日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

ツバメ

2017-06-29 15:48:31 | 日記

 ♫ 霧深い街の通りを~ 、かすめ飛ぶツバメが好きよ~ ♫

 ユーミンの「雨のステーション」だったかな、今の季節の歌である。若いころによく聞いた音楽、ユーミン、サザン、陽水などは、今の若い人の歌より心地よい。

 ツバメといえば、この間、母の家の裏庭でなにか小鳥が騒がしいなと思ったら、小鳥がバタバタしているあたりのブロック塀に、小さめのが一羽止まっている。付近を飛び交う数羽の姿を見ても、ツバメの家族と思われた。私が想像するに、巣から飛び立ったばかりの子供に親鳥が餌をやったり、飛ぶように促したりしていたんじゃないかな。子供のツバメは、私がかなり近くにいるのに飛ぼうとしない。まだうまく飛べないのだろうか。これは危ないと思って、うちのネコに気づかれる前に、ネコを家に追いやった。巣立ちのときは、鳥たちにとって人生一番の難関、危険いっぱいの時期だろう。

 

 愛媛県との県境にある、豊浜、道の駅にはたくさんのツバメの巣がある。二度目の子育てをしているのか、黄色い嘴の赤ちゃんが入っている巣がある。手の届きそうなくらい低いところに巣を作るのは、人に危険から守ってもらう為だろうか。ツバメとヒトは昔から強い信頼関係でむすばれているのだね。ツバメは水田の害虫を食べてくれると、子供の頃習った気がする。ツバメがやってくる家は幸せな家であるともいう。

 あるおうちの方、いつも倉庫にツバメが巣作りするのだけど、スズメやカラスが悪さをして困ると言ってた。気が付いたら追っ払うのだけど、目が届かないそうだ。私の家の近くのお宅に、ツバメが巣を作り始めたなあと思ったら、いつの間にかいなくなっていた。楽しみにしていたけれど、ツバメにとって不適切だったんだね。

 今は梅雨、ぼんやりしていて、伊吹島さえ見えない。豊浜の道の駅は、ドライバーやライダーにとって休憩所として最高かもしれない。ローソンと隣り合わせ、なんでも買い物ができる。飲み物食べ物を買って、ベンチに座って海を見ながらランチするのもいい。もう少しちゃんとした食事ならレストランでできる。近頃自転車で旅する人が多い。この間、外国人カップルを見かけた。日本の田舎の隅々まで見て帰ってね。しまなみ海道を自転車で駆け抜けるのが一大観光目玉だと思う。私も時間をつくってやってみたいことである。

  

 私が時々寄るカフェ、外にネコがいっぱいいる。ご主人がキャットフードを餌箱にバラバラっと蒔いたら、一斉に食べ始め、あっという間に無くなった。幸せなネコさんたち。私の友人にネコを異常に怖がる人がいて、「キャーッ、ネコがいるッ!」と叫ぶ。アンタは子供の頃、虫や動物にさわったことがないのかい? 観音寺のトカイに住んでいたからねえ。私など、チョウチョ、トンボ、セミを捕まえて遊んだものだ。ネコが怖い人は絶対このカフェにはこないだろう。

 フェイスブックもいつも見せてもらうのだが、カフェ、botan、7月から一か月半お休みするそうだ。その前に一度ランチ食べに行かなくちゃ、イチゴショートも食べとかなくっちゃ。行ってみると満員、40分くらい待って入れた。みんな考えること同じなんだね、あと一日、明日も賑わうことだろう。フェイスブックの口ぶりから、病気療養かもしれないと思ったが、ご主人から、やはり奥さんの体調が悪いのでしばらく休むと聞いた。お店が休みの日には、あちこちのイベントにお菓子をもって参加しに行っていた。忙しすぎ。ニコニコ、可愛らしいオーナーと、野菜中心の手作り感あふれるご飯と店の雰囲気が好まれて、いつもお客様でいっぱいなんだと思う。ゆっくり養生して、元気になって戻ってきてくださいね。みんなそう思っているから、今お店、大盛況なんだと思う。

 20年近く前、私も病気のため、夏の一か月間、店をお休みした。なんだか、あの時のことを思い出した。夏のシーズンオフでよかった。観音寺には旅館ホテルがたくさんあるので、それほどご迷惑はかけなかったと思う。私の場合、留守の間の、店より子供や家のことが気になっていた。子供のいないbotanさんにとって、お店は大事な子供同様だろう。離れるの、とても寂しいだろうなと思う。まだまだ若いのだからきっと元気になる、祈ってますよ!


笹ヶ峰、寒風、縦走する

2017-06-19 15:17:24 | 日記

 

 雨が降らない。梅は黄色くよく熟れた。2本あるうちの1本が成績よく、木は小さいながらも、9キロ近い実を付けた。全部塩漬けし、あとは赤紫蘇を入れるまで時々梅酢をかけてやって、痛まないように見張る。これから熟する桃などの果実は、あまりシトシト降られても困るかもしれないが、カラカラに乾いた畑を見ると、野菜が値上がりするんじゃないかなと心配だ。

 こう爽やかなお天気が続くと、屋外で遊ぶ人には持ってこいだ。

 昨日は私の所属する山登りの会で、快適な縦走コースを歩いた。大永山トンネルから、ちち山、笹ヶ峰、寒風山までのポピュラーなコースだ。車の運転はしなくていいし、何といっても普通の登山道を人の後からついていくのだから、緊張感のほとんどない、ルンルン気分の山登りだ。ランチは何を食べようかな、デザートは何を持っていこうか、山での食事が楽しみになっている。いつもは、家にあるものを適当にザックに詰め込んで、お腹がすいたら立ったままエネルギー補給する、大休止しても一人ならば20分で充分だ。

 

 尾根は笹原、左手に冠山と平家平が見える。

 

 「ちち山のわかれ」までは登りが続く。

 

 あとは、笹ヶ峰を目指して少しずつ登って行く。頂上の神様にお参り。チャンスがあれば7月のお祭りを見学したい。

 6年ぶりにこの会の山行に参加した。私に機会がないのは、参加申し込みの締め切りが早いからだ。やはり仕事優先、ギリギリまで予約を待って、お休みになりそうならば山の会に連絡してみる。すると「もう満員です」と言われる。仕方ない、またの機会にするか、となる。

 計画書を受け取ってビックリ、12人のメンバーのうち私が一番若い。20年以上前、入会したとき、私は40歳くらいだったと思うが、当然かなり若い方だった。それから会員番号がだんだん上がって行って、200番台から50番台にまでなった。私以後に入会した人も、皆若くはないということか。

 「あれっ?、私が一番若い?」

 「でも、三谷さんが一番古いよ」

 私の後ろを歩く男性たちの話が、聞くともなく聞こえてくる。ガンの話で盛り上がっている。

 「ワシは〇〇ガンや、あんたは?」

 「数値が上がったから、今度検査入院する」

 「この 年になったら、病気の話ばっかりやな。病気の自慢しよる。ああ、自分の方がまだましやなあと安心しよる、ハハハ・・・」

 この日のメンバーは、60代後半から70代半ばの人生の先輩ばかり。ホント、元気です。かれらの年に追いついたとき、自分の体はどの程度維持できているだろうか。山に来て、楽しくしゃべっている限りガンは何処かいってしまいそう。皆さん、元気でまた会いましょうね。


水辺の景色

2017-06-14 22:13:14 | 日記

 大興寺から観音寺に向かう途中、豊田小学校から下ったところ左手に、大きくてきれいな池がある。仁池(にいけ)という。お遍路さんもきっとこの景色に癒されると思う。

 水面に映っているのは「逆さ母神」。昔はこの地域のシンボルであり、母校豊田小学校の校歌に「空高く母神の山の~」と出てくる。今は、山は削り取られて、土は高速道路の土台にでもなったのだろうか、山なんて言える高さではない。毎年、2年生の社会科の野外学習でこの山に登り、平野を見下ろして地図を描くカリキュラムがあった。私はたぶん生まれつきの山好きなんだろう、この授業はたのしかった。その後、高学年になって、麓に住む友人らの案内で、蜜柑山だったこの山に何度か登った。山の裏手は隣村、別の校区になるので、未知の地域に足を踏み入れるのはちょっとした緊張があった。

 この池に小さな舟が放置されていて、鳥の休憩場所になっている。たいていこの大型のサギが休んでいる。時に、違った鳥と交代するようだ。

 あちこちの山で笹の花が咲いている。紫のガクのようなものと黄色の雄蕊のようなものが一面に笹の先の部分についているので、景色としては枯れた笹原のように見える。50年から100年の周期で咲いては一斉に枯れるそうだ。凶事の前兆といわれるらしい。確かに森の中の色合いがいつもと違い、ちょっと変。異様な感じがする。全部枯れてしまったら、これを食料にする生きものたちはどうなるのだろう。でも、花が咲いていない笹原もあった。良かった。シカは笹を食べているはず、食糧難で繁殖が抑えられるのだろうか、貴重な植物がいっそう食い荒らされるのだろうか。


初夏の庭

2017-06-12 18:37:30 | 日記

 母の家の泰山木の花が咲いている。お山では、そろそろオオヤマレンゲも咲き始めるのだろうか。どちらもモクレン科、なんとなく似ている。

 2本の梅の木のうち1本は豊作だ。2年前に強風で枝が折れた木は、今年も実をつけなかった。たった2個取れた。

 窓辺に椅子を寄せて、コーヒーを飲みながら庭の緑を眺めるのが好きだ。木陰の小さな草たちが、気持ちよさそうに揺れている。雑草の成長が早くて草ぬきはとても追いつかないので、庭も畑も荒れているけれど、緑は気持ちを落ち着かせる。家ではボーッと座っていることなどほとんどないのに、ここでは何もしないで木や草を眺めていたい。育ったころとは、全く、景色も母の家も変わっているのに、やはりここはふるさとなんだね。実家で草木や土をいじる時間が好きだ。

 

 ある時、林道を走っていたら植林の伐採作業に出くわした。作業員が犬を連れてきていた。私にうるさく吠えては後ずさりしている。林業作業員同伴の犬らしく、首輪にピンクの目印用のテープをつけて、辺りをウロウロして可愛らしいので、ビスケットなど与えて手なずけて写真を撮った。「なな」という名のようだ。通行を待たされるかなと思ったが、すぐによけてくれてありがたかった。

 


黒森山、沓掛山周回コース

2017-06-11 22:47:48 | 日記

 梅雨とはいえ抜群の天気だった昨日、又黒森山に行った。今度は沓掛山も踏んで、周回コースである。

 先ず、笹ヶ峰登山口に車を一台デポし,吉居林道の登山口を探す。

 見落として通り過ぎてしまった、小さな標識。ここから入って、テープに従ってどんどん登って行く。稜線に出て暫く歩くと堂ヶ平権現に出会えた。

 石鉄山、正法寺の信仰の山らしい。昔は大生院というところから、黒森山、沓掛山経由で、笹ヶ峰の頂上にご神体をはこんでいたという。今は一般の登山道を登る。毎年7月に行われるという正法寺の行事、機会あれば見てみたい。そのような歴史ある山道を歩きに来たわけだ。同行の友人は新居浜の方で、この山岳信仰の道を歩きたかったようだ。次回は大生院から登ろう、と意気込んでいる。

 黒森手前から沓掛にかけて、たくさんのシャクナゲが満開。濃いピンクや淡いのやら、華やかに咲いていた。やや最盛期は過ぎていたが、充分に楽しませてくれた。思いがけず、シャクナゲお花見登山となった。黒森頂上で、男性一人がお昼をしていた。笹の登山口に何台か車はあったけど、みんな笹ヶ峰に行ったんだね。こっちはマイナーだけど、シャクナゲの木は結構たくさんあって、穴場だよ。

  

 沓掛から笹ヶ峰を臨む。

 吉居から黒森山の登山道はテープがたくさんついていて分かりやすく、道としては一級クラスだ。はて、どっちだ? と立ち止まった箇所も2か所あったけれど。

沓掛山からの下山道は最高クラスの道である。笹が青々として、シカがここには来てないと思った。黒森手前では、食べられて茎だけ弱弱しく残されている笹が見られた。本来のこの景色がずっと続きますように。

 モミ、シラビソの深い緑と、ブナ、カラマツなどの落葉樹の新緑、やはり一般的に人々に愛される山はそれなりに素晴らしい。いつも緊張の解けない山歩きをしているが、こんな森をのんびりリラックスして歩くのもいいなあ。