台風は関東地方でおおきな被害をもたらしたが、こちらは相変わらず雨が降らない。今、住居部分の解体と残した倉庫の後始末の途中なので、雨が降ると大変なことになる。畑や庭には、ひと雨もふた雨も欲しいところだが、もう少し我慢してほしいところである。
ごったがえした、旧厨房で昼寝するコロさん。
13日に、私の嫁入りタンス3点と食器棚など4点を、日通さんに実家まで運んでもらった。朝8時過ぎにきて、昼過ぎまでかかった。出口が狭くてスムーズに運べず、多少時間がかかった。一番暑い時期なので、4人の運び屋さんの体調が気になる。10時にはお茶とポカリを用意しておいた。彼ら自身も水はたくさん持ってきていた。ほぼ荷物を運び終えたころ、若い人の動きが悪くなった。顔に汗が噴き出ている。氷を袋に入れて首を冷やした。全身が攣って痛い、と言っていた。これは、熱中症に違いない。夕方、用事もあって、日通に電話したときに、どうなったか聞いてみると、「さきほど、回復して帰宅しました」と言った。病院に行ったかどうかはきいていないが、午後ずっと寝ていたんだね。とにかく元気になってよかった。ホッと胸を撫で下ろした。
あのような症状が出る何時間か前から具合は悪かったんだろうけど、仕事だから我慢してたんだろうね。本人、睡眠不足でもあったらしい。仕事中とはいえ不調をギリギリまで我慢してはいけない。リーダーも部下の様子をよく観察しなくてはいけない。引っ越し費用は、ピアノ運搬25000円を含んで、計69000円だった。クレーンオペレーターを入れて7人の人夫さんが来てくれている。こんな値段でいいの?暑い時期の重労働、気の毒な気がする。帰りに、「何か冷たいものでも飲んでね」と5000円渡した。皆さんテキパキ働いて、とても好感がもてた。狭い場所から、重い家具を傷つけないように横にしたり、斜めに傾けたり、運び出すの、プロの技術だなあと感心した。
私たち家族も、自分で運べるものは少しづつ整理していったものの、16日の解体日の朝まで、残った捨てる荷物の中から、チョコチョコ未練がましく取り出している。置き場所がないのだから捨てるしかない。何が大事で何を捨てるべきか、家族それぞれの尺度が違う。暑さでイライラし、喧嘩しながらの整理だ。
まず、家の中の捨てられたゴミを分別して運ぶ。そして、クロスや断熱材、壁の板を剥がす。ほぼ、外枠だけになっている。もうすぐこちらにも台風が来るようだが、これ、どうなるのだろう。