日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

巡視路は最高の登山道

2015-05-20 00:43:05 | 日記

 川崎市の簡易宿泊所で火事があり、気の毒に5人なくなった。建物が違法建築であったらしい。急遽、他の宿泊所についても、消防は立ち入り検査をしたという。うちについても、また厳しく指導されるのではないかと、ヒヤヒヤものである。同業者の事故については、とばっちりをうけるのではないかと気になるところである。去年、新築と同時に、旧の建物の二階部分の廊下を耐火ボードに、各部屋の引き戸をドアに替えた。いくつか指摘されたうちのこれだけを改善し、あとは徐々に直していくということで了承してもらっている。すべて改善する工事を見積ってもらったら、600万円以上の費用がかかった。うちとしては、とても受け入れられる金額でない。防火、耐震においても、古い建物は新しい決まりをクリアするのに大変である。

 

 麦秋と田植えを待つ水田。子供の頃、麦畑の記憶があるが、一時期麦は作られてなかったように思う。最近、春には金色の景色が甘広がる。麦はほとんどオーストラリアからの輸入のはずだが、うどん県としては、国産の小麦をつくる機運がたかまったのだろうか。畑を見ると、同じ種類の麦ではない。2,3種類あるようだ。何をつくっているのか、農家さんに聞いてみたいものだ。

    

 先日、赤星山、西側の送電線に沿って山歩きをした。去年、尾根筋で巡視路から登ってきたという淡路島の人に出会って、私もいつかやってみようと狙っていたコースだ。わざわざ遠くから、このようなマイナーな道を歩きに来るとは、相当マニアックな登山をする人だ。

 この鉄塔巡視路は素晴らしい登山道だった。沢にはとても立派な橋が架かっている。途中、山シャクの小群生が3箇所、尾根付近に大群落があった。国見山に匹敵するほどの群落である。三番目の写真である。足元の歩き易さからいうと、こちらのほうがずっと観察しやすい。山シャクはだいたいにおいて、岩がゴロゴロする急な斜面に生えている。国見山の大群落は、斜面が急で危なくて歩き回れない。

 結構目立つ黄色い花、山吹草。山中に一輪だけ咲き残っていた。この花、数年前、尾根でもみたことがあった。山シャクの群生のなかにいっしょに紛れ込んで咲いていた。けれど、尾根はやはり林道がつくられ、かつて見たヤマシャクも山吹草も消えてしまった。道ができると自然は壊れる。

 この道には、大きく上に伸びたタラの林もある。登山道はちゃんと整備されていて、植林はもちろんあるが、自然林のなかも歩くので、気持ちのいい登山ができる。以前からの願望がかない、久しぶりに満たされた山歩きとなった。来年は花の咲く時期に、是非とも来たい。 


山が変わっていく

2015-05-17 22:41:58 | 日記

 連休も終盤になると少し余裕ができる。5月の初めごろは、徳島の国見山に花を見に行く。車を林道に停めて、いつものコースで山に入ろうとすると、どうも様子が変。道がなくなった。ヤブ漕ぎする時間はないので引き返す。毎年伸びている林道をテクテク歩いてみる。すると林道は登山道まで突き当たってしまった。花を見る為にはラクでありがたいが、こんなに開けてしまっていいのだろうか。ぞくぞくと人が入ってくるのではないだろうか。いったい林道は何処まで伸びていくのだろうか。刻々と変化する山に不安を覚える。

 カタクリの自生地に去年はこのような柵はなかった。

 ヤマシャク群生地の傍のカッコウソウ、今年も可憐に咲いている。なかなか見つけられなかったのは、目印のトリカブトの群生が消えてしまったからからである。

 何者かに葉っぱを食べられている。この毒草をたべる輩がいるのだ。調べてみると、シカはこれを食べるらしい。日本全国でシカが増えて困っているが、ヤマシャクやカッコウソウ、クマガイソウがシカの食料にならないことを祈る。

 オトシブミ、持ち帰って、虫かごに入れてしばらく様子をみていたけれど、何も生まれなかった。

 車にいつも積んである高枝切りで、道路際のタラの木の葉をとりながら帰った。大きく背の高い木は、葉っぱもやはり太くて軟かそうである。いくつか失敗して谷に落とし込んだ。

 

 


ボランティアに支えられて、銭形はきれいなのです

2015-05-11 08:22:31 | 日記

 毎年、春と秋の2回、観音寺の観光名所、銭形砂絵の砂ざらえが、ボランティアによって行われる。春は4月29日と決まっている。この日については、琴弾公園内で抹茶と和菓子が無料でいただける。そのボランティアを、私たち茶道を勉強している者が出てきてやっている。砂ざらえの作業は、広く呼び掛けているけれど、主に天理教の方たちがしている。お茶は、ボランティアの労苦をねぎらう為のものであるが、お散歩中の方もいただける。

お茶をいただきながら満開の躑躅を観賞できた。お天気良し、お花良し、小鳥の囀り良し、至福の時である。

昼過ぎ、作業もほぼ終わりというので、展望台まで山道を登って行く。白雪草の小さな群落があることを初めて知った。

藤の花も満開、爽やかな五月晴れ

 遠くに見える島は伊吹島である。近年、ここで水揚げされるイリコが有名になり、全国的に知られるようになった。軽くて日持ちするし、実用的なので、お土産に最適。2年前、瀬戸内芸術祭の会場にもなったので、若い人はこの島の名を知っている。連休にいらっしゃったお遍路さんが、伊吹に興味がありそうだったけれど、私は

 「今は何もありませんよ、喫茶店も食堂も。休憩するところもありません」

と答えてしまった。芸術祭が終わった直後に島へ見学にいってみたら、半日で島を一周して船着き場に戻ってきたけれど、船を待つ時間を持て余して、身の置き所がなかった。このことは以前の日記に書いている。

 この方にとっては、何もなくていいのかもしれない。ないのがいいのかもしれない。確かに、島の裏のほうに昔の墓があって、初めてみるものなので興味深かったのを覚えている。

 

 人が入って作業をしているところを撮りたかったが、残念、もう終わっていた。下の方に僅かに人の姿がある。普段は入れない処である。海辺にいる人たちはマテガイとりである。面白いほどとれるらしい。

 春はお茶のお接待の仕事があるけれど、秋は中にはいってボランティアをできる。一度機会があればやってみよう。


ゴールデンウィーク

2015-05-03 17:22:19 | 日記

 4月は同居する孫息子の誕生日月である。今年の蝋燭は8本だ。1本倒れかかっている。幸運というか、不幸にもというか、そのお母さん、つまり娘の誕生日と同じ日だ。バースディケーキのメッセージプレートに二人の名前を書いてもらえばよかった。うっかりしていた。かくして、娘の誕生日は忘れ去られる。

 孫は、オーダーメイドのキャラクターケーキはどうやら卒業したようだ。彼はイチゴのケーキが大好きなので、オーソドックスなデコレーションケーキを注文した。生クリームがたっぷり挟んであって、スポンジ生地もおいしく、お薦めできるお店である。いろいろ趣向をこらした、個性あるケーキを食べてきたが、やはりイチゴショートに帰り着く。薫り高い生クリーム、柔らかいスポンジ、甘酸っぱいイチゴ、「シンプル、イズ、ベスト」である。

 この前は、毎日雨でぼやいていたが、この頃はあまりの晴天続きで、一雨欲しいと思っていたところ、今日は待望の雨だ。昨日から高校生のサッカー選手達が泊まっている。昨日は日焼けして真っ赤な顔をしていたが、今日は曇りのち雨、ちょうどよかった。彼らは、夕食はグランドホテルで食べてくれる。うちでは朝食だけ用意すればよい。新築したとき、大きな団体は受け付けないつもりで、食堂もキッチンも以前のより大分小さくつくった。この団体、はじめは15人くらいといっていたけれど、最終的には21人になった。収容人数、15人程度と考えているので、6人の追加は厳しい。ぎゅうぎゅう詰めに布団を並べ、食堂に折り畳み椅子を用意して、なんとかがまんしてもらった。しかしながら、狭いキッチンで21人の食事を作るのはなかなか大変である。このような大勢の食事は、1年前に新築して初めてのことだった。朝食だからできたのであって、夕食は不可能だと思った。

 毎年のことながら、ゴールデンウィークの5月3日は、うちでさえ何人もお断りする。予約せずに遊びに来る人、本当に多い。最悪、車の中で寝るのかな。サウナとか、健康ランドで雑魚寝して夜を明かす、という歩きの御遍路さんもいた。期間中、各地でイベントも開かれている。興味はあるけれど、人が多いところへは行きたくない。交通渋滞もごめんだ。日本中で人が動いているということは、休み返上で働いている人もたくさんいるということだ。体調に気を付けて乗り切りましょうね。

 因みに、うちの孫たちは、長崎に2泊3日の旅行、そのあと大阪、ずっとお留守である。