日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

今年初の石鎚山

2022-01-11 08:59:40 | 日記

 3連休は、晴れた暖かい日が続いた。高気圧は東へ去って、今日は、観音寺では、朝から雨。この雨雲は、四国の山に雪をもたらしてくれるだろうか。

 私たちは初日、土曜日に石鎚に登った。前日にメールが来て、急遽、参加することにした。

 いつもの集合場所、西条の加茂川に、山友2人と男性Sさん、私、計4人が集まった。山へ行くとなると、前日誘ってもOKというフットワークの軽い人たちだ。Sさんのいでたちは、ヘルメットにロープ、雪の斜面で遊ぶ計画らしい。女性3人は、道具も気持ちも、そんな準備はしていない。

 瓶が森方面

 西之川のロープウェイ乗り場の景色は、雪がほとんどなく、石鎚山はどんなだろうと心配した。ゴンドラを降りて、周囲の山々を眺めると、残念乍ら雪がとても少ない。

  

 登山道の右の谷を隔てて、隣の大きな尾根は水晶尾根、去年秋、これを登った。なかなか登りごたえのある尾根だった。石鎚頂上は風無く、穏やかで暖かく、ゆっくりカップラーメンのランチを楽しめた。

 下りは、2の鎖の上くらいから尻セードをはじめる。4人が滑ったら小さな雪崩がおこり、登山道が雪で盛り上がってしまった。遊んだ後は、綺麗にならしておかなければならない。が、うっかりそのまま帰ってしまった。反省。国定公園のようなところでは、尻セード禁止されている。登山ガイドが通りかかったなら、叱られる。

 Sさんは、2の鎖横の急斜面を、ロープを使って降りてきた。私達3人は登山道だ。予め計画を聞いていたら、私も道具を準備して、挑戦したかもしれない。大人の遊びなんだね。

 

 成就社の宿、白石旅館の看板ネコ「たま」。右はうちの看板ネコ「コロ」。体重では、うちのデブネコが絶対勝つが、堂々とした「たま」の看板のネコっぷり、恐れ入った。知らない客らに囲まれても、物おじせず、じっと動かず写真を撮らせてくれる。綺麗な顔立ちの、女王さまみたい。

 8時半ごろのロープウェイで上がったのに、午後5時前、スタッフが乗る臨時便で降りた。なんとまったりした、楽しいリラックスできた登山だったことか。朝から夕方まで、雲一つない晴天、帰りの車窓から見えた夕焼けの山並みが素晴らしかった。

 早朝と違い、夕方は道が混むけれど、帰りも高速は使わず、下道を通った。ロープウェイの料金がシニア割されること、初めて知った。1600円だった。あーあ、何回も損してるな。

 

 

 


今年一番目のお遍路さんはアスリートだった

2022-01-04 11:18:28 | 日記

    

 今年初めてのお客様は、宝塚のMさん、凄いアスリートだった。

 春から縁起がいいな。私も頑張らなきゃ。おっとっと、年なんだから頑張り過ぎてはいけない。

 夕食のとき、いつものように雑談が始まる。「遍路では、1日30から40キロ歩きます」から始まり、ランナーであることが判明。各地域の100キロマラソンに出ていたと聞き、もうビックリ仰天。余分の脂肪などどこにも付いていない、見るからにマラソン選手の体型だ。しかし、昔手術した後遺症で、足に痛みが出たといっておいでた。

 私も4年前にひどく膝を痛め、正座できない、平泳ぎできない、山歩きできない、そんな状態が半年くらい続いた。自然治癒したと思っていたのに、先月初め、フィットネスクラブで、調子に乗って、やりすぎてしまい、ずっと具合が悪い。山は登れるけれど、下りはサポーターを着ける。どのくらい負荷をかけたら故障するのか、それがわからないので怖い。何か挑戦しようとしても、踏みとどまる。年寄りの冷や水、になりかねない。

 Mさん、トレイルランもされる。「孤高の人」を読んでから、六甲トレイルに惹かれたが、走るのは、この膝では無理だろうなあ。普通の登山であれば大丈夫。遠くないのだから、いつか行ってみよう。

 

 夕食と朝食

 いつも買い出しに行くスーパーは、まだ正月休み。開いているスーパーに入ると、刺身は大盛りだし、普段用の食材も少ない。ウロウロ歩き回って、何とか献立が決まった。結構、買い物客がいる。この人たちは、多分、里帰りの家族をもてなすために、ご馳走を買いに来てるんだな。高くても刺身やオードブルを買う。

 一口ばかりの数の子、黒豆、イリコの田作り、筑前煮、うちのお正月気分はこの程度。お正月料金もないので、いつもと同じである。

 

 予約が入ったときは、母の家の庭で草花を切ってくる。マンリョウは生け花には向かないけれど、深紅の実があまりに綺麗なので、実だけ切った。一緒に入れたセンリョウは朱色、マンリョウの鮮やかさに負ける。やっぱり、千より万だ。


雲辺寺、初詣

2022-01-02 20:03:50 | 日記

 

 明けましておめでとうございます。我が家の茶トラのデブネコです。今年の干支、寅と似てるでしょう?

  

 今日は、素晴らしい天気だった。陽だまりで草取りをしていると汗ばんだ。雲辺寺の「天空のブランコ」は大賑わいに違いない。

 昨日元旦は曇り時々晴れ、天気が良くても悪くても、元日に行くと決めている。年末年始にしか遍路ができない方もいる。毎年一人や二人は、私のところに泊まってくださった。元旦は休む宿が多いので、とても喜ばれた。私はお正月といっても、いつもと同じように過ごしているので、仕事をすることは何とも思っていない。しかし、去年も今年も年末年始のお客様はいなかった。

 実は、31日に9人のリクエストがあった。けれども、9人という大人数は、私にはもう対応できなくなった。コロナ前だったら、受け入れたかもしれない。コロナ休暇を経て、心身ともに年を取ってしまった。このお客様には、「コロナ禍なので、定員を5人としております」と言ってお断りした。その後、オミクロンが出てきて、「ああ、お断りして良かった」とおもったのである。

 年末年始は、寂しく静かな宿だったが、雲辺寺で明日の予約を受けた。お参りのご利益が、さっそく在ったというわけだ。電話の声からすると、私と同年齢くらいの女性で、おひとりの歩き遍路さんだ。どんな方か楽しみ。新しいご縁ができるかもしれない。

 雲辺寺は今年も雪がなかった。北の地方では凄い積雪らしいのに。数年前は、初詣に雪があることは珍しくなかった。温暖化だなあ。

 毎年会う、観音寺のかまぼこ屋さん一族。15,6人で来ていた。この団結力、感心した。一家を率いている、抜群に明るい奥さんと、優しい旦那さんの人間性に因るものだろう。

   

 「天空のブランコ」は、若い人たちが写真を撮って楽しんでいた。雲が多いながらも、風がなく、割合暖かく、観音寺の平野が展望でき、最高だった。去年からすると、小さなブランコができていたり、写真を撮るための枠が増えていたり、賑やかになっていた。レストハウスは、去年はケーキと飲み物を売っていたのに、今年はお店はなかった。撤退したんだね。採算あわなかったかな。

 眼下に見える山あいの集落、興味をそそられる。機会があったら歩いてみよう。

 境内に、タコ焼きとコーヒーを売るキッチンカーがいた。初登場。でも、売れてそうにない。ひとりふたり、近づいて、たこ焼きを買いたそうにしていた。「焼けるまであと15分くらいかかる」という。あまりに客がこないので、焼く準備ができないのだ。

 私達は傍のベンチでラーメンを食べていた。キッチンカーの男女、そのうち諦めて帰り支度を始めた。お姉さん、ポットに残ったコーヒーをくださるというのだが、気の毒で、3倍分300円取ってもらった。ガソリン代の足しにでも。難しいね、商売って。