昨日、漸く、アベノマスクが届いた。あの悪評高きマスクはこれか。ひと昔前、マスクはこんな風な、ガーゼを何枚かかさねたようなものだった。この頃は、このマスクをあまり見ない。使い捨てが主流だ。私の手製マスクの方が、使い勝手いいんじゃない?
同じくして、旅館組合から、使い捨てマスク3箱給付された。これだけあれば、何年ももちそう。私は、マスクを着ける機会が少ないし、中にペーパーを当てて、何度も使う。
明日から、学校、フィットネスクラブ、商業施設、公共施設、感染防止対策を講じながら再開する。私の新しい生活様式、マスクはよく忘れる。が、着用、不着用にかかわらず、人との距離はとる。スーパーに出かける回数は減った。冷蔵庫にあるもので間に合わせる。ただし、お客様の食事を作る場合は、買い出しに行かなくてはいけない。
皆、多少不自由な生活に慣れて、コロナの利点もあったんじゃないかな。飛行機も電車も動かない、人類の活動がストップしている。二酸化酸素排出量は激減。コロナが終息しても元の社会には戻らない。新たな方向に進んでいかなくてはいけない。環境にいいものであってほしいものだ。
10万円の給付金もようやくいただけそうだ。大臣達には小遣いの足しにもならないだろうが、今か今かと待っていた人も多いはず。母の申請は私がしなければいけないのだが、続き柄を証明する戸籍が必要だろうかと思ったが、それは必要なく、わりと簡単に書類をつくれた。
数年前から、母の年金を振り込んでいる香川銀行から、お誕生日プレゼントがこなくなり、数か月前のこと、足を運んで、訳を尋ねに行ったら、「多分、転居先不明で葉書がもどってきたから、以後抹消されたのでしょう」ということで、再度いただけるように手続きをした。その時、代理で手続きする私と、母の関係を証明する戸籍謄本までもらってこいといわれ、ムッとして、どうしようかと思った。たかが、小さな誕生日プレゼントである。が、意地でもやる!と思ったのだった。振り込み銀行を換えたい気分。
香川県では、ホテル旅館は感染防止対策の協力金はもらえない。営業自粛要請がなかったからだ。ビジネスホテルは、少しは客が居たかもしれない。観光のためのホテルや旅館は皆無だ。交通機関はない、お寺も閉鎖、店を開けていたところで、お遍路さんが泊まりに来るわけがない。協力金はもらえなくても、持続化給付金は申請できるという。申請手続きが大変ときいて、しようとは思わなかった。私のような年齢では、持続しようという断固たる決心はつかない。持続できなければ廃業するだけだ。心身ともに疲れ果てるゴールデンウイークに休めてよかった、と思っているお年寄りである。もっと元気な経営者が、給付金を貰って頑張ったらいい、と思っていた。しかし今は、申請しようかなと言う気になった。うちのような、虫の息の小さな宿でも、少しは社会貢献している。ゴールデンウイークや、トライアスロンがあるときは、大勢この街にやってきて、宿が不足する。何年か後、国内外からお遍路さんが来て、春と秋は賑わうことになるだろう。そんな時はお役に立てると思う。恥を忍んで、わからないことは人に訊き、申請してみよう。