日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

大雪の赤星山

2022-02-27 21:10:12 | 日記

 毎日、観音寺から眺める愛媛の赤星山、寒い日が何度かあったので、中腹くらいまで白い。花粉飛散予報も出ている。春は近い。チャンスを逃してはいけない。いざ、赤星へ。

 

 沢沿いの登山道ではミニ氷瀑。右は千丈滝上部の雪景色。

  

 頂上直下の、こんな真っ白いきれいな斜面に、ズカズカと足跡をつけては、後から到着する人に申し訳ない。 

 二ツ岳、東赤石、よく見える。もう少し白いのを期待したが。

 登山口はほぼ満車だった。ご夫婦一組以外、皆単独。山頂の登山者全員が、カップラーメンを作り始める。こんな暖かい日は、ラーメンをすすりながら景色を眺める、至福の時だ。

 登っているとき、下りの若い女性に遇った。岩にフィックスされたロープが登れず、引き返すことにしたという。赤星も冬山も初めてという。冬の赤星は初心者向けではない。この女性は、観音寺から来ていた。話しやすく、感じのいい娘さんだったので、少し立ち話をした。山の会に入って、技術的なことを教えてもらいたいという。この頃は、素早くネットでなんでも調べることができるので、皆さん、簡単に、自由に、単独やグループで山登りをしている。彼女のような方は、まず会に入って、先輩たちにマナーや登山技術をおしえてもらった方がいいかもしれない。「私も山の会の先輩たちに沢山の事を教えてもらって、一人で行けるようになったんよ」と見学を勧めた。

   

 23日は、徳島にはいっぱい雪があると聞きつけて、剣山系、牛の背へ。さすが、西山林道にはいると、すぐに雪道になり、スタッドレスタイヤが威力を発揮した。

 駐車地点からいきなり雪だ。当然トレースはないのでラッセルだ。樹林帯を抜けるとあと少しで牛の背三角点だが、ガスで展望はきかないし、時間も体力もない、撤退を決意。

 このところ何年もこのような雪景色を見てなかった。樹林帯上部の、雪を乗せたシラビソの森が綺麗だった。

 以前は私がラッセルしていたのに、今回は山友H子さんがほとんど前を歩いた。急斜面で、しっかりと上手に、前を登っていくH子さん。私ときたら、アイゼンを着けているのにズルズル滑って、てこずっている。歩き方が悪いのか。まさか12本爪と10本爪の差のせいでもなかろう?

 彼女はトレーニングのため、石鎚はロープウェイを使わない。下から徒歩で登る。西赤石は新居浜の街、南部の公園から登る。凄い健脚の持ち主なのだ。どんどん力をつけていく山友に、この頃はすっかり頼っている。

 

 


雲辺寺ハイキング

2022-02-13 16:49:17 | 日記

 連休初めの一昨日と昨日は、春のような暖かい天気だった。今日は朝からずっと冷たい雨。早朝に発たれたお遍路さんには辛い一日だったろう。善通寺に、無事お入りになっただろうか。

 日本海側や関東では大雪らしいけれど、四国には、雪雲雨雲は来ないようだ。平年より気温は低いと言っているが、山に雪はそう降っていない。部分的に大雪だったり、大雨だったり、度を越した降らせ方が世界中に災害をもたらす。

 少しトレーニングが必要と思い、昨日は、時間的にも丁度良い雲辺寺に登った。下り、トレランの真似をして小走りしたのが祟り、筋肉痛している。

 予約のお遍路さんひとり、犬を連れたハイカー、家族連れハイカー、トレランの人など、10人に遇った。絶好の山歩き日和だった。汗で背中が冷たく、鉄塔のある水平道の陽だまりでラーメンを食べて、即、下った。この間雪が降ったはずなんだけど、やはり尾根付近に少し融け残っているだけだ。

 寺近くの水平道。ランチしていると、40代くらいの夫婦、小学校中学年くらいのお姉ちゃんとお兄ちゃん、幼稚園くらいの小さな女の子が登ってきた。明るくほのぼのとした、素敵な家族だ。雲辺寺は結構きつい山なのに、小さな子がよく登ってきたなあ。私も、子供たちが幼稚園くらいの頃から山へ連れて行ったけれど、雲辺寺はきつすぎるので、登らせる気力がなかった。お父さんお母さんが上手に引っ張ってきたんだね。

 何処から来たのか聞いてみると、倉敷から、という。お遍路さんでもなく、雲辺寺に来たかったらしい。連休だものね、遊びに行きたいよね。ブランコ乗ってねー、と声をかけた。優しいお父さんお母さんに育まれ、3人ともいい子に育つね、きっと。

  

 降りてきて、麓のカフェに寄る。猫マンションに、4匹昼寝。それぞれの部屋に暖かい毛布が敷いてある。匂いが付いていて、各自寝場所が決まっているんだろうな。幸せな猫たち。

 私はおやつを買って、家で美味しくいただきました。バスクチーズケーキ、トロリとしてとても美味しかった。「ボタン」のケーキは少し高めだけど、美味しいと思う。

 帰り道、いつものぞき込む池に、水鳥が沢山、可愛らしく泳いでいた。皆同じ種類のよう。カモより少し小さいように見える。

 鳥を見るのが好きなので、池を通りかかるといつも見る。最近、池や川に鵜が多いような気がする。彼らはカモと違って、水面にいるとき、体がほとんど水の中だ。岸に上がって、日光浴するみたいに、羽を広げているのが滑稽だ。

 


コロナ、第6波

2022-02-02 19:29:33 | 日記

 夕方のNHKローカル放送を見ていたら、廃業する遍路宿について、10分程度であるが、放送された。高知のロッジカメリアという宿が、コロナでお遍路さんのお泊りがないので、廃業したそうである。お客様から、以前聞いたことあるようなお名前だ。

 この2年で、四国の遍路宿は30軒ほど廃業したらしい。観音寺のように、ホテルや旅館が結構あるような街では、私が廃業したところで、お遍路さんが露頭に迷うことはないが、田舎では、宿がないとすごく困るだろうなあ。かといって、こう明るい兆しが見えないのでは、何か手を打たなければ生活できない。カメリアさんでは、宿を住居として使いたい方が買ってくれたんだそうな。テレビで見る限り、カメリア経営者は高齢に見えた。売ることができて、良かったと思う。

 さて、他人事ではない。コロナの猛威は衰えることなく、香川でも連日300人を超える感染者がでている。冬はお遍路さんのシーズンオフでもあるので、お客様は全くなく、毎日静かに過ごしている。ところが、先日、解体業者から、宿泊所を探す旨の電話がきて、支払いについて私方と折り合いが合わず、一旦たちきえていた。向こうは振込希望、私は現金で、と言った。「あとで振り込みます」に騙された苦い経験がある。

 2,3日前、適当な宿が見つからなかったのか、再びリクエストがあった。現金払いという、こちらの要求を受け入れてくれた。そして、明日から4人様、4,5日間の滞在。ずっと休業状態だったので、昨日から準備に大わらわ。コロナは気にかかるので、他のお客様は受け入れない。といっても、不要不急のお客様はもういない。コロナ禍であっても、社会活動、経済活動はストップしない。

 随分長い間、のんびりと休んでいたので、エンジンがかかりにくい。緊張する。仕事をして、頭や体を動かせることが健康の基と思い、頑張る。

 食堂のエアコンが壊れた。コンプレッサーとやらがいけないんだそうな。7年しか使っていないし、大手メーカー、ダイキンの機械なのに。アタリが悪かった? 取り換え工事の見積もりが25万と来たので、新しいのを付けることにした。壊れた業務用のでかいのではなく、家庭用の少し安いのに替える。

 タイムリーに仕事が入って、捨てる神あれば拾う神あり、である。

 時々寄るパン屋さんで、バナナの花を見つけた。バナナの木はどこかのお宅で見かけることはあるけれど、日本で花は見たことがなかった。食べられる実は成らない、と言っていた。

 団体客用の食器、もう捨てるしかない。元気なうちに少しずつ整理しなければ。危険物、不燃物ゴミの日、近所の料理屋さんも、まとまった量の食器を出していた。みんな考えることは一緒。

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