一昨日から、なでしこジャパンの快挙で日本中が沸いている。めったにサッカーなど見ない私でも、チャンネルを探しまくっては、なでしこのニュースに釘付けになっている。シュートを決める場面やPK戦でGKが活躍する場面は何度も流してくれるのだが、何十回見ても飽きない。大震災や景気低迷で沈み続けている日本人を勇気付け、元気にさせてくれる出来事だった。チームワーク、フェアプレイ、忍耐力、器用さ、彼らは日本人の心意気を代表してプレイしてくれた。
それにしても、成田に到着してからの彼女ら、次々とお祝いセレモニーやら報告、テレビ出演などで休む暇もないようだ。家の風呂にゆっくり浸かって、何も考えずに眠りたいだろうなあ。優勝してからこのかた、民放では、澤選手が絶賛したタクアンとかいつも立ち寄る焼肉屋とか、そこで注文するのがタンであるとかホルモンであるとか、そのような些細のことがどかでながれている。見ているほうは選手たちの日常を垣間見れて面白いのだが、有名人になるかもしれない人は、日ごろから言動に注意しなくてはいけないのだ。政治家も過去の不正やら汚点を暴かれ、揚げ足を取られては失脚するのがならわしである。就任しては辞職、時間とお金の無駄遣いしないために、身の潔白に自信のある人だけ立候補してほしいものだ。
放射性物質で汚染された稲わらを餌とした肉牛が次々とふえている。原発の事故以来、世界中の信用を失ったが、最近では外国人も少しずつ戻りつつあるのに、また逆戻りになりはしないか。目に見えない敵は怖い。あらゆるものが汚染されていると思わなくてはいけないのではないか。お役所の失態だとおもうが、誰がどのように責任をとるのだろう。
母の家に、シンボルツリーともいえるような大きな泰山木がある。私が子供のときからあった。私は木登りが好きだったので、登るに適さない枝ぶりのこの木にも、たまに登っていた。オオヤマレンゲを見るたびに、この花って泰山木に似ているよなあ、と思っていた。花はやはり真っ白で６，７倍の大きさである。するとやはり、同じモクレン科ということだった。家の泰山木は残念ながらあまり花をつけない。たぶん、冬に剪定をするので、花芽がつかないのだろう。
裏寒風、西稜コースともいうらしいが、やっと登り口をみつけることができた。行ってみると、ウラどころか、立派な登山道があって、岩場にはしっかりとロープがフィックスされていた。ヤブコギは全くないし、道も迷いようがない。近年、これを登る人は多いらしく、ふみ跡はしっかりとついている。稜線近いところで、オオヤマレンゲとナツツバキのみごとな森がある。尾根にでると、登山道はアザミがハバをきかせていた。山のアザミは色彩やかで目立っている。