日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

大地震

2011-03-15 23:59:51 | インポート

 11日、ジムで軽い運動をした後、テレビを見ながら食事を摂っていた。緊急速報が流れ、津波警報が出された。また地震か、くらいのところで、一旦テレビを切り、夕方の仕事に取り掛かった。それから、まるで映画のようなシーンが、次々とテレビに映し出された。未曾有の災害であった。毎日テレビとラジオに釘付けで、ニュースや解説を見聴きしていた。今朝は、原発の2号機の放射能漏れのニュースから始まった。政府や東電の関係者のただならぬ緊迫感から、緊急事態が起こったと感じた。尚いっそう暗い気持ちで運転していたら、曲がるべき道を2度も通り越してしまった。いけない、集中しなくては、と気を引き締めた。人口密度の高い、狭い国土の日本で、原子力発電にたよるのは本当に危険なことだったんだ。資源に乏しい日本が発展するには必要だったのかもしれないが。私たちは、世界中が目を見張るようなすばらしい発展を遂げ、富を追求し、豊かなくらしを手に入れた。今日、石原都知事が、「罰が当たった」と失言したらしい。どういう意味合いか、詳しいことはしらない。しかし、被災された人々のくらいのために、日本が立ち直るために、みんなで少しばかりつらいめをしよう。40年前の生活水準にもどればいいのだ。毎日お風呂にはいらなくてもいい、シャンプーは週2回で充分、洗濯ものも減らす、食べ物を買いすぎない、などなど。


山行

2011-03-03 23:23:24 | インポート

 暖かい日が続いて、雨まで降って、雪が融けてしまうじゃないのと心配していたけれど、また「カンタロウ」が戻ってきた。ヤッター、と叫びそうになるが、やや不謹慎だろう。さっき、高速、高知道が、雪で通行止めになったと報道された。このことで、とんでもなく困った状況になった人もいるはずだ。

 この冬、仕事が忙しかったので、私はたくさん山へいけた。矛盾している? いやいや。仕事に根を詰めるとストレスがたまる、時間をつくって山へ行くことは必要不可欠。昨年末から阪大微研の建設で滞在されているお客様が、日曜日は食事なしとしてくれているので、私はこの日だけはお休みになる。羽をのばせる。平日は、一日中、頭の中はゴハンのことでいっぱい。毎日献立をかえなければいけないからだ。お仕事で疲れて帰ってきたときでも、「今日のゴハンはなんだろなー」なんて楽しみにしてくれる旅館でありたい。次の日も元気でお仕事ができるように。これが私のお仕事である。週一回、心も体も開放されて、また6日間頑張れる。でも、ふと、民宿岡田さんのことを考えてしまう。ほとんどやすみはないはずだ。本当に頭が下がる。私も、もう少し元気だったころは、休みなく働いた。今はそうはいかない自分を感じている。

P1030665

2月6日、徳島の国見山

お天気抜群、人もたくさん。20人くらいのビッググループが2つ、あと小さなパーティが数組、総勢6,70人いたかな。人気のある山だ。

P1030668

いち早く頂上に着いた私たち5人は、さっさと行動食をお腹にいれ、あの団体がやってくる前に下る。ここは山頂が狭いのだ。

P1030679

2月10日夜、観音寺を出発、車2台に9人が乗り込む。行き先は八ヶ岳の硫黄岳である。私は、去年もこの山域に来ている。今年は大雪のため、ずっと手前に車を停めて、タラタラ歩くこと4時間、やっと赤岳鉱泉に着いた。このような道は苦手だ。

P1030698

小屋の前のテント場、かわいらしくてカラフルなテントがたっている。寒いだろうなあ。しかし、その夜、小屋のあまりに強い暖房に、私は夜中1時に目が覚め、談話室に掛け布団をもって逃げ込んだ。2時間くらいたって、寒くてもとの部屋に戻った。眠れない夜だった。ま、小屋ってこんなもんだろう。なんだかんだ支障があって、熟睡できないものだ。

P1030685

P1030693

小屋の前にアイスクライミングの練習場がある。アイスキャンディという名称だ。やってみたい気がする。くる道すがら、若い登山者が多いと思った。ヘルメットと登攀道具を持った人が。アイスキャンディだけでなく、凍った滝を登りにきてるらしい。

P1030694

小屋の晩御飯

P1030709

翌日、硫黄岳へ。

小屋の主人が「赤岳はなだれるから行ってはいけない。硫黄は、過去に雪崩れたことあるところ、気をつけて行って」とアドバイスをくれた。結構皆さん登っていた。大体そうであるが、尾根では雪と風がきつくて寒いので、私は一刻も早く降りたい。

P1030712

アッとおどろくいでたちは・・・。仲間のひとり、ハンドメイドの防寒具がすごい。創意工夫して、自分に合ったように作っている。よくかんがえたものだ。

P1030724

民宿、「かりがね」の夕食。料金6000円だった。うちと同じ。よくやっていけるなあと感心する。しかし、よくみると、材料はさほどお金かかってないかもしれない。でもほとんど、出来合いのものではなく、手作りなので、手間がかかっている。厨房をそっと覗いてびっくり。きれいに片付いている。うちなんか、調味料やら野菜果物やら、ところ狭しと調理台の上に置いてある。恥ずかしくなった。どうやったらあんなにさっぱりと片付くの?

P1030732

帰る日の朝、諏訪神社を見学。それまでと打って変わって上天気。すかっと見える山々がうらめしい。並んで、厳かに、祝詞をあげていた。スタッフの朝礼かな。お辞儀のときの手のおろしかたが違う。この人たちの決まりかな。