日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

11月の登山

2020-11-30 19:58:12 | 日記

 

 11月4日、剣山系三嶺に登る。癒しの湯温泉からだ。麓の集落のどこから登っていくんだったっけ。とりつきがよくわかる案内板でもあったらいいのに。記憶を頼りに歩く。畑のような場所にシャクヤクの種が。ベニバナだ。沢山実をつけていたので、少しいただく。発芽はするけれど、育っていくかどうか。

 尾根に出ると、剣山系らしいやさしい山容が現れる。白骨林のむこうに三嶺頂上がみえた。ここは手前のピーク、一旦下って登らなくてはいけない。まだあんなに遠くある、とうんざりする場所である。

 

 一歩一歩前に踏み出していけば必ず頂上に着く。樹氷がコメツツジについている。コメツツジの暗赤色の紅葉を見たかったけれど、一部残ってはいるのものの、ほとんど枝のみ。花や紅葉を見るためにはタイミングが肝心、うまく合えば儲けもの。目的は登ること。

  

 下りの森の中は、やや傾いた太陽光が差し込み、素晴らしい秋の景色を見せてくれた。

 

 麓の民家の庭の紅葉、あまりに鮮やかに色づいているので、そばに寄ってよく見る。特徴ある木肌、ニシキギだった。びっしり、まっかな実が付いている。

 申し分ない晴天、平日だというのに、遇った人11人。

 さて次は11月8日、伊予土居の赤星山

     

 晴れると信じて出かけた日曜日、思いは同じ、狭い駐車場は満杯。奥に縦に停めた。下山したとき、すでに帰った人もいるが、さらに端のほうに3台増えていた。

 機滝あたりでは、紅葉はまだ早い。沢沿いに歩くところでは、しっかりと鎖が取り付けられていて、安全に登れる。ありがたいことだ。この山をボランティアで整備しておられる篠原さんらのお陰で、私たちは安心して登山できる。

 頂上に着いても晴れない。ランチする気も起らず、歩き通し。帰りのドライブでだんだん日も出てきて明るくなった。振り返って、赤星のてっぺんの雲の状態を見る。未練がましく。

 最後に、29日、また、佐々連尾山へ。

  

 誰かのワサビ棚のレポートを見て、これは確認するべしと、前回の2人と再び登る。隣の気持ちの良いススキ野原、ネットできちんと囲ってある。ちょっと入ってみようかと思っても、ネットを地面にしっかりと固定してあるし、高さもあるので上から侵入できない。鹿どころか、タヌキもはいれないよ。鹿から木を守るネットは徳島でよくみられる。これは一体何を保護しているのだろう。ススキの真ん中に水が溜まって湿地になっている。何か大事なものがあるんだろうか。3人で???

 この山は、愛媛だけど徳島の山を思い起こさせる。1400メートルの標高ではシャクナゲが繁っているはずだ。緩やかに流れる湿地があったり、背丈の低いササが一面生えていて、美しいブナの森がある。

 この日はほぼ曇り、出会った人7人、徳島の労山のパーティーだった。私も少し前まで労山の会員だったので、「お互い、何かの会合で、会ってたはずだね」と共通の思い出に話がはずんだ。


スキー場、頑張っている

2020-11-27 19:17:09 | 日記

 暖かい日が続き、また異常気象かと思いきや、予報では、明日夜から寒気が下がってきて寒くなるとか。長期予報では、1月はいつも通りの寒い冬になる予想である。去年は雪がほとんど降らなかったので、冬タイヤを買いそびれた。1年延ばしの出費になる。今年は注文した。

 昨日、愛媛の久万高原にあるスキー場のパンフレットが送られてきた。入場招待券2枚と一緒に。初めてのことだ。コロナ禍で厳しい経済を、何とか立て直そうと頑張っているんだね。雲辺寺のスキー場は閉鎖したらしい。代わりにブランコがおおはやりだとか。私は、まだ、見に行っていない。雲辺寺では雪を貯めておくのは難しかろう。ブランコに変えたのは正解。この間のお遍路さんが言ってた。ロープウェイでたくさん上がっていったけれど、お寺じゃなくて、ブランコ見に行ったよって。

 冬休みに、娘は子供たちを連れて久万へスキーに行くだろう。入場券はタダでも、リフト、飲食費を落とす。じっとお客を待っているより、得策かもしれない。


感染拡大、でも、GOTO・・・

2020-11-23 10:21:05 | 日記

 このところの暖かさは何だろう。日中は20度以上になる。草引きしていると、ぶりかえした蚊が、顔の周りをうるさく飛ぶ。ゴキブリも復活。湿度が結構高く、ナメクジも這いまわる。動物も虫たちも、対応に慌てているんじゃなかろうか。

 コロナ感染者が急増しているにもかかわらず、この連休は、四国にも県外ナンバーが沢山走っている。私のところも、何日も前から、少しではあるけれど、予約が入っていた。コロナは心配ではあるけれど、予定していることだから行こう、ということだろう。それに、第一波の時と、人々のコロナに対する恐れが全く違う。正しく恐れよ、ということかな。コロナ慣れかな。しかし、このままでは大変なことになりそう。感染拡大が止められなくなる。医療崩壊が起き、見捨てられる人が出てくるのかもしれない。コロナで打撃を受けた業種は、感染防止対策しながら、なんとか経済活動を続けたいと思っている。私も同様、不安はあるが、お客様には来ていただきたい。

 昨日お泊りのお遍路さんご家族は、事前に予約されていたが、間際になって、このところのコロナ騒ぎが心配になって電話をかけてこられた。

 「お寺が封鎖されているということはないですか?県外からの訪問者は疎外の目で見られていませんか?」

気候のいいシーズン、歩き遍路さんもチラホラ見かける。私は、このあたりで旅行者を非難する態度を見たことがないし、お寺が閉まっていると聞いたことがない。でも、確認のため、先週金曜、偵察に行った。

   

 新築の納経所は広くてきれい。GOTOトラベルもちゃんと参加している。歓迎しているではないか。

   

 住職のご兄弟経営の寺カフェ、梧桐庵。仮設テントで正月用品を売っている。頑張っておられる。

 冷え込んだ経済をなんとか回復させたいとみんな頑張っているんだね。GOTOトラベルに参加したいと、登録まではこぎつけたのに、先に進めない。

 送ってもらった地域共通クーポン、なんと2500枚。多すぎ!送り返すべきか、眺めてはため息。

 先日のお客様から聞いたこと、宿泊割引はできないけれど、クーポンはもらえるという宿がある、らしい。35パーセントの割引と15パーセントのクーポン券はセットでなくてもいいのか。観光庁に聞いてみよう。クーポン発行ならこちらの財布はいたまない。よくよく調べて納得のうえ実行しないと、取扱の商店に迷惑がかかる。

 

 


新四国曼荼羅霊場巡りは容易じゃない

2020-11-03 20:58:47 | 日記

 先週末、Airbnbのお客様が3人おいでた。学生さんだった。父母ヶ浜芸術祭のスタッフとして来たらしい。ライブでコラボするCGを先生が担当するので、その手伝いとか。帰りに、「Tシャツ2枚もらったからよかったらどうぞ」とくださった。私はこのイベントに何もかかわってないけれど、得意がって、ジムで着ようかな。時間があれば父母ヶ浜へ様子を見に行きたかったけれど、余裕はなかった。混んで、待つのはいやだった。

 お遍路さんのお客様もいらした。15回もまわっておいでで、今回は新四国曼荼羅霊場をお参りするそうだ。ネットで見ると、これは大変。四国の内陸部まで入っていかなければいけない。四国中央市の三島から法皇トンネルを抜け、富郷町の真観寺へも歩いていくそうだ。法皇トンネルは古いトンネルで、センターラインがない狭い道幅で、対向車が来ると所々設けられた待避所でかわす。私は山へ行くとき、よく通るけれど、このトンネルを歩いている人を見たことがない。どうかお気を付けて。

  

 この日の夕食。秋のごはんは栗ご飯。お遍路さんが少ないので、去年よりずっと作る頻度が少ない。いただいた栗は冷凍保存しているので、11月いっぱいは、お出しできる。 


最高の天気、佐々連尾山

2020-11-01 10:05:20 | 日記

 昨日土曜日の山行は、愛媛県高知県の境、佐々連尾山。柳瀬ダム中川から入る。15年も前、歩いたことのあるルートだ。奥の奥まで民家があり、しきびを山の斜面で栽培しているのが印象に残っている。ただし、最後の民家から登山口までは、かなりの悪路である。

 15年前、ここから山に入った人が迷ったという話を聞き、どんなところか見てこようと思ったのが発端である。その時、私も中川峠手前の平坦な場所で迷い、パニックになった。スマホなどない時代で、GPSも勿論もっていない。ウロウロした挙句、地図とコンパスで、解決。迷うときは、間違った思い込みをしている。確かこっちから来たはず、とか、あっちが目的地のはずとか。地図を取り出して、間違っている自分を確認して、「そんなバカな」とキツネに騙されたような気持ちになる。

 以前来た時より、道しるべがたくさん付いていて、友人2人とおしゃべりしながらリラックスして歩くと、あっという間に峠に着いた。昔から見守ってくれているお地蔵さんがいる。民家跡の礎もある。人々が行き来した大事な道だったんだね。

 佐々連尾山方面に少し歩くと、あすなろ峠。

  

 有名な「大ブナの駄馬」この頃は、ネットで調べてこれを見に来るらしい。小さな笹の絨毯に、ブナの大木、中木がつくる明るい森。確かに一見の価値がある。愛媛の山は岩山、徳島の山は優しいブナや、シラビソの森とイメージしているが、この森は徳島の山を思い出す。

 

 キノコの季節は終わりだ。やや乾燥したキノコがいっぱい。取ってみると、やはりツキヨタケ。

 この日遇った人、9人。お天気最高、皆さん楽しそう。特筆すべきは、ボランティアで草刈りをして下さる方がいて、この山はとても歩きやすくなっている。以前は、背丈ほど繁るササを漕がなければいけなかった。