なんで私はここにいるの~?

 槍なんて登りたくなかったのに~。

 計画は、南岳小屋にとまって、次の日キレットを縦走することになっていた。思案の三叉路、「右槍、左天狗原」で3時だった。天気はよさそうだから6時過ぎても明るいだろう。しかしながら、体力がもつかどうか・・・。

 みんな槍に向かって登っていく。左に行く人はいない。下ってくる人は4人いた。よし、行っちゃえ・・・。登山道の様子などを聞きながら30分くらい登った。最後にすれ違った夫婦連れに、こちらはやめて槍の小屋に泊まった方がいいとアドバイスされ、不安になりそれに従った。槍ならば、遅くなっても登る人がはかにもいるだろうから安心であると。

 というわけで、計画変更、私は槍の下にいるのである。ま、いいか、槍には登ったことがないからいい機会、明日朝一番に登ろう。

 ところが・・・、その夜、風ビュンビュン、雨ザアザアの大嵐。まんじりともせず、朝になったらからりと晴れているに違いないと期待していた。しかし目覚めても、ご飯がおわっても、雨は一向に止まない。10時まで待って山を降りた。槍さん、またねー。

P1040075

小屋で待機する登山者たち

この松本行きで、2年前涸沢小屋で知り合った友人Kさん宅で2泊した。あのとき、単独行ばかりが入った部屋で話しがはずんだ。岡山からきていた横山さんが中心だった。同室のよしみで、名前、住所くらいまでは名乗るだろうが、バイバイすればそれまで、普通はここで終わる。ところが、去年横山さんが急死した。お葬式に出るため、神奈川のSさんと松本のKさんがはるばる岡山にやってきた。私も岡山まで会いに行った。2年前の関係が切られなかったのは、横山さんの存在があったからこそ、といえる。ひょんなきっかけでできあがったご縁、大事にしたいと思っている。また松本に泊めてもらって山へ行こう。横山さんの思い出話もして・・・。


応援も楽しいトライアスロン大会

2011-09-02 23:52:22 | インポート

P1030973 8月28日は、トライアスロン学生選手権大会がおこなわれた。うちの学生さんたちは皆、素泊まりだったので、まず、8時10分にスタートする女子の応援に行った。今年は、ゆっくりたっぷり見学することができる。男女あわせて11人参加するのだが、大勢の中、みつけることができるだろうか。

 浜に行くと、カッコいいチアガールがいるではないか。驚いたー。派手に賑やかに盛り上げてくれると、選手もギャラリーも元気になるし、楽しい。

P1030993

P1030994 そのうち、大きな太鼓の音が響いてきた。後ろをみると、応援団が立っていた。「フレーッ、フレーッ、・・・」、近畿大学の応援団だった。有志がやってるのかな、本来はこんな少ない人数ではないはず。このような応援団をみたのは今年はじめてだ。暑いさなか、学ラン着て、重い校旗を持って、本当にごくろうさま。彼らは若い。

 私は、この光景をとても懐かしい思いで見ていた。学生時代、私が所属していた吹奏楽団も応援団の一部だった。真夏、学ランの応援団とブラスバンドは、炎天下、塩をふくような汗を流して、野球の応援をした。若くて頑丈だったんだなあ、みんな。

P1040018

スタートの合図を待っている。

P1040021スタート直後のバトルP1040024

あっという間に、沖へ泳いでいった。

ブイを2周、1.5キロのスイムだが、水泳が得意な子とそうでない子では、1周でかなりの差がつく。子供のころ、スイミングスクールで選手として鍛えられた子は有利だ。

 スイムが終わった時点でカットされた選手がいた。かわいそうに。このあとバイクでも、先頭に抜かれるとカットされる。

P1040007

 うちに泊まっている学生たちを見つけられるのは、ランのときが比較的容易だ。頑張ってみつけて写真を撮ってあげようと思ったが、これが結構難しくて一部の人しか成功しなかった。せめて声援を、と思い、プログラムで名前とゼッケンを照らし合わせて、当人が通りかかると、「○○番、頑張れー」と叫んだ。私もかつて、マラソンの大会に出ていたころ、全く知らない人が私のゼッケンを呼んで応援してくれて、なんだか元気が沸いてきたものだった。「頑張れーっ」て言ってくれるとやっぱり元気がでるよね。

 うちの学生で、去年2位だった子がいた。今年、関東での予選で1位だったらしい。当然優勝候補である。ところが・・・、3位だった。本人さんが一番気を落としているけれど、宿泊所としてもつらい。思った以上に頑張れた子もいるし、勝負とはそんなものだろう。

 どうも、来年も観音寺で大会が開かれるようだ。立派になった彼らに又会えるのが楽しみだ。