この間、看板ネコのウェイが、満身創痍、怪我をして帰ってきた。首の下にも大きな傷がある。やさしい顔をしているけれど、勇敢で、後ろに引かない。以前の棲み処がなくなったので、一応は小さなスペースをこしらえてやったが、どうもあまり気に入らないようだ。この寒空に、何処で過ごしているのか。夏の間は、涼しい場所を見つけて、それぞれ昼寝していたが、寒くなると可哀想である。
先週の「深読みニュース」で、タイムリーにも、増える外国人観光客について取り上げられていた。実は、来月半ば、中国人団体客を受け入れることになっている。air.bnbで中国人男性が予約してきた。娘が対応してくれ、英語は堪能ということだった。彼は、私にも直接、詳細な問い合わせの電話をかけてきたが、彼の片言日本語と、心もとない私の中国語では、用が足せない。でも、目の前にして、ボディランゲジと筆談が加わればなんとかなるだろう。中国人の個人旅行のお客様はこれまで3人いたけれど、皆さん日本人と全く同じであった。団体客は初めてだ。予約してきた方はガイドかなと想像する。この方は普通の感じがしたが、お客様はどんな人たちだろう。ガイドさんが、きちんと日本の習慣やマナーを伝えてくれればいいのだが。彼らは総勢17人で、4泊する。17人といえば、うちでは受け入れできないので、他の旅館と分宿する。その宿探しがちょっと大変だった。中国人が4泊も?何する人? 面倒に思ってか、断るところもある。彼らの要求は、日本旅館で、安くて部屋が広いこと、うちから遠くてもいけない。何軒かあたったのち、近くの老舗旅館に適当な部屋があって、引き受けてくれた。私の面子もあるので、どうかおとなしく、マナーよく滞在してくれることを願っている。
外国人観光客はこれからもどんどん増える。観光立国にするという政府の方針である。が、受け入れ体制がととのっていない。都会のでは、宿不足で大変らしい。なので、足は田舎のほうに向いてくるんじゃないかな。外国人は苦手、なんて言っていられない。受け入れの準備をしなくてはいけない。
テレビで言ってた、増える外国人観光客の困ったこと、「買い物をした客が、包装の紙類を大量に空港に捨てていく」、「商店街で食べ歩きをして、商品を汚す」、「温泉での、刺青をした人の入浴をどうするのか」等。アナウンサーが「忘れたとは言わせませんよ!」と連発するのがおもしろかった。日本人が一斉に海外旅行に行った時期、ヨーロッパの人々から批判され、蔑視された。今、世界で一番マナーが良いのは日本人、と評価されている。何年もかかって良い方向に変われたのだから、外国人にも少しずつ日本の習慣や文化を理解していただけるように、努力と忍耐が必要かなと思う。