日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

台風

2016-08-31 20:33:33 | 日記

 昼前、テレビをつけてビックリ、東北、北海道で台風による死者が出ている。台風が去って、次々と被害が確認されたのである。毎年、川の氾濫、山崩れなどで多くの人が亡くなっている。国土の大部分が森林で覆われる日本、災害に遭わない場所を選んで住むのは難しいのかもしれない。ならば、どういう場合、どこに避難すればいいか、常々考えておくべきか。かくいう私は、何年か前、娘が送ってくれた防災グッズの段ボール箱を、まだ開けていない。

 四国はさほど天気が崩れることなく、相変わらず暑い日が続いている。工事のお兄さんたちは、作業着も顔も、汗と土でドロドロになりながら働いている。

   

 今日は、クレーンがきて、屋根の瓦を剥いだ。昔の屋根は泥でくっついているので、剥がすのは速い。が、泥を落とすとすごい土埃である。ご近所に申し訳ない気持ち。あと一週間かかるようだ。

 40年住んだ家、少しずつ剥がされていく姿はやはり一抹の寂しさがある。 


外枠を壊す

2016-08-30 19:23:19 | 日記

 昨夜はエアコンが要らなかった。今朝は空気が肌寒いくらいだった。台風はどうしたことか、関東、東北ばかり襲っている。

 家は今このような状態なので、台風に直撃されたらどうなっていたことか。明治1年や17年登記の古い建物である。内側の諸々を剥がして、土壁を崩しにかかった。接近しているお隣さんには、大量の土埃を浴びせているはずだ。隣との間が狭くて、足場を組んでシートをかぶせることができないそうだ。申し訳ないけれど仕方がない。昔はこのあたり、たくさんの家が犇めき合って建てられていて、大人子供、大勢住んでいたんだろうね、この町は。家は互いに支えあって建てられている。驚きだが、旅館の隣の古いお宅の屋根は、うちの壁にくっつけられている。吹き降りの雨のとき、その下の窓の隙間から雨が入ってきて弱るのだが、屋根と壁はくっついているし、互いの家の隙間は20センチくらいしかないので、修理もできない。

 明日から瓦をはずしていく。解体は、当初2週間くらいの予定だったが、3週間かかるらしい。お盆明けのまだ猛暑が続いていたとき、汗だく、泥だらけで働いていたお兄さん、大変な仕事だなあと気の毒に思った。

 明後日からは、トライアスロンの学生たちが入ってくる。騒音と埃がちょっとつらい。


川遊びにお勧めの面河渓谷

2016-08-29 11:00:59 | 日記

 8月20日、21日、愛媛県、面河渓、鉄砲石川で沢登り講習会があった。四国4県から20名余りの労山会員がやってきて、講習会やら、懇親会を行った。

 連日の晴天続きで水量が少ない。すいすいと登れる。きれいな滑めの渓谷なので、はやりのキャニオリングという遊びに最適と思う。川に沿って林道がはしっているのも安全で便利だ。但し、車は乗り入れできない。

鉄砲石川キャンプ場のそばの滑は恰好の滑り台。水量がすくなくてスピードが出ないが、終了点でポチャンと腰くらいの深みに落ちる。昼間子供たちの歓声があがっていたのはここだったんだ。

 

 沢登り座学講習会、

 流れの速い危険な場所での渡渉の仕方は、ロープを使って教わる。そのような場面に遭遇しないことを祈る。

 沢を終えて駐車場に向かうと、付近の川には家族連れがいっぱい、夏の終わりの川遊びをたのしんでいる。キャンプをして子供を川で遊ばせるのにお勧めする。遡っていくと、たくさん自分だけの遊び場が見つかる。ただし、やはり自然の中では危険なこともあるので、大人は充分監視しなくてはいけない。 

 


酷暑に引っ越し

2016-08-25 05:12:38 | 日記

 台風は関東地方でおおきな被害をもたらしたが、こちらは相変わらず雨が降らない。今、住居部分の解体と残した倉庫の後始末の途中なので、雨が降ると大変なことになる。畑や庭には、ひと雨もふた雨も欲しいところだが、もう少し我慢してほしいところである。

  

 ごったがえした、旧厨房で昼寝するコロさん。

 13日に、私の嫁入りタンス3点と食器棚など4点を、日通さんに実家まで運んでもらった。朝8時過ぎにきて、昼過ぎまでかかった。出口が狭くてスムーズに運べず、多少時間がかかった。一番暑い時期なので、4人の運び屋さんの体調が気になる。10時にはお茶とポカリを用意しておいた。彼ら自身も水はたくさん持ってきていた。ほぼ荷物を運び終えたころ、若い人の動きが悪くなった。顔に汗が噴き出ている。氷を袋に入れて首を冷やした。全身が攣って痛い、と言っていた。これは、熱中症に違いない。夕方、用事もあって、日通に電話したときに、どうなったか聞いてみると、「さきほど、回復して帰宅しました」と言った。病院に行ったかどうかはきいていないが、午後ずっと寝ていたんだね。とにかく元気になってよかった。ホッと胸を撫で下ろした。

 あのような症状が出る何時間か前から具合は悪かったんだろうけど、仕事だから我慢してたんだろうね。本人、睡眠不足でもあったらしい。仕事中とはいえ不調をギリギリまで我慢してはいけない。リーダーも部下の様子をよく観察しなくてはいけない。引っ越し費用は、ピアノ運搬25000円を含んで、計69000円だった。クレーンオペレーターを入れて7人の人夫さんが来てくれている。こんな値段でいいの?暑い時期の重労働、気の毒な気がする。帰りに、「何か冷たいものでも飲んでね」と5000円渡した。皆さんテキパキ働いて、とても好感がもてた。狭い場所から、重い家具を傷つけないように横にしたり、斜めに傾けたり、運び出すの、プロの技術だなあと感心した。

 私たち家族も、自分で運べるものは少しづつ整理していったものの、16日の解体日の朝まで、残った捨てる荷物の中から、チョコチョコ未練がましく取り出している。置き場所がないのだから捨てるしかない。何が大事で何を捨てるべきか、家族それぞれの尺度が違う。暑さでイライラし、喧嘩しながらの整理だ。

   

 まず、家の中の捨てられたゴミを分別して運ぶ。そして、クロスや断熱材、壁の板を剥がす。ほぼ、外枠だけになっている。もうすぐこちらにも台風が来るようだが、これ、どうなるのだろう。


ピアノを運ぶ

2016-08-23 17:08:00 | 日記

  この猛暑の時期に、何をすき好んで引っ越しするのか。

 引っ越しは日通に頼んだ。私の嫁入り家具と、あと2,3点の家具は13日に、ピアノは手前の9日に運んだ。ピアノは、3番目の娘がやめてから誰も弾いていないので、かれこれ20年、日の目を見ていない。一緒に住んでいる2番目に言わせると、

 「捨てたら? お金使って運ぶのもったいない、調律するのにもすごくかかると思うよ。」

捨てたら最後、もう買うことはない。おいといて弾くかというと、それもなさそうだ。でも、40年前、家が火事でピアノが燃えてしまったあと、私がお給料で買ったピアノである。どうして捨てられようか。次世代に処分をお願いするしかないな。

 ピアノは2階に置いてあったので、階段を人力で下せず、クレーンがきて吊り下げた。

 

 40年を経て、実家にまた収まったピアノ。ラッカーで磨いてやらないとね。

 さすがプロ、200キロのピアノを二人で担いで家に運び込んだ。