日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

景徳鎮

2019-09-25 11:36:41 | 日記

    

 景徳鎮古窯を見学、観光客のために実演してくれる。工程順に、ガイド付きで回る。あまりに暑いので、男性の「北京ビキニ」が見られた。北京伝統の暑さ対策らしいが、規制措置をとる都市もあるそうな。

 回り終えた後、景徳鎮で作られた楽器で、きれいな女性たちが演奏をしてくれた。このあと私たちがここで演奏、差がつく。でも大丈夫、先生お二人がすばらしい演奏を聴かせて下さる。

 

 観光スポット、景徳鎮博覧区からバスで移動、工場見学をする。

  

 敷地内の展示場で、休憩、あと演奏。冷房がきいていて、ほっとひといき。フルーツ、お菓子のもてなしを受けた。演奏が終わり、全員にお土産の酒器をいただく。青磁だろうか。立派な箱に入っている。お蔭さまで、私はここの名産、景徳鎮を買わなくてすんだ。この日の夜、ホテル近辺でやっていた陶器磁器の夜市でも、気を引くものがなかった。夜市では、若い作家の、若向きの作品が多かった。露店ではなく、ちゃんとした店では、綺麗で品のいい、触手が動くような食器が飾られていて、メンバーのひとりは、急須湯飲みの茶器セットを買った。自分用の素敵なカップでも・・・、誘惑に負けそうになったけれど、我慢。ものは要らない。増やさない。

 


江西省、3日目

2019-09-19 06:52:23 | 日記

 

 三清山の麓のホテル、朝の散歩で見かけた犬。野良か飼い犬か、自由に寝そべっている。そこに、散歩に来た二匹の犬と中国人。リードなしの犬たちは、じゃれ合って楽しそう。

     

 午前中は、三清山国立公園内、玉帘瀑布を見学。ホテルからバスに30分乗り、降りてから遊歩道を2時間くらい歩いただろうか、ホテルまで帰ってくるという行程。

 出発地点に長い藤棚があり、「さすが中国」と感心。何もかも、スケールが大きい。

 けれども、水が少ない。やはり降水量の少ない大陸だからか、山の感じは日本と似ているけれど、谷間に水が流れていない。日本では、どの谷にも、大なり小なり、沢や川がある。漸く到着した滝は、簾のような、落差も数メートルという、こんな具合。滝をバックに、先生のご家族を撮らせていただく。

 下流では、蒼く澄んだ池になった。綺麗な水で、ほっとする。

 前日、昼食をした、山清山中腹のレストランでは、トイレに行った人が驚きの形相をしていた。「水が出なくて、汚物が山盛りになっている!」らしかった。水は雨水に頼っているようだ。登山道のところどころに設置された公衆トイレは、どうだったんだろう? トイレ見学すればよかったなあ。こんなで、世界遺産として認証されるんだろうか。あのレストランでの食事は清潔だったかな?

 バスで2時間移動して婺源篁岭景区へ。

 インフォメーションでは、またしても横断幕が。

      

 中国で一番美しい村、婺源。菜の花の季節は、棚田が一面黄色になって、特にいいらしい。古い街並が保存されていて、いい雰囲気。屋根の上の棒は、ザルに並べた唐辛子を干すためのもの。当然どの家も古く、屋根の瓦は小さく割れたまま乗っている。雨風に対応できるのか、心配。雨漏りはないんだろうか。

  

 私たちのホテルの部屋は、前宿の三分の一くらいの広さだった。場所が場所だけに、大きな建物は建てられない。ベッドは大きく、4人家族が寝られそう。端の方で小さく寝た。貧乏性なので、大きなシーツ汚して勿体ないなあと思ってしまう。私は、ホテルは安眠できればいい、贅沢は要らないと思っている。一人部屋で寝られるだけで、充分。

 

 婺源での最初の演奏は、街並みを流れる小川の傍で。

  

 次に、街が見下ろせる高台で演奏準備。村のおばさんに、「すみませんが、少し唐辛子を片付けてください」揚琴をセットして、二胡が並び、演奏。お客さんはいない。カメラとスタッフがいるだけ。

 ドローンもいる。

  

 中国人は、こんな造形物が好きみたい。

 


中国、2日目

2019-09-09 08:30:13 | 日記

 ホテル到着の夜、何とか楽器を調整して、2日目朝、徒歩でホテルそばのロープウェイ乗り場に向かう。ホテルの屋根越しに見えていた、あのゴンドラに乗るわけだ。

 ゴンドラを降りて、1時間強歩いて第一回目の演奏だ。どこでどんな風に演奏するのか、曲は何かなど、全く知らないまま目的地へ歩く。先生も「わかりません」とおっしゃる。これから先、細かいスケジュールに沿って、というようなことはないんだなと、私たちは次第にわかってきた。実に中国的なのだ。

   

 三清山は世界遺産である。中国独特の、山水画に描かれるような風景だ。道教の3人の神様が居られるという。左から2番目の岩はヘビのようにみえることから、巨蛇出山という。登山道は整備され、安全だ。登り、正味2時間を超える山歩きだった。海抜1800メートルくらいだそうだ。グループの皆さん、山歩きなど普段されない方ばかりだったが、ゆっくりながら、頑張って登った。 

 ほとんど途切れることなく観光客が歩いている。皆中国人だ。普通の観光旅行の、軽い服装だ。子供からお年寄りまで、頑張って歩いている。道教の聖地巡礼かもしれない。

 金毘羅さんには輿があるが、ここにはこんな形の輿が。

 ホテルでも山でも日本人には遭わなかった。欧米を4,5人見かけた。登山道で、ストックにザックにハット、きちんとした山歩きの恰好をした熟年カップルを見た。日本人かもしれない。話しかけてみようと思ったら、すれ違いに韓国語が聞こえた。韓国人は日本のアルプスでもよく見るよね。山歩き好きなんだね。

 

 私たちは、ありがたいことに手ぶら。二胡は人足さん2人が天秤棒で担いでくれた。揚琴は、金属で重いから二人で一個。

 

 会場に到着すると賑やかさにびっくり。私たちは三清山観光イベントの一環だったようだ。観光局は、それぞれに3日間3枚のTシャツを準備してくれ、東京弓弦楽団の幟が山の至る所に立てられ、ドローンとカメラが映像を撮っている。私たちもテレビで報道されたらしい。聴いてくれるお客さんはたまたまその近くに居合わせた方が少し、音はオープンエアーだから響かない(小さなスピーカーが用意されていた)、つまり、映像が目的だった。あとで、動画を見てビックリ、どこのプロの演奏家?って感じ。田先生と張先生は、勿論、プロ。楽団は日中文化交流という役割かな? 

 休憩所で一回、頂上で2回目の演奏をした。3回目は、下り途中、絶壁の登山道で2メートル間隔で立ち、二胡を弾く。正面のドローンが映像を撮る。メチャクチャ、カッコいい。弾く側も、雄大な景色を眺めながらの演奏、すごく気持ちが良かった。これはかなり貴重な体験。

 田先生のお父様が放送関係のお仕事をされているということで、沢山ご尽力下さり、この旅行が出来上がった。江西省の観光局のおおきなイベントに参加させていただいたり、ご飯をご馳走になったり、楽団にちょこっと便乗させてもらった者としては、面映ゆい。

   

 山登りで疲れた後は、シャワーをして、夕食。元気を取り戻して、夜のショーを見に行く人、マッサージに行く人、それぞれに別れる。私は道教の祖、三清山のショーを観劇。華やかなダンスあり、アクロバットあり、充分楽しめた。本物の馬と騎手が下から出てきて、マシーンの上で走るのにはびっくりした。これもご招待だった。

 


演奏旅行、1日目

2019-09-05 16:17:01 | 日記

 中国から帰って、もう10日以上すぎてしまった。成田空港に降りたとき、「あ、涼しい」と感じた。最後に居た景徳鎮では、蒸し暑くてつらかった。私たちが3日間演奏旅行した地域は、江西省北部、安徽省との境に近いあたりだった。揚子江の南だ。緯度的には上海より少し南、台北より北だ。

 8月21日から25日まで、江西省への演奏旅行の話があったのが8か月前だった。トライアスロン大会の1週間前だから仕事は何とかなりそうだし、8月25日の私への誕生日プレゼントとして参加することにした。観光旅行だろうと軽く考えていたら、間際になって、先生から

 「あちらのリーダーがこのイベントを重視しているので、演奏回数や曲を増やさなければいけません。メリットは、食事が出ます。施設等の見学が無料になります。」

 追加された2曲は、東京弓弦楽団以外の二胡教室から参加した人は強制ではない。演奏する曲は、立奏で、暗譜しなくてはいけない。楽器は空港で厳しくチェックされるので、中国でレンタルする。私は3曲参加することに決めて、先生からの動画に合わせながら練習した。東京では合同練習が2回あったが、私と徳島からの参加のKさんは、遠方故、ひとりで練習するしかなかった。ぶっつけ本番だ。楽団の合同練習の様子も動画で送られてきたので、曲の感じやテンポもわかった。動画で練習するなんて、スマホはなんと有用なんだろう。これが今時なんだね。

 杭州空港からバスで5時間、だんだん山が多くなる。生えている木は、日本の里山と似ている。山の麓や谷合に民家がかたまっている。家の形はちょっと日本とは違う。

 

 サービスエリアで2回トイレ休憩。私は在宅のとき、とてもトイレが近い。しょっちゅうコーヒーブレイクするから。ところが、不思議なことに、外にいるとほとんどトイレに行かない。旅行中バスの中で行きたくなったらどうしようと心配だったけど、病気かと思われるほど、トイレに行かなかった。大も小も、精神の緊張にコントロールされるんだなと思う。

 

 こんな風景が続く。農家は水田が主だ。

 

 三清山の麓のホテルにやっと到着。ここは観光地、ホテルが何軒もある。でも私たちのホテルが一番よさそうだった。景徳鎮の大きな壺を飾ったロビー、部屋も普通の倍はある贅沢な空間。なんと、一人一部屋取ってくれている。4泊のホテル、皆一部屋ずつだった。どのホテルも大きなダブルベッド、ふたり用が基本みたい。

  

 夕食は、江西省の観光局や三清山の観光課の方がみえ、交流会のご挨拶。この方々のご招待なんだと思う。

 食事が終わって、いよいよレンタル二胡を受け取り、さわってみる。どれも、音程調節が難しいタイプの糸巻なので、皆さん焦っていた。けれどもこれでやるしかない。楽団のかたは皆さんベテラン、すぐに慣れたみたい。

 明日は山に登って演奏らしい。武者震い?

 

 


微妙な天気でのトライアスロン大会

2019-09-02 20:40:19 | 日記

 今年も、学生さんたちの熱い闘いが終わった。

 昨日はトライアスロンの大会があった。秋雨前線が居座って、毎日梅雨のような天気だ。大会には涼しくていいと思われたが、レース中、救急車が3,4台走った。バケツのおじさんといつものところで応援していると、ランのはずが、コースをゆっくり歩いている学生が通った。相当調子が悪い。水をあげたり、身体にふれたりすると失格になるらしい。様子を見送っていると、座り込んで、その後、横たわった。近くにいたボランティアたちが取り囲んだが、しばらく見守っていた。選手が棄権の意思を示したのか、水をあげたり、身体を冷やしたりしていた。そして、やってきた救急車に運ばれていった。意識はあったようなので、きっと元気になったと思う。大会中、雨が降ったりして、いつもより涼しく感じたが、ランのころには日が差したりして、蒸し暑くなった。熱中症になったんだね。

 うちにお泊りの国士舘大学の学生は、今年は2人出ていた。去年は一人、一昨年は4人、その前は、もっと勝ち抜いてきたきた人達が多かった。応援団も少なく、総勢14人だった。ちょっと残念。今年の二人の学生のうち、一人は、バイクで先頭に抜かれて失格、もう一人は完走できた。来年に期待しよう。

 

 カフェ、「Botan」のねこさんたち、木陰で昼寝。何匹いるかな?