日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

大晦日

2010-12-31 23:53:10 | インポート

 この時期になると、世の中の人みんなが、穏やかに新年を迎えられますようにと祈りたくなるけれど、必ずや不幸な出来事が起こる。今日も、踏み切りの事故と、大山スキー場の雪崩による事故が報道されていた。私も先々週、その地域にいたのだった。

 今年、私の身近でたくさんの死があった。友人2人、ネコ2匹、犬1匹・・・。友達のような、年のあまり変わらない人の死に直面すると、自分の死もそう遠いことでもない気がして、しばらく落ち込んでいた。

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 幼いネコを交通事故で死なせたことは、ものすごい罪悪感を感じて、胸が痛む。10月にやってきたネコのウェイは二の舞をさせじと、外に出ないよう見張っている。

 

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 観音寺市の郊外に新しく建設された火葬場。

 ネコたちは母の家の隅に埋めてやったけれど、母が飼っていた犬ぺぺは、この火葬場で処理してもらった。死んだのが9月半ばだったので、猛烈に暑くて、犬が入るだけの穴はとても掘れないと思った。

 この火葬場、山の麓の、自然豊かな静かな場所にある。天国に上っていくひとや動物たちを、心穏やかに見送れる、きれいな空気が流れている。職員はペットといえども、恐縮するほど、本当に丁寧に扱ってくれた。裏口からはいるよう指示され、そちらにいくと、職員が出迎えてくれ、小さな仏壇に線香をあげ、いったん帰る。費用は一律一万円だ。

 明日は雲辺寺に初参りだ。今日も昼間雪がちらちらしてたから、かなり積もっているだろう。いままででいちばん雪深い初詣になるかもしれない。すばらしい景色を期待しよう。強風でないことを祈って。


年末年始は大荒れの予想

2010-12-29 11:51:01 | インポート

年末年始は大荒れらしい。雲辺寺初詣は、雪山登山になるかも。

 今年一番の寒さである。平野でも雪がちらちらしている。こんな寒い日には、外で暮らすネコが気にかかる。寒かろう、ひもじかろう・・・。ところが、野良たち、うちのウェイより皮下脂肪を蓄えてコロコロ太っている。毛皮といったら、短いけれども、びっしり生えそろっていて、とてもすばらしい防寒着だ。

 こんな日には外の片付けは無理。ストーブを抱え込んで、一日中年賀状の宛名書きだ。

 NHKで、今年大人気の美人書道家、紫舟さんが取材されていた。書道にはあまり興味が湧かなかった私も、紙に黒一色で引かれた一条の線から、見る人の個性で書き手の意思を想像し感じ取る、時にはそんな書の鑑賞も面白いなと思った。書も絵画も音楽も、表現の手段は違うけれど、人に何か伝えようとし、受け取った人が心を動かされ、幸せな気持ちになれる、そういったことでは同じ芸術といえる。未熟な私がいうのは甚だ僭越で恥ずかしいが、私が二胡を弾くときも、聞き手が感動してくれたり、いい気持ちになってくれたら最高とおもっている。ただ、それは、しっかりした基礎の上にしかない。まず基礎があって、強弱とか間のとりかたで、聞き手の心にはいっていける、と思う。どの分野においても、こつこつと基礎練習することだ。

 書道は、小学校のとき、習字の時間で習っただけだ。筆ペンを持って、紫舟さんよろしく、ハガキにスラスラっと書いてみるものの、全体を眺めると、非常にバランスが悪い。軸がぶれている。字の大きさ、太さもバラバラ。究極のところ基礎なのだ。毎年この時期になると、書道を習ってみたいなあと思う。

 たまに、実に個性的で、味のある文字で書かれた年賀状をいただくときがある。整ったきれいな文字ではない。けれども、全体的にみてバランスよく、書き手の人柄がわかるような、いい文字である。これも才能だなあと思う。まねできない。

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もう先週のことだが、大山に登った。毎年恒例の雪山トレーニングだ。土曜日昼過ぎ出発、4時駐車場着。すでに高松労山がテントを張っていた。傍にうちのテントを2張設営、後発隊は午後11時到着予定。パーティは総勢9人である。

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夜は静かに更けてゆく。夕食はキムチ鍋である。朝食はレンジごはんをいれて雑炊をする。

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午前7時登山開始。次第におひさんが出てきた。高松のグループはとっくに出発していた。「善通寺山の会」も来ていて、土曜日は頂上小屋で泊まっている。

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だいぶ、高度をあげた。対面の尾根すじ

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麓のスキー場や海がきれいに見える。こんな天気のいい日に大山に登れることはめったにない。

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小屋まであとすこし

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頂上から小屋を見下ろす

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頂上で眺めた景色。この尾根、夏は立ち入り禁止。冬のいつか、この尾根を歩いてみたいなあ。

あの日、雪は適度に積もっていて最高だったけれど、今どんなだろう。大雪だろうなあ。


忙しい、ような気がする12月

2010-12-21 22:09:03 | インポート

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11月末、剣山のリフトも最後の営業という日、友人からもらった無料のリフト券を無駄にしないため、わざわざ四国第二の高峰剣山へいく。天気抜群、リフトを降りて頂上にむけて歩く。小屋で何か飲み物を、と思ったのに、既に冬季休業、残念。次郎ギュウか一の森か、槍戸山へ行きたかったので一の森の方向に歩く。

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登山道の脇の薄く弱いラインは、鹿が食べた跡かな。

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幹にネットが巻かれたり、柵で囲われたり、鹿の食害から守られている。が、ほんの一部にすぎない。何を基準に、保護される木が選択されるのだろう。とにかく、四国でも鹿が木を食い荒らして困っている。

12月に、友人がこの山域で熊と遭遇したらしい。ツキノワグマは、十数頭棲息していることが確認されている。彼女、単独登山をしていたので、そのときの恐怖ははかりしれない。でも私は、「ラッキーだったね、熊に逢えたなんて!」と言ってあげた。

 いつもながら、12月も後半になると、気持ちだけ焦って来る。大掃除はどうでもいい。1月でもいいと思っている。12月に、どうしてもやらないといけないことがいくつかある。今日、やっと、年賀状の原稿を印刷やに持っていった。これができあがると、住所書きが大仕事なのだ。ついこのあいだ、やっと、台湾旅行でお世話になった方々にお礼の「うどん」を送った。7月のお礼が、12月にお歳暮にかわった。そもそもは、すぐに送りたかったのだ。ま、うどんが傷まなくていいか。

 台湾でNHKのドラマ「竜馬伝」が放送されるらしい。次いで韓国と中国でも・・・。このドラマ、あまりテレビをみない私でも、毎週欠かさず、たのしみにして見たのである。俳優さんたちがよかったし、映像が映画みたいにリアルだったし、音楽も好きだった。岩崎弥太郎が何かしでかすとき、ラッパのような奇妙な音楽が流れる。竜馬が緊迫したとき、バイオリンが少しずつ盛り上げて緊張感をたかめる。お竜が竜馬を想うとき、切なく女性のスキャットがながれる。しかし・・・、幕末の歴史って、日本人でもややこしくて理解が難しいと思う。尊皇、勤皇党、攘夷派?誰と誰が見方で、誰が敵なのかわからなくなる。外国人があのドラマを見て理解できるんだろうか。「おしん」とはちょっと違うぜよ。


雲辺寺山、初冠雪

2010-12-18 00:38:20 | インポート

 雲辺寺山が初冠雪だ。今週末の大山登山、天気といい積雪といい、申し分ないのではなかろうか。

 トレーニング不足が心配されるので、ちょっと雲辺寺まで登ってみることにした。お遍路さんには一人も会わなかった。雪上の状態からして、お天気もいいのに誰も歩いてなかった。

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いつもこの時期に実るイチゴ。ほんのり甘い。

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団体のお参り客をひとグループ見ただけで、あとは閑散としている。一番お遍路さんの少ない時期である。納経所で、尋ねてみたいことがあって話しかけると、そっけない返事が返ってくる。聞きしに勝る接待ぶりである。お寺の対応の悪さは、あちこちから聞こえてくる。人としての道を説くお寺がこんなでいいんだろうか。

P1030550 またもや、なにやら建築中。雲辺寺の境内もだんだん賑やかになる。羅漢さんだって10年くらい前はなかった。お金あるんですねえ。P1030553


クライマー

2010-12-13 23:30:50 | インポート

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P1030478 11月、小春日和の一日、富郷の戻ヶ嶽でクライマーがあそんでいた。順番がくるまで待っているのも寒そうだった。登りきったときの満足感、最高だろうなあ。以前はクライミングジムで練習したり、アウトドアーでもおしえてもらったけれど、最近はとんとあらゆるトレーニングをしていない。最近、良きパートナーになれるんじゃないかなと思われる人が現れた。彼女も、ひとりであちこちでかけるアクティブウーマンである。二人でやれば、また、行動範囲が広がりそう。