日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

今年は出遅れた

2014-11-08 22:39:30 | インポート

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 母の家に植えてあるアケビが、きれいにパックリと開いた。ほんのり甘い、ゼリー状の果肉を味わった。可食の部分より種の方が多いんじゃないの? 外がわのところも天麩羅にして食べるそうだが、まだやったことはない。

 

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 3年ぶりにクサギの実を採りに行った。10月も終わりごろになって出かけたので、収穫は少なかった。実は大部分が落ちてしまっていた。

 今年は行動がワンテンポ遅いなあ。去年見つけたオオイチョウダケを今年もいただいて、佃煮をこしらえようと、楽しみにして山にはいったのに、なんと、もう時季は過ぎていて、胞子を落として腐りかけたキノコがあちこちにあった。

 クサギの実は、染め織りを趣味とする妹が、草木染の材料に使う。きれいな水色に染まる。クサギという名の通り、枝や葉っぱから変な臭いがする。山の麓などの日当たりのいい道端によく生えている。民家の傍にも見かけるが、どちらかというとやっかいものであるので、実をつけるころには伐採されている。狙っていたのに。背の高い木なので、高枝切りを車に積んでいく。見つけたらいつでも採れるように、常時搭載である。カメムシがこの木を好きみたいで、採りに行った日などは車の中を虫が這いまわっている。春は、山菜についてきた蟻や毛虫がうろうろしている。時に、クモが巣を張ったりする。きたない車である。

 お花見や紅葉狩りもしかり、絶好のタイミングというのはなかなか巡り会わない。今年、箸蔵寺へもみじ狩りに行きたいものだ。この間、緑青々とした相当数の楓の木を、しっかりと確認してきたのだ。

 


ブラジルから、4度目のお遍路さん

2014-10-27 22:57:31 | インポート

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ブラジル、サンパウロから4度目のお遍路にやってきた、野口やえこさんとご主人。いつもうちに泊ってくださる。ブラジルと日本は緯度経度ともに真反対、一番遠い国だ。

 「お遍路さんするの、たくさんお金かかるでしょう?」

と聞いたことがあった。

 「フフフ、車が買えるくらい」

とあかるく笑っていた。経済、時間、体力、すべてそろわないとお遍路はできない。

やえこさんは元教師、ご主人は元弁護士、二人とも年金をもらって暮らしているらしい。ブラジルの年金の支給額は随分といいのだろうか。ブラジルに遊びにいらっしゃいと何度か誘われたが、私の年金では・・・。

 お遍路さんが終わったら、白川郷と北海道を観光するのだそうだ。雪にならなければいいけど。

 

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 10月は栗ごはんをよくつくる。

 毎年福山から来てくださるNさんというお遍路さんのお蔭で、雲辺寺麓の民宿青空さんの近所にお住まいのSさんと数年前からご縁ができた。Sさんが先日たくさん栗を持ってきてくださって、何度も栗ごはんにしてお客様に食べていただいた。小粒ながら味のいい栗だった。冷凍にしていた最期の栗をやえこさんにお出しできて、とても喜んでいただけた。Sさんはとてもお遍路さんに親切なかたなので、お遍路さんのお口にはいることで、また、喜んでいただけたと思う。

 


病院へ行くのは半日仕事

2014-10-23 23:53:59 | インポート

 たまに顔にいぼができるので、2,3年に一度近くの総合病院へいく。町の開業医でもいいのだが、皮膚科はどこも混んでいるので、待たされる時間に大差はないだろう。液体窒素で取る治療は一日で終わるので、いちばん簡単だ。いつもすいている近所の皮膚科へ行 ったことがあるが、レーザーだったか何か忘れたが、何度か通院しなくてはいけなかったので、もうこりごりと思った。

 総合病院で診てもらうのは覚悟が要る。読み物をもって、昼食も病院内でとるつもりで出かける。

 受付を済ませて、1時間くらい居眠りなどしながら待っていたら、3メートル隣の、上品な感じの初老の奥様が、看護師に、穏やかながらもきつい口調で

 「何時間待たせるの?もう1時間半待ってるのよ。こんなに待つのわかっていたら帰っていたのに! 今か今かと診察を待っていたのよ。待ち時間を言ってくれればよかったのに。」

看護師は

 「ごめんなさいね、ごめんなさいね」

とひたすら謝るしかない。 隣に座っていた別の中年女性の患者さんが見かねて間にはいる。

 「大きな病院はこんなものですよ。みんな何時間も待つのは覚悟で来ているのですよ」

とやさしく奥様をなだめているが、奥様はそれが癇に障ったか、

 「あなた関係ないでしょ!余計なこといわなくていいのッ!」

暫く押し問答が続いて、漸く収まりがついたか、待合はもとの静けさにもどった。看護師さんをチラッとみると涙ぐんでいた、気の毒に。看護師のせいではないのに。真面目でやさしい人なんだね。

 あの奥様は、初めて総合病院で受診するみたいだった。大抵の人は半日つぶれる覚悟で来る。だから普段は町の開業医ですませる。必要に迫られない限り、大きな病院には来ない。

 この日、私は2時間あまり待って、診察、処置は10分くらいで終了した。早く終わったほうだ。あの奥様のように、いらいらして動物園のトラのように歩き回ったこともあった。今は慣れっこになった。

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私がつくったサツマイモ、こんなに曲がるのは、やはり耕し方が足りなかったか。

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今年アケビが2個生った。甘いけれど、ほとんど種。

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毎日、実家の柿とイチジクの様子を見に行く。イチジクは、熟れるとすぐ蟻が嗅ぎ付けてやってくる。柿は、色づきはじめるとすぐ鳥がつつく。この競争には勝てそうにない。手の届くところにネットをかぶせてみるも、やはりネットの外から食べられた。ネコの手も借りようと、2匹の飼い猫を外に出してやり、鳥が来たら追い払って柿の番をするように命令しておいたが効果なし。


秋深まる

2014-10-15 21:52:51 | インポート

 日が短くなって、夕方6時にはもうすっかり暗くなっている。ついこの間まで、夜の八時を過ぎても、路地を行き交う人の声が賑やかに聞こえていたのに。

 夜が長いのは、静かな自由時間がたくさんできるということで、いいことでもある。ただ、心配事や不安を抱えている人にとっては、秋の夕暮は寂しく物悲しいものである。眠れぬ長い夜に恐怖さえ覚え、永久に太陽が沈まないことを願う。太陽を神として崇める人々の気持ちがわかるような気がする。

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台風が過ぎ去って急に涼しくなり、ネコだんごができた。うちの近所の野良猫たち。

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こっちのだんごは、とあるカフェのネコたち

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車の上で昼寝をしているんだけど、ずり落ちてボディに爪をたてた。大丈夫かなぁ。


ネコ、要りませんか?

2014-10-13 22:26:35 | インポート

 

 近所で子猫が4匹、どこからか母猫に連れられてやってきて、住み着いている。勿論野良ちゃんではあるが、Sさんという方が、外にキャットフードを置いて養っている。野良ネコにエサを与えるといけないのはわかっているけれど、可哀そうで見捨てるわけにはいかないのだ。捕まえることができた雌には、避妊手術をもしてくれている。私もかつて、ノラにエサを与えていたことがある。避妊手術に連れて行ったこともある。今は、ご近所の手前、エサをおくことはできないが、陰ながら、Sさんに感謝している。野良の雄は、おとなになると、どこか放浪の旅に行ってしまう。強いおっさんネコ、ボスが若い雄ネコを追い払うのだと思う。なので、雄はいなくなるし、雌も引っ越ししたりして、数はそう増えない。

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 これが、この秋生まれたあきこさん。シャムネコがかかったような容姿です。今が旬、かわいい盛りの子猫、誰かもらってくれませんか? 今ならまだ捕まえることができそうなので、きれいにして養子に出します。

 

 こんなにかわいいのに、野良猫として生きていくうちに、病気になったり怪我をしたり、薄汚れてきたなくなったり、野良の将来を思うと可哀そうになる。家で飼われているネコは15年も生きるというのに、この子達の寿命はいかばかりだろうか。