日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

ネコ、受難か?

2017-08-30 21:21:51 | 日記

 また、「ネコに噛まれてSFTSを発症して亡くなった人がいる」と、ニュースで言っていた。初めてネコから感染したと報じられたのは、2週間くらい前だったろうか。ネコが嫌いな人々が敏感になって、飼い猫を捨てたり、野良猫を虐待したりしないだろうかと心配する。

 犬を飼っている人たちから、「ダニをくっつけていたことがある」と、何回か聞いたことがある。ネコより頻度は多い気がする。そのうち、犬から感染、ということもあるのではないか?

 マダニの雌は、山の中で住む哺乳類の血を餌食とし、特にイノシシ、シカを媒体として人にもSFTSを発症するとされている。イノシシが近年里に出没するようになり、ウィルスをもったダニが人の居住区にも住み着くようになったのではないかと言っていた。

 気を付けないといけないなあと思う。以前は、山に入るとき、わりと無防備であったけれど、最近は、足元はしっかりと防護している。ズボンの裾は、カッコ悪いけれど、靴下に入れる。スパッツを着ける。地面に座らない。長袖シャツを着る。次々と怖い病気が現れて、年取って抵抗力が弱くなっていくと あながち、侮れない。SFTS に感染したら20パーセントが死ぬという。


外国人に提供する食事メニューは?

2017-08-28 16:44:57 | 日記

 日本の夏は蒸し暑いのだけど、今年も何人か、外国人の観光客が来てくださった。ほとんどの方は素泊まりであるが、時々朝ごはんを食べる方がいる。夕食も、という方は滅多にないが稀においでる。

 アジア人と欧米人とは、食生活が基本的に違う。日本では、ご飯とおかずは一緒に口に入れて、口中撹拌する。中国や台湾でも、ご飯の上に、少し味付けの濃いおかずを乗せた庶民の食事を見かける。味付けも食べ方もアジア圏では似ていると思う。

 欧米人は、おかずとパンは別々に食べる。パンには塩味がついているが、ご飯には味がない。だから、日本食は米とおかずを一緒に食べる。ある外国人は、ご飯に、サラダボウルに残ったドレッシングをタラーッとかけて、食べていた。

 なので、私はお客様がアジア人か欧米人かでメニューの内容を変える。欧米人の場合、少し気を遣う。おかずの味付けは薄味にする。日本の健康食品、豆腐料理を一品として出せば喜ばれるかなと思ったが、この間は残されていた。欧米人に好まれる味付けを勉強する必要があるかもしれない。

 夕食を所望される外国人は刺身、寿司が大好きだ。母国では、日本食レストランで食べ慣れているのだろう。外国人が好きそうな、天婦羅や、牛肉と野菜をすき焼き風に煮たものなどを副菜とする。魚の煮物は、たぶん口に合わないだろうと思って、避けている。

 この間、香港から家族旅行で来た方には、日本人と変わりない内容にした。満足してくださったようで、きれいに食べていただけて、私も嬉しかった。ただ、ちょうどお盆の時期で、どこの施設も満員、道後温泉でも人がいっぱいいたそうだ。暑いし人は多いし、四国の夏を楽しんでいただけただろうか。この方々、4回目のリピーターだ。日本通ならば、暑さ寒さも含めて、日本を好きでいてくれるのかも。ま、香港といえば、日本より暑く、人口密度も高い。 


昭和の道具

2017-08-20 07:51:32 | 日記

  我が家の倉庫には、昔の道具がまだいくつか残っている。家を一部壊した時に、仕方なく捨てたものもあるが、亡き姑、夫、私、皆、物を捨てられないタイプだ。私は記念として飾るよりも、使えるものは最後まで使う主義なので、この日立の扇風機もこの間まで現役だった。しかし、古い家電は火をふく事故があるし、消費電力が多くて不経済だ。それで普通の人は買い替える。ぼろ家だけど収納スペースはあったので、40年くらい前のこの扇風機、未だ生き残っている。ところが、ついに日の目を見ることになった。

 娘は、オークションで、ときどき売ったり買ったりしている。子供用品は特にオークションで買っている。使う期間が短いので、高いものを買うのはもったいない。中古を買って、綺麗に使い、又売りに出す。このごろの人は合理的だ。

 「一年使わないものは、これから先も必要ないものだから捨てるように」

 と文句を言われ、扇風機2台をオークションに出してもらったところ、なんと、1台は15000円もの値がついた。ちゃんと羽は回るが、首の角度の調整がでなくなっている。実用的ではないので、マニアが買ってくれたかな?

 次は、やはり40年前の按摩器。10円入れれば結構長い間動く。赤字じゃないかな。ただ、これもコインを取り出すための鍵をなくしている。娘は10万から出そうか、なんて言ってるけど、どうだろう。あと、足踏みミシンも処分しようかと思っている。20年くらい前だったか、発展途上国に送るため、足踏みミシンを1万円で買いますというキャンペーンがあった。まだ十分使えそうだし、自分のミシンが壊れたら足ふみを使おうなんて思って、売らなかった。それから年月を経て、壊れたとしても修理できる人がいない足ふみ、処分しようとオークションに1万円からだしたところ、売れなかった。ネットには無数の店があるわけで、ちょうど欲しい人に見てもらえなかったのかもしれない。タイミングだ。

 昭和時代の家具や道具を並べる、博物館のような部屋をつくる余裕でもあれば、手放さないで置いておくのだが、我楽多を楽しむより片付けの方に重きを置かなければいけない現実がある。 


2017-08-14 09:20:01 | 日記

 蝉の声も何時しか、ツクツクボウシが優勢になってきた。暑中見舞いを出したい方がいて、その用意をしなきゃと思いつつ、立秋が過ぎて残暑見舞いの時期になった。それも、あれよあれよと言ううちに機会を逃して、年賀状になるのだろうか。毎年お遍路に来ていた、それもご高齢の方がパタッと見えなくなったり、体調が悪くて予約キャンセルという方がいたりして、心配である。

 娘の家が来月出来上がる。1年かかって漸く。同居中の彼らが引っ越したら、少しは旅館内も片付くだろうか。まてよ、孫たちは学校から帰ったらこっちに来て、ご飯食べて家に帰るのかな。どこまで別居になるのか、生活が始まらなければわからないところだ。

 娘の家は、外も内も白で統一している。車で走っていると、黒い家もよく見かける。それぞれの好みで建築屋を選び、デザインを決め、自分にとっての快適さを追及している。娘は湿気、カビを特に嫌い、四六時中エアコンで換気する家を建てた。人から見られないように、路地に面した壁には明り取り程度の窓しかない。反対の南側には大きなサッシがある。私のような年代は、エアコンより窓からの自然の風を好む。暑い夏も我慢できる限りは、外の人の視線を気にせず、網戸で風を入れている。午前中は結構涼しいのだ。

 実家の近くに建設中の家は昔の日本家屋である。泥壁を塗っては暫く置き、今、飾り風の軒と、壁に板を打ち付けて、また止まっている。基礎を始めて2,3年にはなるような気がする。最初は小さな総二階の家という感じだったが、瓦が乗り、外回りがだんだん出来上がるにつれて、立派などっしりとした、小さなお城のような雰囲気になった。今時このような家を建てる人は少ない。建てられる職人さんもいなくなるのではないかと思う。

 川之江の泉製紙の傍の道路際に、総二階の小さな直方体といった格好の家がある。建ち始めたころ、「こんな狭い場所に家が建つんだ」と驚いたが、あれから4,5年経ったろうか、今では建物の周りの狭い空間に植えられた草木がしっくり馴染んで、外観が可愛らしい。若い夫婦と子供が住む家だろう、ほのぼのとした温かさを感じる。ここの奥さんは庭仕事が大好きで、家の中もいつもきちんと片付いているだろうなあ。とまあ、人は外見で色々なことを想像してしまうので、できれば外回りを綺麗にしておいた方がいいかな。

 旅館の増築、娘の新築を通して、家について考えさせられた。家にお金をかける人、一代限りの家を建てる人、賃貸を好む人、考え方は様々である。立派な大きな家には後を継いで住んでくれる子孫がいるんだろうなあ。昔はちゃんと跡継ぎが決められていた。今は何処に行こうが何をしようが自由である。少子化でもある。果たして頑丈で100年以上も持ちこたえる家は要るだろうか。どこで暮らすかわからない時代、建てては壊すやり方でいいのかもしれない。ゴミの山ができそうだが。

 私たちにもしお金があって家を建てたとしても、すぐに物置と化すだろう。情けないことに、綺麗な家は必要ない。むしろ、古い建物を壊す費用を貯めなくてはいけない。


素晴らしきsixties.

2017-08-07 20:34:19 | 日記

 民宿岡田のお父さんがテレビに出るということは、お客様から情報を得ていたが、いつ、何という番組なのかは知らなかった。このあいだ、お父さんからお遍路さんの予約の電話があり、ついでにテレビ出演について聞いてみると、「7月の終わりのはもう終わったけれど、次8月4日朝に放送される」とおっしゃった。カレンダーに書き込んで見逃がさないように気を付けていたが、なんと、当日は忘れたのだった。新聞で番組名を確かめてみても、新日本風土記というのはなかった。ネットで調べると、BS放送だった。残念!うちはBS見られません。そのうちNHK総合で再々放送でもされたら見よう。内容は、四国山地の暮らし、岡田さんは「10分くらいしか出んよー」と言ってた。

 台風は、こちらでは被害もなく通り過ぎてくれた。でも、うちの築50年の建物は、鉄のサッシの隙間から、台風のような雨風のときは、家の中に雨が入ってくる。それに加えて、新築とのつなぎ目からも漏っている。どうしようもないのかなあと、気分が落ち込む。

 台風の進路を心配しつつ昼前まで待機していた3人組お客様、自転車3台を車に積み込み、西祖谷の、廃校を利用した今夜の宿舎に向かった。出発の時は、雨はほとんど止んでいるように見えたのに、その後台風らしい暴風雨になった。あらー、大丈夫かしら?高知へと続く国道32号線は、昔から、台風の後にはよく崖崩れで通行止めになった。おまけに、テレビによると、西祖谷地区も避難勧告がでているではないか。泊れるのかなあ。

 「自転車で四国をまわります」とairbnbで予約してくれた3人様、てっきり夏休みの学生かなと思い込む。昨日3時半ごろ到着された方は、皆さん60代熟年男性だった。トライアスロンに出るすごい元気な人がいたり、近々コンサートをやりますという歌の上手な方がいたり、私もまだまだがんばらなくちゃ、と元気をもらった。実は15年くらい前、ひどく捻挫をした膝がとても具合が悪く、落ち込んでいる。運動をがまんして暫く安静にするべきか。甘く見てはいけないなあ。全てにおいて快復が遅いんだから。