日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

登岐山のヤブ

2023-04-23 08:13:32 | 日記

 先週日曜、四国山地トレイル難関の、黒岩、登岐山間の笹薮に終に挑む。

 富郷から、一般車両通行止めの林道を1時間歩く。そして、地理院の地図に載っている、昔の峠越えの道に入る。誰かが付けた赤テープを辿っていくが、あまり安全でない箇所もあり、忠実に従うのはよくない。

 

 まだ芽吹きが浅い灰色の森で、バイケイソウの鮮やかな緑が目を引く。

  

 平らな下川峠に着いた。高知側を見下ろすと、アケボノツツジらしい、やさしいピンクの花が見えた。ここは暖かいのだ。もう咲いている。

 先は登岐山、緑色の部分が笹漕ぎのポイント。

 

 笹は深く、道は隠れているが、なんとか進める。複数の人のレポートを見せてもらって、厳しいルートであると、予備知識を頭に入れてきたので、思いのほかスムースに行けたことが嬉しかった。ヤブ突破して、降り返った稜線の素晴らしいこと。なんという、達成感解放感。崖に立っている目線の下を、綺麗な鳥がスゥーイと横切っていった。黒と鮮やかな瑠璃色のカラーの、少し大きめの鳥だった。

 

 アケボノツツジとタムシバの、兵庫山への稜線歩きは最高だった。兵庫山から車までの下りは、道ははっきりしていて歩きよかったが、たらたらと長かった。8時間の周回だった。

 富郷ダムは、いつもこんな感じで干上がっている。四国中央市は水不足である。

 


部屋のリノベーション

2023-04-15 12:27:20 | 日記

 3月に、和室を一部屋、ベッドに改装した。大工仕事はとっくに終わっていたのに、テーブル、椅子、物干しなど、小物が準備できていなくて、まだ客室として使っていなかった。クロスを張ったときの臭いも気になって、おさまるまで待っていた。

 けれども、昨日来られたお客様が、ベッドがいいとおっしゃるので、終に客室デビューとなった。ごみ箱がない、ハンガーがない、などバタバタしたけれど、今朝部屋の具合を尋ねると、いいようだったので、これからはどんどん使っていこう。部屋の改装費のほか、ベッドや洗面台を購入したので、かなりの出費だった。今の観光客の増加を鑑みて、もう一部屋要るかなと、思い切ってリノベイトしたものの、あと10年あまりの稼働である。せいぜいこの部屋にお仕事してもらわなければ。

 

 


おばちゃんたちの花見

2023-04-08 09:42:36 | 日記

 

 

 本当に何十年ぶりかで、琴弾公園で花見をした。3日前のことである。雨が降ったから、多分散ってしまったろう。

 その日は曇り、時折風も吹いてきて、肌寒かった。満開の桜の下、私達おばさんは屋外用のテーブルとイスで、3時間半おしゃべりしていた。カフェではそうはいかない。ランチとデザートしても、2時間以上居座るとソワソワ、気になる。

 花見の人は次々と訪れ、明らかに外国人と思われる人が何人もいた。アジア系、欧米系、様々だ。お遍路さん観光客、どちらも外国人がとても目立つ。入国解禁で、どっとやってきた感じ。私のところでさえ、外国人の予約が増えている。会話力に、無力さ情けなさを痛感している。

 今は春、行楽シーズンだ。この波が夏まで続くだろうか。

    

 ものすごい土筆の群生を見つけた。私有地のように見えるので、少しだけ採った。でもほとんど開いている。

 私の家の空き地にも土筆が生えて、天婦羅に添えている。しかし、佃煮にするほどは採れない。スギナばかりが蔓延っている。どういうことなんだろう。土筆ばかりのところと、スギナばかりのところ。

  


谷川岳

2023-04-05 21:48:38 | 日記

 1週間以上前のこと、3月27日に谷川岳に登った。

 この冬、埼玉に住む妹が雪山にはまって、何回か登山教室にも参加していた。アイゼン、ピッケルも購入して、使い方の講習も受けている。

 四国の山では雪が少なくなっているので、関東北部の山に登ることにした。私は彼女の車を頼りにしている。彼女は運転が達者だ。どこへでも連れて行ってくれる。帰りの思いがけない事故渋滞も、高速を下りるという対応をして切り抜ける。都会での運転が全くできない私には、尊敬に値する。

 天気は曇りという予報だった。冬の悪天候は怖いので不安であるが、せっかくその気になっているので、行けるところまで行ってみようと思った。スキー場から天神尾根を登る。スキーシーズンの終わった平日、何もかもガラガラ、空いている。人が少ないのもまた不安になる。

 ゴンドラでスキー場まで上がる。登山の方5人がアイゼンを着けていた。初めての関東の山なので不安を感じていた。「谷川岳へ行くんですね?あとを付いていかせてもらっていいですか?」と端の女性に訊いたら、「ガイドにきいてください」という。で、ロープの装備を着けている男性に同じように訊くと、「いいですよ、でも面倒はみえませんよ」みたいなことを言われた。感じわるー。でも向こうにしてみれば、「お金払ってないんだろ、あつかましい」と思うよね。

 結局、彼らはもたもたして時間がかかり、私達は彼らの前を歩いて行った。歩きだすと、トレースがはっきりとついていて、心配は要らないとわかった。

 5人組はハーネス着けて、途中、ロープで繋いで歩いていた。彼らは頂上へは行かなかった。雪山トレーニングだったのだろうか。

稜線からスキー場を見る。ほとんど人がいない。もったいないなあ、独り占めで滑れるのに。

   

 頂上にかかる雲はずっと消えてくれなかった。途中の避難小屋。2メートル近く積もっている。

    

 いたるところ、大小の割れ目がある。肩の小屋手前の、地獄の急登では緊張した。表面が固く凍っているので、転んで滑り落ちたら、下の方まで一気に行ってしまう。

 帰り道、振り返るとガスが消えて雄大な姿が現れる。谷川岳はこのピークの向こうだ。

 この日登頂したのは、私たちを含めて6人。視界が悪い中、何度か、止めた方がいいかなと思ったが、二人組の男性に「あと少し」と励まされ、頑張れた。見ず知らずの人なのに、その一言に勇気と元気をもらえて頂上まで行けた。山ではみんな仲間なんだなと思う。

 上り途中の事、先を歩いていた若い女性が「ホワイトアウトで怖いから止めます」と下ってきたとき、「一緒に行こう」と一言いえば良かったと悔やんだ。あの女性も喜びを共有できたのに。でも、あの時、私達も登頂の自信がなかった。

 下山後、妹が素早く町営の温泉を探した。手際よい。

 次は、仕事がシーズンオフになる梅雨に来られるかなあ。関東にも行きたい山がいっぱいできた。味を占めた。


春爛漫

2023-04-01 10:09:24 | 日記

 今朝出発のお客様は台湾の方で、紫雲出山へ行かれた。午後からは、金毘羅さんへ行くと言っていた。この週末は、どこも凄い人出だろうなあ。さっき聞いていた「山カフェ」でも、桜と山の話だった。

 

 先月24日、財田の香川用水親水公園で、オカリナのグループで早めの花見をした。まだソメイヨシノはかたく、何やら濃いピンクのサクラが満足させてくれた。私は初めて野外に二胡を持ち出し、暗譜している曲をいくつか弾いた。こんな場所で弾くのもいいなあと思った。次は、元ママさんバレーのグループで花見をする。二胡を持って行こう。

   

 先月末は関東に居た。観音寺では花見にはまだ早い時期だったが、ここは桜が満開。先ず、埼玉の妹のところで二泊し、千葉の娘のところで一泊した。写真は千葉、ワンコは娘が飼っているスピッツ。耳がないのは、高く持ち上げられて緊張しているから。

 東京ではもう、葉桜だろうなあ。

 

 関東に出る前に、岡田さんから貰ったサギソウを植え替えしなくてはいけない。鉢をひっくり返して、「エッ?何処に球根がある?」よーく見ると、鹿沼壌と同じくらいの粒から、白い小さな茎が1センチくらい伸びている。「ああ、これだ」丁寧に探すと、頂いたとき確か10本あったサギソウが、20個近くの球根になっていた。やったー!倍だ。ちゃんと芽がでれば、であるが。うまく育てられればいいな。

  

 もうそろそろかな、と思って、いつもの蕨スポットへ行ってみた。まだ早かった。でも新しいスポットを発見。蕨と虎杖、つくしを採った。つくしは、一部三杯酢に漬け、あとは佃煮にした。これから次々にいつもの場所にわらびを採りに行く。忙しくなる。