山を下りて泊まった宿、「かぐら山荘」。下山途中、リーダーが何軒も電話してようやくとれた宿である。どこも連休のため満員だった。残り物に福あり、とはよくいったものだ。ログハウスの、とても素敵なロッジだった。築10年なのでまだ新しい。うちのメンバーの中に、大工さんがいて、彼がいうには、「かなりお金かけている」らしい。女将さんは、年のころ70歳前くらいだろうか、少し背が曲がりかけている。きれいで、しゃきしゃきした方だった。なかなかのやり手であるとか。名古屋でいくつか事業をしていたけれど、整理してこちらに移り住んだという。
「かぐらの湯」の敷地内にあるのかと思われるほど隣接している。したがって、お風呂は温泉施設、「かぐらの湯」に入りに行く。
宿の夕食と朝食、上げ膳据え膳でいただくごはんは、何を食べても最高に美味しい。
朝、宿を出て、直売所でリンゴや野菜を買って帰途に就いた。家に帰りついて、北アルプスで滑落死というニュースを知り、驚く。この連休、相当数の人が山に登ったのだろうなあ。みんな、この夏、不完全燃焼していたたろうから。