昨日の強風で埃やゴミが吹き払われ、雲辺寺がぐっと近づいて、山容がはっきり望めた。常緑の植林の深緑と、落葉樹の新芽の輝くような黄緑のコントラストがとてもきれいだ。
孫はこっちにきてすぐオネツ。間髪いれず、私は喉の痛み、のち、鼻炎の症状がでた。夜、鼻が詰まって苦しくて眠れない。「ひょっとして花粉症? ええーッ、毎晩こんなの?」絶望的気分になった。でも、その後は、鼻水は治まらないけれど鼻づまりは徐徐に解消された。風邪だったようだ、またしても。孫がやってくると必ず風邪をひく。
昨日の一番乗りのお客様は1時前においでた。私は用事をまだ終えてなくて、車ではしっていた。転送している携帯に、
「オタクの前に来たんだけど、戸がしまっているよ」
と電話がかかってきた。
「すみません。1時にならないと戸は開きません。貴重品はもって、ザックは外においてお参りに行ってください。ザックはなかに入れときますから」
「ハイ」
しかし、観音寺をお参りしたとしてもあまりに早すぎる。
「もし先に行きたいのでしたらキャンセルしてくださっていいですよ」
と付け足した。私は2時3時など、早く来られた方には、先に進んでもいいですよ、ともちかけることにしている。食事の準備を何もしていない時間帯だし、お客様の望むようにしてさしあげたらいいと思うからである。ただ、このあいだのように、慌てて準備したのに肩透かしされたのでは辛い。
実際、当日のキャンセル、ときどきある。昼ごろならまだいい。夕方近くというのもたまにある。ごはんが要らない方ならまだいいが、すでに準備できていると困るのは確かだ。
別のお客様が、
「このあいだのドタキャンのブログを見て、早く着いたけれどキャンセルできなかった」
とおっしゃった。あのブログはまずかったかな。私は、当日キャンセルはよくないけれど、まあ大目にみてあげましょうという気持ちである。
それと、もうひとつ、10日ほど前、いつもきてくださるお遍路さん、Hさんが急用ができて前日キャンセルされた。すると、後日、わざわざキャンセル料を持ってきてくださった。私はどなたからもキャンセル料をいただいたことはない。受け取れませんといっても引っ込めてくださらないと思ったので、いただいた。お返ししければと思っていたが、忙しさにかまけてのびのびになっている。今思うと、前のブログをみて気にされたのかもしれない。早急にお返ししたい。