年末年始は、嫁いだ娘一家がうちに移動してきたので、私は多忙だった。一日中台所に立っていたような気もする。
2歳と、8ヶ月の2人の孫は、来宅翌日から39度前後のオネツ。病院では、検査の結果、インフルエンザではないということだった。旅の疲れ、空気の乾燥(我が家には加湿器がない)原因はさだかではないが、せっかくのお正月というのに可哀想な二人だった。
さて、私は、寒波到来の中、恒例の雲辺寺初参りに行った。阿讃の山々が、遠くから見ても斑ながら白く雪を被っている。日記を振り返ると、2006年に雪の初詣をアップしている。今年はもっと深そう。20センチはつもっていそうだ、冬山のかっこうで行かなければ。
さあ、今年はどこから登るか、未だ何も考えてなかった。雪が深そうだし、今年は歩き易い奥谷の遍路道がいいだろう。登山口に10時に着いた。ここからもう雪がある。2時間でお寺に到着。境内の焚き火の周りには、寒さのせいか人が少ない。
おモチを適当なマキに乗せてお参りに行く。これがなかなか難しくて、火が強すぎると半分黒こげ、半分硬いまま食べるはめになる。
本堂は工事中、左手のお堂が仮本堂だ。家内安全、無病息災を祈願する。細々、長々とお祈りする必要はない。この二言にすべてが結集されている。
今年の護摩焚きは小ぶりだ
焚き火に戻って、おなかとお尻を交互に暖めながら、おモチが焼けるのを待つ。おモチもこれくらいひっくり返してやれば美味しく焼けるんだけど。ちょっと食べすぎ、おモチ3個とアンパン1個を胃袋におさめて帰途につく。
午前中は時折雪が舞っていたが、下りは暖かく穏やかな上天気。お正月がいい天気だと、こころも明るくなる。一年の計は元旦にあり、今年も元気で雲辺寺に登れたことを感謝したい。